最近、「午後の紅茶 無糖レモンが見当たらない」「販売終了したの?」という声を多く見かけます。コンビニでもスーパーでも棚から姿を消したように見えると、不安になりますよね。そこで今回は、キリンの「午後の紅茶 無糖レモン」が本当に販売終了してしまったのか、それともリニューアルや仕様変更なのかを詳しく調べました。
午後の紅茶 無糖レモンとは?
「午後の紅茶」はキリンビバレッジが1986年に発売した日本初のペットボトル紅茶。以来、長年にわたりさまざまなフレーバーを展開し続けています。その中でも「無糖」シリーズは、健康志向の高まりとともに人気が拡大しており、砂糖を使わず紅茶本来の香りを楽しめる商品として定着しました。
「午後の紅茶 無糖レモン」は、正式には「午後の紅茶 おいしい無糖 香るレモン」という名称で販売されていた無糖レモンティー。爽やかな香りとスッキリした味わいが特徴で、無果汁ながらもレモンの香りが広がる上品な仕上がりでした。使用茶葉にはダージリンを20%配合し、キリンらしい本格派の紅茶として人気がありました。
「午後の紅茶 無糖レモン」が見かけない理由
ここ数年、この無糖レモンティーが店頭から姿を消したという声が相次いでいます。実際に販売終了になったのかを調べると、理由はいくつかの要素が重なっていることがわかりました。
1. リニューアルによる名称・パッケージ変更
まず大きいのは、商品のリニューアルです。キリンは2021年に「午後の紅茶 おいしい無糖 香るレモン」を新発売し、その後もたびたび改良を行っています。2023年には味とパッケージのリニューアルを発表し、2025年3月にも再リニューアルの予定が明らかになっています。
つまり、旧製品の「午後の紅茶 おいしい無糖 レモン」は終売したものの、新仕様の「午後の紅茶 おいしい無糖 香るレモン」が後継商品として継続しているのです。パッケージデザインが変わったことで、見た目から「別の商品」と感じてしまう人も多いようです。
2. 店舗による取り扱いの違い
スーパーやコンビニによっては、無糖紅茶シリーズのうち「香るレモン」を置かない店舗もあります。商品の入れ替え時期や在庫の関係で一時的に棚から消えることもあり、「もう売ってないのでは?」と感じてしまうケースも。
特にコンビニでは、新商品や限定フレーバーが優先的に展開されるため、定番の一部が一時的に姿を消すことは珍しくありません。
3. 一部仕様の終了
容量やパッケージ形態の見直しも影響しています。以前販売されていた500mlや600mlのボトルなど、一部サイズが出荷終了となり、新仕様では容量やボトル形状が変わっていることも。愛飲者にとっては「見慣れたボトルがない=販売終了」と見える状態です。
4. SNSや噂による誤解
SNS上では「午後の紅茶 無糖レモンが販売終了した」との投稿が拡散されたことがありました。しかし実際には、「旧仕様が終了して新仕様に切り替わった」だけで、完全な終売ではありません。ブランド全体が終了したわけではないため、情報の見極めが重要です。
キリン公式情報から見る現在の販売状況
キリン公式サイトの製品一覧を見ると、「午後の紅茶 おいしい無糖 香るレモン」は現在もラインナップに掲載されています。また、2025年3月18日には同シリーズのリニューアル発売が予定されており、継続販売が確実であることが確認されています。
この新リニューアルでは、紅茶の香りをより引き立てる製法に改良し、味わいをすっきり仕上げたとのこと。ダージリン茶葉を20%使用するなど、香るレモンらしい爽やかさを維持しつつも、より飲みやすい設計になっています。
したがって、「午後の紅茶 無糖レモン」そのものが完全に販売終了したわけではなく、リニューアルによる仕様変更とパッケージ刷新の結果、消費者に“見かけない”印象を与えているというのが実情です。
実際に販売終了した「旧タイプ」について
