カラオケに行くと、部屋の中でまず目に入るのが「JOYSOUND(ジョイサウンド)」のロゴ。
でも、よく見ると同じジョイサウンドでも「JOYSOUND X1」や「JOYSOUND MAX GO」「JOYSOUND 響Ⅱ」など、いろいろな機種名が並んでいて、「結局どれがいいの?」と迷う人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな疑問にしっかり答えるために、ジョイサウンドの主要モデルをわかりやすく比較しながら、利用目的別におすすめを紹介していきます。
ジョイサウンドの魅力とは?まず知っておきたい基本
ジョイサウンドは株式会社エクシングが展開するカラオケブランド。
DAMと並ぶ2大メーカーのひとつで、特に「楽曲数が多い」「マイナー曲やボカロ曲に強い」「家でも手軽に楽しめる」点が人気です。
全国のカラオケボックスやバーなど、業務用機としてのシェアも高く、家庭用サービスも展開。
つまり、プロの設備でも自宅でも、同じジョイサウンドブランドの体験ができるのが特徴です。
ジョイサウンドの機種ラインナップをざっくり整理
ジョイサウンドの機種は大きく分けて「業務用」と「家庭用」の2種類があります。
さらに、業務用の中にも最新モデルから旧モデルまで複数のシリーズが存在します。
- JOYSOUND X1:最新・最上位機種。高音質、生音源、AI採点を搭載。
- JOYSOUND MAX GO:高性能モデル。ライブ映像や豊富なコンテンツが特徴。
- JOYSOUND 響Ⅱ(ひびきツー):ハイレゾ対応で歌いやすさ重視のモデル。
- 家庭用サービス(JOYSOUND.TV Plus・カラオケJOYSOUND for Nintendo Switchなど):テレビやゲーム機で気軽に歌えるタイプ。
この4つを軸に、それぞれの違いを見ていきましょう。
JOYSOUND X1|最新機種はまさに「ライブ級」の歌い心地
2023年に登場したJOYSOUND X1は、現時点で最上位の業務用モデルです。
従来のカラオケ音源ではなく、「カラオケ専用生音源 X-LebenⅡ」を搭載。
楽器の響きや臨場感がよりリアルになり、ステージで歌っているような気持ちよさを体感できます。
また、AIを活用した「分析採点AI+」も特徴のひとつ。
約600万件以上の歌唱データをもとに、音程や表現力を細かく分析してくれるため、上達の目安にもなります。
さらに「X PARK」というオンライン機能では、全国のユーザーと採点バトルやランキング参加も可能。
映像コンテンツやミュージックビデオも充実しており、カラオケ以外の楽しみ方も広がっています。
本格的に歌を楽しみたい人、音質にこだわりたい人には間違いなく最適な機種です。
JOYSOUND MAX GO|ライブ気分を楽しみたい人におすすめ
「JOYSOUND MAX GO」は、X1のひとつ前の上位モデルです。
収録曲は40万曲以上。ライブ音源をベースにした臨場感あるサウンドが特徴で、アーティストのライブ映像を見ながら歌える「LIVEカラオケ」など、ステージ体験を意識した機能が充実しています。
音質や操作性は十分高く、最新機種に比べるとコストも抑えめ。
そのため、コスパ重視のカラオケ店や、音質にこだわりたいけど導入費用を控えたい店舗にも人気があります。
JOYSOUND 響Ⅱ|ハイレゾ音質で“歌いやすさ”にこだわるならコレ
「響Ⅱ(ひびきツー)」は、ハイレゾ対応の高音質モデル。
特徴は、歌う人の声を自然に響かせるチューニングと、滑らかな音の返り。
音の遅延が少なく、リズムを取りやすいので、歌唱トレーニングにも向いています。
機能面では、AI採点などの最新要素は控えめですが、そのぶん安定した性能と歌いやすさが魅力。
「派手さよりも安定感」「自分の声を心地よく聞きたい」という人にぴったりです。
家庭用ジョイサウンド|自宅で手軽に楽しむならコレ!
