「IKEAのトロファストが販売終了したって本当?」
最近、SNSや口コミでそんな声を見かけるようになりました。長年人気の収納シリーズだけに、「なくなるなんて困る!」という人も多いですよね。実際に一部商品ページで「もうすぐ販売終了」という表示を見た人もいるかもしれません。では、本当にトロファストは販売終了してしまったのでしょうか? ここでは、噂の背景から現在の販売状況、後継モデルや代替案まで、じっくり解説していきます。
トロファストとは?IKEAを代表する子ども用収納シリーズ
まずはトロファストというシリーズの基本から。
トロファスト(TROFAST)は、IKEAの中でも特に人気の高い「子ども部屋収納シリーズ」です。木製のフレームにプラスチック製のボックスを組み合わせる構造で、サイズやカラーを自由に選べるのが最大の特徴。おもちゃや絵本、衣類などを整理するのに最適で、「子どもでも片付けやすい高さ」として評価されています。
IKEAの公式サイトでも、フレーム、ボックス、ふた、棚板など多彩なバリエーションが展開されており、長年にわたり定番商品として販売されています。シンプルなデザインと高い拡張性から、子ども部屋だけでなくリビング収納やガレージ収納など、大人にも人気が広がっています。
「販売終了した?」という噂が広まった理由
それでは、なぜ「トロファストが販売終了した」という噂が出てきたのでしょうか。調べていくと、いくつかの理由が浮かび上がってきます。
一部商品の「もうすぐ販売終了」表示
IKEA公式サイトの商品ページに「もうすぐ販売終了」「在庫限り」といった表示が出ることがあります。実際、トロファストの一部フレーム(特定のカラーや素材)にそのマークが付いていた時期がありました。この表示を見たユーザーが「シリーズ全体が終わる」と誤解してしまったのが、最初のきっかけです。
廃盤カラーや在庫切れ
SNSや掲示板では「黒のトロファストが買えない」「在庫がずっと切れてる」といった投稿が目立ちます。これは、黒色や特定サイズのボックスが廃盤になったり、在庫が一時的に切れたりしたことが原因。IKEAは人気商品でも仕様変更や色展開の見直しを頻繁に行うため、こうした“入れ替え時期”に販売終了の噂が立ちやすいのです。
情報の伝わり方による誤解
トロファストはパーツごとに販売されているため、ボックスが欠品してもフレームだけ販売されていることがあります。そのため「ボックスがない=販売終了」と誤認されるケースもありました。実際には、シリーズ全体の生産や販売が終わったわけではありません。
現在も販売継続中!公式サイトで確認できるトロファスト
結論から言うと、トロファストシリーズ自体は販売継続中です。
IKEA公式オンラインストアを確認すると、トロファストのフレームやボックス、コンビネーションセットが今も普通に掲載されています。特に定番の「ライトホワイトステインパイン」「ホワイト」などの色は引き続き購入可能です。
さらに、IKEAの2025年新商品ラインナップには「トロファストシリーズにパステルカラーの新ボックスが追加」という発表もありました。つまり、シリーズ全体としては“進化中”であり、「終わるどころか、リニューアルの時期に入っている」と言っていいでしょう。
販売終了のように見えた背景とIKEAの入れ替え方針
IKEAでは、人気シリーズでも年単位でのデザイン刷新や素材変更が行われます。そのため、旧仕様が一時的に在庫切れになると「終了」と誤解されることがあります。とくにトロファストは組み合わせ式のため、ボックスやフレームの一部だけが入れ替わるケースが多いのです。
たとえば、過去には木目が濃いタイプやブラックカラーのフレームが廃盤になりました。その代わり、新しいカラーや環境対応素材を使ったモデルが登場しています。IKEAはSDGsの一環として、持続可能な木材や再生プラスチックの使用比率を高めており、その流れで旧仕様が段階的に切り替えられていると考えられます。
トロファストの後継・リニューアルモデルは?
IKEAの公式発表によると、トロファストのシリーズ名自体は今後も継続される予定です。
ただし、2025年以降に展開される新しいボックスラインアップは、より柔らかい印象のパステルカラーを中心にリニューアルされています。機能的には従来品と互換性があるため、既存ユーザーも買い足しがしやすい仕様です。
一方で、「より大型の収納」や「学習机と一体化した収納」を求めるユーザー向けには、同じくIKEAの子ども部屋シリーズSMÅSTAD(スモースタード)が人気を伸ばしています。SMÅSTADは引き出しタイプの構造で、成長に合わせて高さを変えたり、ベッド下に収納を作ったりできる設計。トロファストと目的が似ているため、「後継的な選択肢」として検討する人も多いようです。
トロファストが手に入りにくい場合の代替案
もし近くの店舗やオンラインで希望の色・サイズが見つからない場合は、いくつかの代替策があります。
- 同シリーズの別カラーを選ぶ
白やナチュラルパインなどは比較的在庫が安定しています。ボックスの色を変えるだけでも印象が大きく変わるので、リニューアル後のパステルカラーと組み合わせても自然です。 - 同等サイズの収納家具を探す
IKEAでは「トロファスト風」の収納として、KALLAX(カラックス)やSMÅSTAD(スモースタード)も人気です。特にKALLAXはオープンシェルフとして幅広く使え、ボックスを入れれば用途が近くなります。 - 他ブランドの収納ボックスを活用
無印良品やニトリなどからも、似た構造の収納アイテムが出ています。特にサイズが合えば、既存のトロファストフレームに代用できるケースもあります。
いずれにしても、すぐにトロファスト全体が市場から消える可能性は低く、焦って購入する必要はありません。とはいえ、旧仕様のカラーや素材は在庫限りの場合もあるので、気になるモデルは早めにチェックしておくのが安心です。
IKEAトロファストが販売終了したのはなぜ?まとめ
トロファスト販売終了の噂は、実際には「一部カラーや仕様の入れ替え」が原因で広まった誤解です。シリーズそのものは現在も継続しており、2025年には新色ボックスの登場も予定されています。つまり「販売終了した」のではなく、「新しいラインに切り替わっている途中」と言うのが正確な表現です。
長年愛されてきた理由は、子どもが自分で片付けられる高さ、組み合わせ自由な設計、そして価格の手頃さにあります。今後もIKEAの子ども収納シリーズの中心的存在であり続けるでしょう。
気になる方は、公式サイトで最新の在庫・カラー展開をチェックしてみてください。
「販売終了」の文字を見かけても、それは“シリーズ刷新のサイン”かもしれません。