一方で、2021年以前に発売されていた「午後の紅茶 おいしい無糖 レモン(旧仕様)」は、メーカー公式X(旧Twitter)アカウントの投稿で「8月をもって販売終了しました」と案内されています。その後、9月末から「午後の紅茶 おいしい無糖 香るレモン」として新たに登場しました。
つまり、旧製品の在庫が店頭から消えた時期と新製品の展開開始時期が重なり、「販売終了」と認識されたタイミングがあったわけです。名称が似ていても、リニューアルによってレモン香料や茶葉ブレンドが調整されているため、旧ファンからすると味が違って感じられるかもしれません。
無糖紅茶市場の背景と動向
「午後の紅茶 おいしい無糖」シリーズが支持される背景には、健康志向の高まりがあります。
糖分を控えたい人、すっきりとした味を求める人が増え、無糖飲料市場は年々拡大。コーヒーや緑茶に加えて、無糖紅茶の需要も着実に伸びています。
特に「午後の紅茶 おいしい無糖」シリーズは、“香りで楽しむ紅茶”という方向性で進化を続けています。無糖でありながらも、香りや風味で満足感を得られるよう設計されており、単なる「甘くない紅茶」ではなく、“紅茶本来の豊かな香りを感じるドリンク”として定着しています。
この流れの中で、レモンフレーバーは香りの爽快感を際立たせる存在。今後もブランド内の定番ラインとして維持される見通しです。
再販・リニューアルの可能性
現在も「午後の紅茶 おいしい無糖 香るレモン」は販売継続中ですが、キリンはこのシリーズを定期的にリニューアルしています。
2023年リニューアルでは「より自然な香り」「すっきりした後味」をテーマに、2025年版では「紅茶の香りの立ち上がりを高めた」仕上がりへと再構築。製品改良を重ねることで、無糖紅茶市場でのポジションをさらに強化しています。
したがって、仮に一時的に見かけなくなったとしても、将来的に「新しい香るレモン」として再登場する可能性は高いでしょう。無糖紅茶カテゴリーはメーカーにとっても重要な分野であり、完全終売という判断は考えにくい状況です。
購入できる場所やおすすめの探し方
もし「午後の紅茶 無糖レモン」が近所で見つからない場合は、以下の方法で探すと入手しやすいです。
- スーパーやドラッグストアの大型店舗
リニューアル商品の入荷が早く、複数のフレーバーを展開している可能性が高いです。 - ネット通販(Amazon・楽天・LOHACOなど)
新旧仕様を含めて在庫を持っているショップが多く、ケース販売もあります。 - 自動販売機・コンビニ限定ボトル
一部チャネル限定のデザインやサイズが展開されることもあるため、こまめにチェックしてみるのもおすすめです。
また、「午後の紅茶 おいしい無糖 香るレモン」で検索すると、現行モデルの商品ページが見つかるので確認してみましょう。
「午後の紅茶 無糖レモン」販売終了の真相まとめ
調査の結果、「午後の紅茶 無糖レモン」は完全に販売終了したわけではなく、
- 旧仕様が終了した
- 新仕様「午後の紅茶 おいしい無糖 香るレモン」に切り替わった
- 店舗によって取り扱い状況に差がある
というのが実情でした。
つまり、レモン風味の無糖紅茶は今も継続展開中であり、リニューアルを重ねながら進化を続けています。健康志向の流れに乗って、今後も安定した需要が見込まれるカテゴリです。
午後の紅茶 無糖レモンが販売終了?今後も香るレモンとして楽しめる
「午後の紅茶 無糖レモン」は“姿を変えて生き続けている”商品です。旧仕様が終了したことから販売終了と感じる人も多いですが、実際には「午後の紅茶 おいしい無糖 香るレモン」という形で今も店頭や通販で手に入ります。
レモンの香りが好きな人にとっては、より洗練された味わいにリニューアルされた今の無糖紅茶もおすすめ。季節や気分に合わせて、すっきりとした午後のひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。
