「ガールズモードっていくつかあるけど、どれから始めたらいいの？」
シリーズを知らない人なら、まずここで迷うと思います。任天堂の人気ファッションゲーム「わがままファッション ガールズモード」は、DS・3DS向けに4作品が展開され、それぞれ特徴が大きく違います。この記事では、各作品の魅力や遊び方の違いをわかりやすく紹介しながら、「自分に合うガールズモード」を見つけるお手伝いをします。
シリーズの基本：おしゃれと経営が融合した「ファッションゲーム」
「ガールズモード」は、ただの着せ替えゲームではありません。
プレイヤーはセレクトショップのスタッフからスタートし、お客様の要望に合わせてコーディネートを提案。服を販売しながら経験を積み、やがて自分のお店を持つ――という“ファッション×経営”シミュレーション型のゲームです。
お客様の好みを読み取り、ブランドやテイストを提案する流れは、まるでリアルな接客のよう。
「フェミニン」「ロック」「ゴシック」「ナチュラル」など、多彩なブランドの中からアイテムを組み合わせることで、センスと戦略が問われます。シリーズを重ねるごとに、コーディネートの自由度や経営要素がどんどん進化してきました。
初代：シリーズの原点をシンプルに楽しみたい人へ
最初の作品『わがままファッション ガールズモード』（DS）は、シリーズの原点。
2008年に発売され、当時としては驚くほどのアイテム数と、16ブランドが登場しました。タッチペンで操作する感覚は直感的で、プレイヤーは「お客さんの要望に合った服を選ぶ」ことに集中できます。
ストーリー性よりも、接客やコーディネートの楽しさに重点を置いた構成。
「ファッションゲームをやったことがないけど、興味はある」という初心者にもぴったりです。ゲームバランスもシンプルで、テンポよく進むので飽きづらいのが魅力。
ただし、グラフィックはDS時代のもので今見るとやや粗く、メイクやヘアサロンなどの要素はまだありません。
「シリーズの雰囲気を掴みたい」「まずは基本を体験したい」という人に向いています。
よくばり宣言！：経営とコーデのバランスが取れた完成度の高い2作目
次に登場したのが『わがままファッション ガールズモード よくばり宣言！ トキメキUP！』（3DS）。
この作品では、ブランドが21種類に増え、アイテム数も約12,000点に拡大。グラフィックが一気に華やかになり、ショップ経営の自由度が高まりました。
特に「仕入れ」「季節イベント」「店名を決める」「スタッフを雇う」など、運営面の楽しさが強化。
「売れる服を考える」「季節に合わせて展示を変える」など、まるで本物のショップ経営をしているような感覚を味わえます。
難易度はちょうど良く、初心者でも遊びやすい設計。
経営とコーデ、どちらも楽しみたい人に最もおすすめできる“バランス型”の作品です。
キラキラ☆コーデ：自由度が飛躍的にアップ！創作好きならこれ
3作目『GIRLS MODE 3 キラキラ☆コーデ』では、シリーズがさらに進化します。
この作品では、「メイク」「ヘアサロン」「デザイン」の3つの新要素が追加され、まさに“トータルコーディネート”が完成しました。服だけでなく、メイクや髪型まで自分でプロデュースできるようになったのです。
さらに、自分で服のデザインを考える「クリエイト機能」も搭載。
ファッションの幅が大きく広がり、コーディネートにオリジナリティを出せるようになりました。
シリーズの中でも「自由度」を最重視した作品で、
「ただおしゃれを楽しむだけでなく、自分の世界観を作りたい」「他のプレイヤーとコーデを共有したい」という人にぴったり。
経営シミュレーションというより、“ファッションを遊び尽くす”作品に近いです。
スター☆スタイリスト：最新要素を詰め込んだ集大成
2017年発売の『GIRLS MODE 4 スター☆スタイリスト』は、現時点でのシリーズ最終作。
アイテム数は驚きの20,000点以上。ネイル、メイク、ヘア、コーデに加え、ライブや撮影などの演出要素まで盛り込まれています。
お客様との関係性も進化し、コーデ提案によってストーリーが変化するようになりました。
「自分のコーデでお客さんの夢を叶える」という演出が加わり、感情的な没入感が高まっています。
一方で、過去作と比べて経営システムが簡略化され、ショップ運営よりも演出重視になった印象。
「おしゃれを思い切り楽しみたい」「キャラの表情やイベントも見たい」人には最高ですが、「仕入れや販売のシミュレーションをじっくり味わいたい」人には少し物足りないかもしれません。
ただ、グラフィックの進化はシリーズ随一で、キャラクターの動きや質感はとてもリアル。
シリーズを通して一番“現代的なファッションゲーム”と言えるでしょう。
どれがいい？遊び方タイプ別おすすめ
「ガールズモードはどれがいい？」という問いに対しては、
“どんな遊び方をしたいか”で答えが変わります。以下のタイプ別に見てみましょう。
- 初めてプレイする人：初代（DS）
シンプルで分かりやすく、基本的な流れを短時間でつかめる。 - 経営もコーデもバランスよく楽しみたい人：わがままファッション ガールズモード よくばり宣言！ トキメキUP！（3DS）
難しすぎず、やり込み要素も多い。シリーズの中で最も安定した完成度。 - クリエイト・デザイン・自由度重視の人：GIRLS MODE 3 キラキラ☆コーデ
自分で服を作ったり、メイクや髪型をカスタマイズできる。自由度が高い。 - 演出・グラフィック重視で遊びたい人：GIRLS MODE 4 スター☆スタイリスト
最新作でボリュームが圧倒的。見た目・演出重視派におすすめ。
Switch版はある？最新作の状況
多くのファンが「Switchで新作は出ないの？」と気になっていますが、
2025年現在、正式な続編や移植は発表されていません。
そのため、シリーズを遊ぶにはニンテンドーDSまたは3DS本体が必要です。
中古市場では特に3DS版（わがままファッション ガールズモード よくばり宣言！ トキメキUP！～GIRLS MODE 4 スター☆スタイリスト）の人気が高く、状態の良いソフトは少し価格が上がっていることも。
「とりあえず試してみたい」場合は、2作目か3作目を探すのが現実的です。
ガールズモードシリーズを楽しむコツ
ガールズモードをより楽しく遊ぶコツは3つあります。
- お客様の好みを観察すること
要望を読み取り、テイストや予算に合った提案をすると喜ばれます。
会話の中にヒントがあるので、丁寧に聞くのがコツです。 - 仕入れ戦略を考えること
人気ブランドを多く入れても、特定の系統ばかりでは売上が伸びません。
客層に合わせたバランスを取るのがポイント。 - コーディネートを記録して研究すること
お気に入りのコーデやトレンドをメモしておくと、次の提案に活かせます。
この3点を意識すると、ただ遊ぶだけでなく「おしゃれのセンスを磨く」感覚が得られます。
ガールズモードはどれがいい？シリーズごとの魅力や遊び方の違いを比較ガイド
シリーズを通して見ると、「ガールズモード」は毎回進化を重ねてきました。
初代は王道の接客シミュレーション、2作目は経営の完成度、3作目は自由度、4作目は演出の華やかさ。どれも方向性が少しずつ違います。
もし迷ったら――
「おしゃれを自分のペースで楽しみたいなら3」
「運営のリアル感を味わいたいなら2」
「演出や最新グラフィックに惹かれるなら4」
そんな選び方が一番わかりやすいでしょう。
どの作品も、プレイヤーの“センス”と“優しさ”でお客様を笑顔にできるのが共通の魅力。
あなたの手で理想のショップを作り、おしゃれの世界に浸ってみてください。
