IKEAのレジ近くやフードマーケットで見かけたあの赤いパッケージ、「ダイム(DAIM)」。キャラメルのようにカリッとしたトフィーをミルクチョコで包んだ北欧らしい甘さのチョコレートです。ところが最近、IKEAでダイムを見かけなくなったという声が多く聞かれます。「販売終了?」「もう買えないの?」と感じた人もいるのではないでしょうか。
この記事では、IKEAでダイムが姿を消した理由や背景、そして今後の再販の可能性について詳しく解説します。
IKEAでダイムが販売終了?SNSでも「見かけない」の声が続出
まず事実として、現在IKEAの日本公式オンラインストアを検索しても「ダイム」の商品ページは見当たりません。以前は「スウェーデンフードマーケット」の定番としてチョコバーやケーキタイプのダイムが並んでいましたが、2024年ごろから徐々に姿を消しています。
X(旧Twitter)やThreadsなどでは、「久しぶりにIKEA行ったらダイムなかった」「ケーキも売り切れたまま戻らない」といった投稿が複数見られ、販売終了を実感するファンが多いようです。
ダイムとはどんなチョコ?IKEAで人気だった理由
ダイムはスウェーデン発祥のチョコレートで、カリッとしたアーモンドキャラメル(トフィー)をチョコレートでコーティングしたもの。北欧では定番のお菓子で、長年愛されてきました。
IKEAのフードコーナーでは、スウェーデン文化を感じられる象徴的な商品として人気があり、「IKEA行ったらつい買って帰る」「あの甘さがクセになる」と定番のお土産にもなっていました。特にダイムケーキはカフェコーナーで提供されていたこともあり、IKEAスイーツの代名詞と言える存在でした。
販売終了の背景1:メーカーとの契約終了
最も有力な理由は、IKEAとダイムの製造元「モンデリーズ・インターナショナル(Mondelez International)」との取引が終了したことです。
モンデリーズは、カドバリーやオレオなど世界的ブランドを抱えるお菓子メーカーで、ダイムもその傘下の製品です。
イギリスや北欧の報道によると、IKEAは2023年にモンデリーズ製品を自社店舗から段階的に撤去したとされています。これは単なる契約終了ではなく、モンデリーズ社の企業活動をめぐる社会的な要因も関係していると見られます。
販売終了の背景2:ロシア関連のビジネスと国際的な批判
モンデリーズはウクライナ侵攻後もロシア国内で事業を継続している企業の一つとされ、欧州ではこれを問題視する声が高まりました。スウェーデンやノルウェーの一部企業・団体は、モンデリーズ製品の取り扱いをボイコットする動きを見せています。
IKEAもスウェーデンを本拠とするグローバル企業であり、社会的責任や倫理的サプライチェーンを重視する立場を明確にしています。その流れの中で、モンデリーズとの取引を見直した結果、ダイムがラインナップから外れたと考えられます。
販売終了の背景3:自社ブランドへの集中と品ぞろえの整理
IKEAは近年、食品を含む商品ラインナップの「自社ブランド化」を進めています。店舗内の食品コーナーも、他社製品よりIKEA独自の食品(オリジナルのクッキーやスナックなど)を中心に展開する方向にシフトしています。
この戦略の一環として、外部メーカーであるモンデリーズ社の製品を扱わなくなった可能性があります。IKEAの「Last Chance(販売終了予定)」ページを確認すると、食品や菓子類の入れ替えが定期的に行われていることもわかります。ダイムもその一部として販売終了になったと見るのが自然です。
販売終了の背景4:原材料・物流コストの上昇
もうひとつ現実的な理由として、輸入コストの上昇が挙げられます。
チョコレート製品はカカオや乳製品などの原料価格が世界的に高騰しており、さらに輸送コストや為替の影響も受けやすい商材です。海外メーカーの製品を日本に輸入・販売するコストが上がることで、採算の見直しが行われた可能性もあります。
IKEAは定期的に価格改定を行っていますが、輸入食品のように価格が変動しやすい商品は、安定供給が難しいことから取り扱いを終了するケースも少なくありません。
消費者の反応:「IKEAといえばダイムだったのに」
SNSでは「IKEA=ダイム」という印象を持つファンが多く、販売終了を惜しむ声が相次ぎました。
「子どものころからIKEAのダイムケーキが好きだった」「毎回買っていたからショック」という投稿も目立ちます。
一方で、「代わりに別のスウェーデンチョコが置かれていた」「KEX CHOKLADやIKEAオリジナルのお菓子に変わっていた」という報告もあり、棚替えによって新たなラインナップへ切り替わっている様子がうかがえます。
ダイムファンにとっては残念なニュースですが、IKEAとしては新たなスウェーデンフード文化を発信する方向に舵を切ったとも言えるでしょう。
ダイムはもう買えない?他の入手方法と代替品
IKEAでの販売は終了したものの、ダイム自体は日本国内の一部輸入菓子店やネット通販で購入できます。Amazonやカルディ、輸入食品を扱うスーパーなどでは、個包装タイプのダイムや海外パッケージ版が販売されています。
また、味や食感が似ているお菓子としては、スウェーデンのKEX CHOKLADや、キャラメル入りチョコバーのトブラローネ、スニッカーズなども人気です。
IKEAのカフェで提供されていた「ダイムケーキ」に近い味を求めるなら、冷凍スイーツの「チョコトルタ」や「アーモンドケーキ」などが代替として楽しめるでしょう。
今後の再販の可能性は?
現時点でIKEA日本法人から公式に再販の予定は発表されていません。
海外では、モンデリーズとの取引終了後に自社製造による類似菓子を展開する店舗も出ていますが、日本で同様の展開があるかは不明です。
ただしIKEAは季節限定商品や再入荷イベントを行うこともあり、将来的に別ブランドのスウェーデンチョコが登場する可能性はあります。再販情報を知りたい場合は、IKEA公式サイトの「新商品」や「スウェーデンフードマーケット」ページを定期的にチェックすると良いでしょう。
IKEAダイムが販売終了した理由まとめ
IKEAでダイムが販売終了した背景をまとめると、以下の要素が重なっています。
- モンデリーズ社との取引終了
- ロシア事業を巡る国際的な批判とボイコットの影響
- IKEAの自社ブランド化・品ぞろえ再編
- 輸入コストや供給リスクの上昇
これらの要因が組み合わさった結果、IKEA店舗からダイムが姿を消したと考えられます。
北欧の甘くて懐かしい味わいを楽しんでいた人にとっては寂しいニュースですが、IKEAのフードマーケットは常に新しいラインナップを導入しており、これからも新たなスウェーデン菓子との出会いが期待できます。
また、ダイムそのものは世界的に販売が続いているため、IKEA以外のルートで再び味わうことも可能です。
IKEAでの販売終了は残念ですが、その背景には企業の方針転換や国際社会の動きが反映されており、ひとつのチョコから世界のつながりを感じる出来事と言えるかもしれません。
