赤ちゃんの頭の形を整えたい、向きぐせが気になる、快適に眠れる枕を選びたい──そんな悩みを持つパパママの間で人気なのが「エスメラルダ（ESMERALDA）」の枕シリーズです。
一見どれも似ているように見えますが、実はモデルごとに高さ・素材・調整方法が異なります。この記事では、それぞれの特徴を比較しながら「どのエスメラルダ枕が自分の子に合うのか」をわかりやすく紹介していきます。
エスメラルダの枕ってどんなブランド？
エスメラルダは、赤ちゃんの頭の形を守りながら快適な眠りをサポートする日本の枕ブランド。
「絶壁防止」「向きぐせ対策」「通気性」「清潔さ」といった、赤ちゃんの睡眠環境に大切な要素を丁寧に作り込んでいるのが特徴です。
代表的なシリーズには以下の3種類があります。
どれも「高さを調整できる」という点が共通していますが、その仕組みや素材、対象月齢が異なります。順番に見ていきましょう。
エスメラルダ インサート式ドーナツまくら：成長に合わせて高さを微調整できる定番モデル
エスメラルダのなかでも最もベーシックなのが「エスメラルダ インサート式ドーナツまくら」。
中央がくぼんだドーナツ型で、赤ちゃんの頭をやさしく支えながら向きぐせや絶壁を防ぐ構造になっています。
高さは「インサート（中に入れるパッド）」を抜き差しすることで調整可能。首がすわる前の低めの設定から、成長して少し高さが必要になった時期まで、無理なく調整できます。
サイズの目安は横28cm・縦24cm・高さ6cm前後。カバーは綿100％で肌あたりもやさしく、日本製という安心感も人気の理由です。
価格は3,000円台と比較的手に取りやすく、「初めてベビー枕を使う」という家庭にも向いています。
細かく高さを変えたい人、価格を抑えつつも使いやすさを重視したい人におすすめです。
エスメラルダ 呼吸する赤ちゃんの枕 スライド式：通気性と調整力を両立した高機能タイプ
「エスメラルダ 呼吸する赤ちゃんの枕 スライド式」は、エスメラルダの中でも最も機能性が高いモデル。
名前のとおり、枕の内部にスライド機構があり、ひもを動かすだけで高さを簡単に変えられる設計です。
中材にはエラストマーパイプを採用。従来の綿素材よりも通気性が高く、ヘタりにくいのが特徴です。
赤ちゃんは寝汗をかきやすいため、通気性が良いだけでなく、丸洗いできるのも大きなメリット。本体もカバーも洗えて、いつでも清潔に保てます。
高さはおおよそ5cm〜10cm前後まで可変。首すわり前から1歳過ぎまで長く使えるため、買い替えの手間が少ないのも魅力です。
価格は4,000円前後とやや高めですが、通気性・調整のしやすさ・清潔さを重視したい家庭には最もおすすめのモデルといえます。
エスメラルダ パーソナルムーブまくら：シンプル構造で扱いやすい軽量モデル
「エスメラルダ パーソナルムーブまくら」は、インサートやひもによる調整がなく、枕全体を軽く振ることで自然に高さを整えるタイプ。
シンプル構造なので、部品を誤って口に入れる心配もなく、取り扱いも簡単です。
高さはおおむね6cm前後で、首すわり前後から1歳半ごろまでが目安。
通気性に優れた柔らかめの素材で、ふわっとした寝心地が特徴です。価格も3,000円以下とリーズナブルで、サブ枕や旅行用にも使いやすいとの声もあります。
「複雑な仕組みは苦手」「とにかく簡単に使いたい」という家庭には、このモデルがぴったりです。
エスメラルダの枕を選ぶときに見るべきポイント
では、どの枕が自分に合うのか判断するには何を基準にすれば良いのでしょうか。
以下の3つを意識して選ぶと失敗しにくいです。
1. 高さ調整のしやすさ
赤ちゃんの成長スピードは早く、首がすわる・寝返りを打つ・ずりばいを始めるなどで体勢が変化します。
そのため、「高さを微調整できるかどうか」は重要なポイントです。
長期間使う予定なら、スライド式やインサート式のように調整幅が広いタイプがおすすめです。
2. 素材と通気性
エスメラルダの枕はどのモデルも柔らかいですが、素材によって通気性や耐久性が変わります。
特に汗をかきやすい時期は、エラストマーパイプを使ったスライド式が快適。
一方で、ふんわり感を重視するなら綿素材のインサート式やパーソナルムーブが向いています。
3. 洗いやすさと衛生面
赤ちゃんの寝具は清潔が第一。吐き戻しや汗で汚れても、すぐ洗えるかどうかが大切です。
スライド式は本体もカバーも丸洗い可能で、乾きも早いと好評。
インサート式もカバーを外して洗えるため、衛生的に使えます。
どのエスメラルダ枕が向いている？タイプ別おすすめ
ここまでの内容をもとに、使う人のタイプ別におすすめをまとめると次のようになります。
- 新生児〜首すわり前の低め枕が欲しい人
→ スライド式がおすすめ。低めに設定しやすく、呼吸もしやすい設計。 - 首すわり後から1歳くらいまで長く使いたい人
→ インサート式が最適。成長に合わせて中身を抜き差ししながら微調整可能。 - お手入れをラクにしたい・パーツ管理を減らしたい人
→ パーソナルムーブまくらが便利。シンプル構造で扱いやすく、価格も控えめ。
どのモデルも「日本製」「柔らか素材」「通気性」にこだわっており、赤ちゃんの肌にやさしいつくりです。
あとは家庭の使い方や好みの手触り、予算に合わせて選べば失敗しません。
注意しておきたいポイント
購入前に、次の点は必ずチェックしておきましょう。
- 対象月齢：新生児向け・首すわり後向けなど、時期によって使える高さが異なります。
- 高さの設定：首が前に倒れるような角度はNG。自然にまっすぐ寝られる高さを選びましょう。
- 洗濯のしやすさ：カバーだけでなく本体も洗えるかどうか確認を。
- 素材の硬さ：やわらかすぎると沈み込みが大きく、しっかり支えられないことがあります。
- 安全性：小さな部品が外れない構造か、誤飲の心配がないかも確認を。
どんなに評判が良くても、赤ちゃんの体格や寝姿勢によって最適な高さは異なります。実際に寝かせてみて、首や頭の角度を見ながら調整するのがベストです。
エスメラルダ インサート式ドーナツまくらはどれがいい？まとめと選び方のコツ
エスメラルダの枕は、どのモデルも「赤ちゃんの頭をやさしく支える」という目的は同じ。
違いは高さの調整方法や素材にあり、それぞれ次のように選ぶのがポイントです。
- 通気性・清潔さを重視するなら エスメラルダ 呼吸する赤ちゃんの枕 スライド式
- 成長に合わせて長く使いたいなら エスメラルダ インサート式ドーナツまくら
- 操作をシンプルにしたいなら エスメラルダ パーソナルムーブまくら
どれを選んでも、使い方次第でしっかり効果を感じられるはずです。
赤ちゃんの成長を見守りながら、その時々に合った高さに調整してあげてください。
快適な眠りと健やかな頭の形づくりのために、エスメラルダの枕を上手に取り入れてみましょう。
