スイッチカバーが突然壊れてしまって、「同じ型番がもう売っていない…」と困った経験、ありませんか?
特に東芝ライテックの「WDG1611MN(ニューホワイト)」は、住宅のスイッチまわりで長く使われてきた人気モデルですが、今ではほとんどの通販サイトで「販売終了」や「在庫なし」と表示されています。
この記事では、WDG1611MNが廃盤になった理由や、代替品として注目されている「WDG1611MNA(WW)」との違い、互換性、取り付け時の注意点まで、わかりやすく解説します。
WDG1611MNとは?人気だった理由と現状
WDG1611MNは、東芝ライテックが製造していた「ワイドアイ配線器具シリーズ」のスイッチカバー。
カラーはニューホワイト(WW)で、どんなインテリアにも馴染むシンプルなデザインが特徴です。サイズは42.2×45.6×4.5mm。玄関や廊下、リビングなど、さまざまな場所で使われていました。
しかし現在、メーカー公式サイトや主要通販では軒並み「生産完了」「取り扱い終了」となっており、新品を購入するのはほぼ不可能な状態です。
一部の在庫品を販売する店舗もありますが、価格が高騰していたり、入荷時期未定になっていたりと、安定的に入手するのは難しい状況です。
なぜWDG1611MNは販売終了になったのか?
WDG1611MNが廃盤となった背景には、耐久性の問題と改良品の登場が関係していると考えられます。
ユーザーの口コミでは「爪が割れやすい」「数年で外れてしまった」という声が目立ち、特にスイッチの開閉頻度が高い場所では破損が起こりやすいという課題がありました。
そこで東芝ライテックは、構造を見直した改良版「WDG1611MNA」を開発。
金属製の固定爪を採用することで、以前のプラスチック製よりも耐久性を大幅にアップさせています。つまり、WDG1611MNは「旧モデルの弱点を解消するために役目を終えた」というのが実情です。
代替品・後継モデルは「WDG1611MNA(WW)」
WDG1611MNの代替として、現在主に流通しているのが**WDG1611MNA(WW)**です。
同じく東芝ライテック製で、「ワイドアイ配線器具」シリーズの一部として扱われています。
この後継モデルは、見た目やサイズ感、色味などが旧型とほぼ同じ。
唯一の大きな違いは、爪の部分が金属製に改良されたことです。これにより、カバーを外す際に破損するリスクが少なくなり、「壊れにくく、長く使える」と高く評価されています。
通販サイトでも「WDG1611MNの代替後継モデル」と明記されており、実際に交換して問題なく使えているレビューも多数。
「カチッとはまって安定感がある」「従来品より頑丈」といった感想が多く見られます。
WDG1611MNとWDG1611MNAを徹底比較
代替品を選ぶ上で気になるのは、やはり互換性。
見た目が似ていても、実際に使えるかどうかは重要なポイントです。ここでは、主な項目を比較してみましょう。
1. サイズ・形状
どちらも同じ「Mサイズ(ワイドアイ配線器具)」のスイッチカバー。
外寸や厚み、取り付け寸法は共通のため、基本的にはそのまま置き換え可能です。特別な加工や工具は不要で、旧型と同じ要領で装着できます。
2. 材質・耐久性
WDG1611MN:プラスチック製の爪で固定。
WDG1611MNA:金属製の爪を採用。強度が増し、長期間使っても割れにくい。
この改良点が最大の違いであり、「数年で壊れる」問題をほぼ解消しています。DIYで交換する人にも扱いやすく、固定感もしっかりしています。
3. 色味・質感
どちらもニューホワイト(WW)ですが、製造時期や経年によって微妙な色差が出る場合があります。
長年使って黄ばんだスイッチ本体と新品カバーを組み合わせると、やや白さが際立つかもしれません。ただし違和感を感じるほどの差ではなく、一般家庭ではほぼ気にならないレベルです。
4. 価格・入手性
WDG1611MNは現在ほとんど流通しておらず、見つかっても在庫限り。
一方でWDG1611MNAはAmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場など複数サイトで購入可能。
単品だけでなく、3個セットや5個セットなどのまとめ買いもあり、価格も数百円台と手頃です。
取り付け時の注意点とコツ
WDG1611MNAは基本的に旧型と互換性があるものの、取り付け時にいくつか注意しておくとスムーズです。
- 取り外し時は爪を折らないように注意
旧カバーを外す際に力を入れすぎると、壁側の部品を傷める可能性があります。
細いマイナスドライバーで軽くこじ開けるのがコツです。 - 金属爪の位置を確認してはめる
新型は爪が金属になっているため、少し硬く感じる場合があります。
片側ずつ押し込むようにして「カチッ」と音がすれば装着完了です。 - スイッチの種類を確認する
まれにスイッチ本体が別シリーズ(例:パナソニック製など)の場合、サイズが微妙に異なります。
東芝の「ワイドアイ」シリーズであれば問題ありませんが、不安な場合は型番を確認しておきましょう。
購入先とおすすめの選び方
WDG1611MNAは複数の通販サイトで販売されています。
価格は店舗によってやや差がありますが、以下のような傾向があります。
- Amazon:3個セットや5個セットなど、まとめ買い向け。最もレビュー数が多い。
- Yahoo!ショッピング:単品購入可。メール便対応の店舗もあり。
- 楽天市場:他の電材用品とまとめ買いしやすい。
いずれも「WDG1611MNの代替後継モデル」と明記されている店舗を選ぶと安心です。
特にDIY初心者や住宅の補修目的なら、純正後継モデルを選んでおくのが無難です。
旧型を使い続けている人へのアドバイス
「まだ壊れていないし、そのままでいいかな」と思う方も多いですが、WDG1611MNは経年劣化で爪が脆くなりやすく、突然外れてしまうケースがあります。
スイッチのカバーが浮いたままになると、内部にホコリが入り込みやすく、見た目も悪化します。
早めにWDG1611MNAへ交換しておくことで、安心感も見た目もアップします。
また、交換作業は難しくなく、ドライバー1本あれば自分でも可能。
壊れてから慌てて探すより、予備としていくつかストックしておくのもおすすめです。
まとめ:WDG1611MNの代替品はWDG1611MNAで決まり
WDG1611MNが販売終了となり、困っている方も多いと思います。
しかし、後継モデルのWDG1611MNA(WW)は、旧型の課題だった耐久性を改善し、ほぼ完全互換の形で登場しています。
デザイン・サイズ・色味も同等で、取り付けも簡単。DIY初心者でも安心して交換できるのが魅力です。
もし「カバーが割れた」「在庫が見つからない」といった悩みがあるなら、迷わずWDG1611MNAを選んで問題ありません。
今後も安定して流通しているうちに、必要な分を確保しておくのが賢い選択です。
WDG1611MNの代替品を探している人にとって、WDG1611MNAは性能・価格・入手性のすべてでバランスが取れた最適解です。
住宅のスイッチまわりを安心して使い続けるためにも、この機会にチェックしてみてください。
