「にぎにぎおすしやさんグミ」が最近お店で見当たらない…。そんな声をSNSで見かけるようになりました。子どものころに遊びながら食べた思い出がある人も多いこのお菓子。まるでお寿司屋さんごっこができるようなユニークなグミでしたが、いつの間にか姿を消してしまったようです。
今回は、にぎにぎおすしやさんグミがなぜ販売終了したのか、その背景や再販の可能性を詳しく調べてみました。
にぎにぎおすしやさんグミとは？ユニークな“遊べるお菓子”
にぎにぎおすしやさんグミは、明治グループが製造・販売していた人気のグミ菓子です。
見た目はまさに「お寿司」。白い“シャリ”をかたどったもも味のグミに、エビ・いくら・たまごなどの“ネタ”を重ねて楽しむという遊び心満点の構成でした。
「自分でお寿司をにぎるように作って食べる」体験ができることから、小さな子どもはもちろん、大人にもファンが多かった商品です。
2000年代半ばに登場した当初は、グミとしては斬新な“組み合わせて食べる”コンセプトが話題になり、駄菓子屋やスーパーのお菓子コーナーの定番商品になっていました。
味の組み合わせや食感の変化を楽しめる点も人気の理由で、SNSでも「懐かしい！」「昔よく食べた！」という声が今でも多く見られます。
店頭から消えた？販売終了の噂が広がった背景
しかしここ数年、「どこのスーパーでも見かけない」「通販でも在庫切れ」といった声が相次ぎました。
実際、いくつかの小売店では「当店の在庫分で販売終了です」といった案内が出ており、2023年ごろを境に流通量が急減していることが確認されています。
また、SNSやブログでも「もぎもぎフルーツグミと一緒に販売終了したらしい」という投稿が複数あり、ユーザー間で「にぎにぎおすしやさんグミも終売になったのでは？」という見方が広まりました。
Amazonなどの通販サイトでも、出品者によっては「生産終了」と明記されており、現時点では新品の入手がかなり難しい状況です。
一方で、明治の公式サイトには「製造終了商品」のページがあり、そこに掲載されていないケースもあります。つまり、メーカーが明確に「終売」と発表したわけではないものの、実質的に市場から消えた状態といえます。
にぎにぎおすしやさんグミが販売終了したと考えられる理由
メーカーから公式な発表は出ていませんが、複数の情報をもとに考えられる“販売終了の理由”を見ていきましょう。
1. 売上・需要の減少
グミ市場は常に新商品が登場する競争の激しい分野です。
にぎにぎおすしやさんグミは発売から長い年月が経ち、当初の新鮮さが薄れたこともあり、売上が徐々に減少していった可能性があります。
同じく明治の人気商品「もぎもぎフルーツグミ」も2023年に一度販売終了しており、同時期にライン整理が行われたことが推測されます。
2. 原材料・コストの高騰
近年は原材料費やエネルギーコスト、物流費の上昇が続いています。
子ども向けの低価格菓子は利益率が低いため、製造コストの上昇に耐えきれず生産を中止するケースが増えています。
にぎにぎおすしやさんグミも、採算が取れなくなったことが終売の一因と考えられます。
3. 製造ライン・ブランド整理
お菓子メーカーでは、一定の年数を経た商品をリニューアルや新企画へ切り替えることが多くあります。
グミの製造ラインをより人気商品の生産に振り向けるために、販売を終了した可能性もあります。
特に明治は多数のグミブランドを展開しており、製造設備の統合などが進められていた時期と重なります。
4. 流通・小売店での取扱終了
売上が落ちた商品は店頭スペースから外されやすく、自然と見かけなくなることがあります。
「スーパーから消えた」と感じる背景には、小売側の販売戦略の変更も関係しているかもしれません。
再販・復刻の可能性はある？
完全に終売になってしまったとしても、復刻や再販の可能性はゼロではありません。
実際、同じ明治グループの「もぎもぎフルーツグミ」は一度販売終了した後、別の関連会社から再発売されたという例があります。
にぎにぎおすしやさんグミは、SNSでの懐かしむ声が非常に多く、「もう一度食べたい」「子どもにも体験させたい」といった意見が多数あります。
こうした“復刻希望”の声が盛り上がれば、期間限定や新パッケージで再登場する可能性もあるでしょう。
一方で、復刻には製造コストや販売チャネルの確保といった課題も伴います。
特に遊び要素の強いグミは製造工程が複雑なため、再生産のハードルは高めです。
それでも「懐かしお菓子ブーム」が続いている今なら、限定企画として再登場してもおかしくありません。
現在の入手方法と注意点
もしどうしても食べたい場合は、ネットオークションやフリマアプリで出品されていることがあります。
ただし、賞味期限切れの可能性があるため、購入時は十分に注意が必要です。
また、転売品は価格が高騰していることもあるので、無理に高値で買わないようにしましょう。
どうしても類似の「遊べるグミ」が欲しい場合は、現在も販売中の「つくるグミ」シリーズなどが代替になります。
手で組み立てて食べる楽しさは共通しており、お子さんと一緒に楽しむには良い選択肢です。
ファンが惜しむ声と“復活”への期待
SNS上では「子どものころのお気に入り」「また売ってほしい」「寿司をにぎる感覚が楽しかった」といったコメントが続々と寄せられています。
特に、もぎもぎフルーツグミが復活した前例があるため、「にぎにぎおすしやさんグミも続いてほしい」という期待の声が多いのも特徴です。
企業がこうしたファンの声を受けて再販を検討するケースも少なくないため、今後の動きに注目が集まります。
もし再登場が実現すれば、かつて食べた世代と新しい子どもたちが一緒に楽しめる“世代を超えたグミ”として話題になるかもしれません。
にぎにぎおすしやさんグミが販売終了した理由と今後の動向まとめ
・実質的に店頭・通販での販売は終了している
・明治公式の明確な終売発表はないが、2023年前後に生産が止まった可能性が高い
・理由としては売上減、原材料高騰、ライン整理、流通縮小などが複合的に関係
・もぎもぎフルーツグミのように復刻する可能性も残されている
にぎにぎおすしやさんグミは、単なるグミではなく「遊びながら食べる」という体験を提供したユニークな商品でした。
販売終了は惜しまれますが、今なおファンが多いことから、復活を望む声が消えることはありません。
今後、もし再販や限定版が発表される日が来たら、きっと多くの人が笑顔で「懐かしい！」と手に取ることでしょう。
