便秘薬って、種類が多すぎてどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。とくに「ウィズワン」はパッケージが似ているものが多く、薬局で手に取っても「どれが自分に合うの?」と悩む人も多いはず。そこで今回は、ウィズワンシリーズの違いや成分、便秘のタイプ別にどれを選ぶといいのかを、わかりやすくまとめました。
自分の体質や便秘の原因に合ったタイプを選べば、より自然でスッキリとしたお通じに近づけます。
便秘にもタイプがある?まずは自分の状態を知ろう
「便が出にくい」という状態は同じでも、その原因は人によって違います。ウィズワン公式サイトでは、便秘を大きく3タイプに分けています。
- 弛緩性便秘:大腸の動きが鈍く、便が腸内に長くとどまって硬くなってしまうタイプ。食事量が少ない人や、運動不足の人に多く見られます。
- 直腸性便秘:便意を我慢する習慣などで、直腸が鈍くなり排便のタイミングを逃すタイプ。デスクワークや忙しい朝にトイレを我慢しがちな人に多い傾向です。
- けいれん性便秘:ストレスなどで大腸が過剰に動き、便がコロコロになってしまうタイプ。お腹の張りや痛みを伴うことがあります。
自分の便秘がどのタイプかを見極めることで、どのウィズワンを選ぶべきかが見えてきます。
ウィズワンシリーズの特徴
ウィズワンはゼリア新薬工業が販売する植物性便秘薬シリーズで、「やさしく、自然に近いお通じ」をコンセプトにしています。
特徴は大きく2つ。
- 食物繊維成分(プランタゴ・オバタ種皮末)
水を吸って膨らむことで便のかさを増し、自然な排便をサポートします。 - 生薬成分(センノシド・カスカラサグラダなど)
大腸を刺激して、たまった便を押し出すはたらきを助けます。
どちらも植物由来なので比較的穏やかで、刺激の強い下剤が苦手な人や、初めて便秘薬を使う人にも使いやすいのがポイントです。
シリーズ別にみる「ウィズワンはどれがいい?」
ウィズワンにはいくつかの種類があり、それぞれ目的や成分に特徴があります。ここでは代表的な4タイプを紹介します。
新ウィズワン(チョコレート風味)
ウィズワンの基本タイプ。初めて便秘薬を使う人に向けた、穏やかな効き目が特徴です。
プランタゴ・オバタ種皮末と生薬センノシドの組み合わせで、便のかさを増やしながら大腸の動きをサポート。
肌あれや吹き出物、腹部膨満など、便秘に伴う不調にも対応しています。
・はじめて便秘薬を試す人
・便が硬くて出にくい人
・自然なお通じを求める人
そんな人にぴったりです。
新ウィズワンα(ピーチ風味)
「便秘+肌あれ」が気になる人にはこのタイプ。
基本成分に加えて、サンキライエキスという生薬が配合されています。これは体の老廃物排出を助け、肌トラブルを内側からサポートする成分。
便秘と肌荒れの両方に悩む人に選ばれています。
・便秘になるとニキビや吹き出物が出やすい
・肌のごわつき、くすみが気になる
・食生活が不規則になりがち
そんな人は、αタイプを試す価値ありです。
ウィズワンエル(ヨーグルト風味)
「おなかの張り」「ガス」「腸内環境の乱れ」が気になる人に向けたタイプ。
このウィズワンエルには、有胞子性乳酸菌が配合されています。これは熱や胃酸に強く、生きたまま腸まで届く乳酸菌。
腸内の善玉菌を増やして、便秘の原因となる悪玉菌の繁殖を抑え、スッキリをサポートします。
・おなかが張って苦しい
・ガスが溜まりやすい
・便秘を繰り返してしまう
そんなタイプにおすすめです。ヨーグルト風味で飲みやすいのも嬉しいポイント。
ウィズワン坐剤
「すぐに出したい」「顆粒タイプが飲みにくい」という人には、坐剤タイプのウィズワン坐剤があります。
炭酸ガスの泡が刺激となって排便を促すしくみで、比較的即効性が期待できます。
顆粒が苦手な人、高齢者、妊娠中・授乳中の方など、飲み薬を避けたい場合にも選ばれています。
便秘タイプ別おすすめの選び方
では、実際に自分のタイプに合ったウィズワンを選ぶとしたら、どれがいいのでしょうか?
症状ごとに見てみましょう。
- お腹が張る・ガスが気になるタイプ
→ ウィズワンエル(乳酸菌入りで腸内環境ケア) - 肌あれ・吹き出物が出やすいタイプ
→ 新ウィズワンα(サンキライエキス配合) - 軽い便秘・初めて便秘薬を使うタイプ
→ 新ウィズワン(刺激控えめで自然なお通じ) - 急ぎで出したい・飲み薬が苦手なタイプ
→ ウィズワン坐剤(炭酸ガスによる刺激で排便促進)
服用時のポイントと注意点
ウィズワンの顆粒タイプは、食後にコップ1杯の水またはぬるま湯で服用するのが基本。かまずに飲みましょう。
最初は少量から始め、体調やお通じの様子を見ながら調整します。
薬に頼りすぎると腸が刺激に慣れてしまうことがあるため、毎日使うよりも必要なときに使う意識を持つことが大切です。
また、妊娠中・授乳中・持病がある場合、または他の薬を使用している場合は、必ず薬剤師や医師に相談しましょう。
長期間便秘が続く、腹痛が強い、血便が出るといった場合は、早めに医療機関を受診するのがおすすめです。
生活習慣の見直しも忘れずに
便秘薬はあくまで「サポート役」。根本的な改善には、日常の習慣も欠かせません。
ウィズワンを上手に使うと同時に、次のような生活改善も意識してみましょう。
- 水分をしっかりとる(1日1.5〜2リットル目安)
- 野菜や海藻、発酵食品など、食物繊維を意識してとる
- 適度な運動を取り入れる(ウォーキングやストレッチなど)
- 朝食後にトイレに行く習慣をつける
- ストレスを溜めない・睡眠をしっかりとる
こうした習慣とウィズワンを組み合わせることで、便秘改善の効果がより安定していきます。
ウィズワンシリーズが選ばれる理由
薬局で多くの便秘薬が並ぶ中、ウィズワンシリーズが根強い人気を持つ理由は、やはりやさしさと信頼性にあります。
植物由来の成分を中心にしているため、刺激が強すぎず、使い続けやすい。
さらに、乳酸菌配合タイプや肌ケア成分入りなど、症状別に選べるラインナップが充実しているのも魅力です。
パッケージごとに味も工夫されており、「チョコレート」「ピーチ」「ヨーグルト」など飲みやすさにも配慮されています。
まとめ|ウィズワンはどれがいい?便秘のタイプ別に選ぶおすすめシリーズを紹介
「ウィズワンはどれがいい?」という疑問の答えは、あなたの便秘のタイプと症状によって変わります。
はじめてなら刺激が穏やかな「新ウィズワン」。
肌あれが気になるなら「新ウィズワンα」。
おなかの張りや腸内環境の乱れを感じるなら「ウィズワンエル」。
急ぎで何とかしたいなら「ウィズワン坐剤」。
どのタイプも“やさしく自然に”をコンセプトに作られており、生活習慣の見直しとあわせて使えば、より快適な毎日につながります。
便秘に悩むときは、自分の体と向き合いながら、無理のない方法でスッキリを目指しましょう。