最近人気が高まっているのが「家庭用ジョイサウンド」シリーズ。
テレビ、スマホ、ゲーム機を使って、自宅でカラオケができるサービスです。
代表的なのは次の3つ。
- JOYSOUND.TV Plus(テレビ対応アプリ)
テレビにアプリを入れるだけで、16万曲以上を歌い放題。24時間チケット制や月額プランがあり、気軽に使えるのが魅力です。 - カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch
任天堂Switchを持っていれば追加機器なしでカラオケが可能。マイクを接続すれば、採点機能も利用できます。 - スマホ・PC向けオンラインサービス
専用マイクがなくてもOK。イヤホンマイクや内蔵マイクでも歌える簡易版で、練習用にもおすすめです。
家庭用モデルは手軽さが魅力ですが、業務用ほどの音質や採点精度は期待できません。
それでも「カラオケ気分を味わいたい」「ひとり練習したい」人には十分満足できるレベルです。
機種ごとの違いをまとめると…
ここまでの内容を整理すると、ジョイサウンドの各モデルは次のような特徴を持っています。
- X1:最新・最高音質。AI採点や生音源など本格派向け。
- MAX GO:高機能でコスパ良好。ライブ映像重視の中級モデル。
- 響Ⅱ:ハイレゾ対応で安定した歌いやすさ。落ち着いて歌いたい人向け。
- 家庭用サービス:導入が簡単で安い。初心者や家族向け。
どの機種にも強みがあるため、重要なのは「何を重視するか」です。
たとえば音質にこだわるならX1、コスパ重視ならMAX GO、自宅で気軽に歌うならJOYSOUND.TV Plus版が最適といえます。
利用シーン別のおすすめモデル
1. 歌の練習・上達を目指したい人
AI採点や音程分析機能がある「X1」がおすすめ。
リアルタイムで正確なフィードバックが得られるので、発声練習や音程の安定に役立ちます。
2. 家族や友人とワイワイ楽しみたい人
「MAX GO」や「JOYSOUND.TV Plus」が最適。
選曲も簡単で、ライブ映像を見ながら盛り上がれます。
3. 落ち着いた雰囲気で歌いたい人
「響Ⅱ」がぴったり。ハイレゾの音の響きが心地よく、ゆったりとした歌にも向いています。
4. 店舗・バーで導入したい人
業務用なら「X1」または「ナイトモデルJS-NX10」。
演出効果や高音質スピーカー接続など、商用に適した拡張性があります。
ジョイサウンドを選ぶときの注意点
- 料金と導入コストの確認
業務用機はレンタル・購入で価格が大きく異なります。事前に見積もりを取りましょう。 - 音質は周辺機器にも左右される
マイクやスピーカーの性能によっても歌い心地が変わります。特に家庭用はヘッドフォンや外部スピーカーを活用すると効果的です。 - 曲数は機種ごとに差がある
最新機種ほど収録曲が多く、マイナー曲にも対応しています。古い機種では配信終了曲がある場合もあります。 - 家庭用はネット環境が必須
通信環境が不安定だと、音の遅延や映像のカクつきが発生することも。Wi-Fi環境を整えておきましょう。
結局、ジョイサウンドはどれがいい?
まとめると、用途ごとのおすすめは以下の通りです。
- 本格派で最高の音を求めるなら → JOYSOUND X1
- コスパよく高性能を楽しみたいなら → JOYSOUND MAX GO
- 歌いやすさ・安定感を重視するなら → JOYSOUND 響Ⅱ
- 手軽に自宅カラオケを楽しむなら → JOYSOUND.TV PlusやカラオケJOYSOUND for Nintendo Switch
カラオケは、機種の性能だけでなく「どんな環境で歌うか」も重要です。
自分の目的に合ったモデルを選べば、歌う楽しさが何倍にも広がります。
ジョイサウンドはどれがいい?最後にもう一度まとめ
ジョイサウンドは、どのモデルも「歌う楽しさ」を追求しています。
最新のX1はライブ体験に近い臨場感を、家庭用アプリは身近な日常の中にカラオケを届けてくれます。
「音にこだわりたい」「気軽に楽しみたい」「練習したい」──どんな人にもぴったりの選択肢があるのが、ジョイサウンドの魅力です。
あなたにとって“ちょうどいいジョイサウンド”を見つけて、次のカラオケタイムをもっと自由に楽しんでみてください。
