「北の卵のサブレー、最近見かけないけど…販売終了したの?」
そんな声がSNSや口コミサイトで相次いでいます。かつてブルボンの定番ビスケットとして親しまれた「北の卵のサブレー」。かわいらしいひよこの形と、卵とバターのまろやかな風味が人気でした。ところが近年、店頭から姿を消し、「どこにも売っていない」と話題になっています。この記事では、販売終了の真相や理由、再販の可能性、そして後継商品とされるアイテムについて詳しく解説します。
北の卵のサブレーとは?かわいい形と素朴な味わいが人気
「北の卵のサブレー」は、ブルボンが製造していた焼き菓子です。
岩手県産の“北の卵”を使用し、卵のコクとバターの風味を感じられるサクサクのサブレーとして、長年ファンに愛されてきました。ひよこと卵をモチーフにした形が特徴的で、子どもから大人まで楽しめるお菓子でした。
発売当時は全国のスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどでも広く販売されており、素朴で優しい味が人気を集めていました。お茶請けや休憩時間のおやつとして常備していた方も多いのではないでしょうか。
北の卵のサブレーは本当に販売終了したのか?
まず結論から言うと、「北の卵のサブレー」という商品名での販売はすでに終了しています。
ブルボン公式サイトの商品一覧には現在掲載がなく、通販サイトでも「販売終了」「お取り扱い終了」と表示されているケースがほとんどです。ヨドバシ.comやアスクルなど、大手通販サイトでも同様のステータスになっています。
ただし、完全に製造が途絶えたわけではなく、「あじわいたまごのサブレー」という名前で実質的に継続されていると考えられています。旧パッケージの「北の卵のサブレー」が市場から消え、新しい名前・デザインに切り替えられた形です。
「販売終了」の背景にある3つの理由
1. 商品ブランドのリニューアル方針
菓子メーカーでは、長く続くシリーズ商品を定期的に刷新することがあります。「北の卵のサブレー」も例外ではなく、ネーミングやパッケージを現代の市場に合わせてリニューアルしたとみられます。
旧来の「北の卵」という地域素材を強調するスタイルから、よりシンプルでわかりやすい「たまごのサブレー」へとブランドイメージを再構築した可能性があります。
2. 原材料・コストの見直し
卵やバター、乳製品といった原料は価格変動が激しく、特に近年は輸送コストや原材料費が高騰しています。これらを背景に、製造コストや流通効率を考慮して商品ラインを整理し、同系統の製品を統合したと考えられます。
3. 消費者の嗜好変化
お菓子市場では「素材感」「健康志向」「高付加価値」が求められる傾向が強まっています。
従来の「北の卵のサブレー」は素朴な味わいが魅力でしたが、近年は“素材を楽しむシンプルさ”を打ち出すリニューアルが好まれる傾向にあります。そのため、より現代的で洗練された印象を持つ「サブロワ」や「あじわいたまごのサブレー」といった後継商品へと移行したと見られます。
後継商品「あじわいたまごのサブレー」へのバトンタッチ
ブルボンの公式サイトには、現在「あじわいたまごのサブレー」という商品が掲載されています。
説明文には「こだわりたまごを使用したシンプルなたまごサブレー」とあり、原材料には小麦粉、砂糖、液全卵、バター、加糖練乳など、従来とほぼ同じ構成が記載されています。
味わいについても「卵のまろやかさとバターのコクを感じる」「軽やかで食べやすい」といった口コミが多く、旧「北の卵のサブレー」との違いはほとんど感じられないとの声もあります。
つまり、名前とパッケージは変わっても、中身の方向性は受け継がれていると言えるでしょう。
販売ルートも全国のスーパーやドラッグストア、ブルボン公式オンラインショップなどを中心に展開されており、比較的入手しやすい状態です。
一部店舗では見つからない?取り扱い状況の差
一方で、「どこにも売っていない」「店頭で見かけなくなった」という声が続いています。
これは必ずしも生産終了を意味するわけではなく、店舗ごとの仕入れ状況や棚割りの影響によるものです。
菓子メーカーの商品は、地域や店舗によってラインナップが異なることが多く、人気や需要に応じて取扱い商品が変動します。
もし店頭で見つからない場合は、通販サイトや公式オンラインショップを利用するのがおすすめです。
味の違いはある?リニューアル後の印象
旧「北の卵のサブレー」と「あじわいたまごのサブレー」を食べ比べた口コミを見てみると、味わいに大きな差はないようです。
どちらも卵のコクとバターの香ばしさが感じられ、サクサクした軽やかな食感が特徴。
ただ、若干甘さが控えめになった、口どけが軽くなったなど、細かな改良を感じるという意見もあります。
全体としては、「懐かしい味がそのまま楽しめる」という評価が多く、リニューアルとしては成功しているといえそうです。
北の卵のサブレーの再販・復刻はある?
「もう一度、あのパッケージで食べたい」という声も少なくありません。
実際、ブルボンは過去に人気商品の復刻版を期間限定で発売したことがあり、消費者の反応次第では「北の卵のサブレー」として再登場する可能性もゼロではありません。
特にSNS上では「昔のデザインが好きだった」「子どもの頃を思い出す」という投稿も多く、懐かしさを感じるファンの存在は確かです。
ただし、現時点で公式に再販予定が発表されているわけではありません。
復刻の実現には需要や原料調達の安定性など、いくつかのハードルがあるため、もし出るとしても期間限定や記念パッケージの形になる可能性が高いでしょう。
似ている味わいのお菓子もチェック
「北の卵のサブレーがもう買えないなら、似た味のものを探したい」という方も多いはず。
卵やバターのやさしい香りを楽しめるサブレーやクッキーは他にもあります。
たとえば、
- ブルボンの「あじわいたまごのサブレー」
- 同じくブルボンの「バタークッキー」シリーズ
- 森永製菓の「ムーンライト」などのたまご系クッキー
これらは食感や風味が近く、代わりとして十分満足できるアイテムです。
昔ながらの味が好きな方は、ぜひ食べ比べてみてください。
北の卵のサブレー販売終了の真相まとめ
・「北の卵のサブレー」は、旧名称での販売を終了している。
・ただし、実質的には「あじわいたまごのサブレー」としてリニューアル継続中。
・販売終了の背景には、ブランド刷新・コスト見直し・消費者嗜好の変化がある。
・旧製品の味わいは後継品に引き継がれており、現在も類似商品を購入可能。
・再販や復刻の可能性もあり、今後の動向に注目したい。
北の卵のサブレーが販売終了?今後の再販や代替品にも注目
「北の卵のサブレー」は、名前を変えて形を変えても、多くの人の記憶に残るお菓子です。
完全に姿を消したわけではなく、「あじわいたまごのサブレー」として現在も楽しめるのはうれしいポイント。
もし店頭で見かけない場合は、オンラインショップを活用して探してみてください。
今後、復刻版や限定パッケージとして再登場する日が来るかもしれません。
長年愛された“ひよこサブレー”の味を、これからも楽しみに待ちましょう。
