「wena 3がもう販売終了と聞いたけど、次に何を使えばいいの?」
そんな声が今、時計好きの間で増えています。ソニーの人気スマートウォッチバンド「wena 3」は、2026年2月でサポートが終了予定。電子マネーや通知機能を愛用していた人にとっては大きなニュースです。この記事では、wena 3の代替品として注目されているおすすめスマートバンドやスマートウォッチを紹介しつつ、「wena 3らしさ」を引き継げるポイントもわかりやすく解説します。
wena3とはどんなデバイスだったのか?
まずは少しだけおさらいを。wena 3は「バンドにすべてのスマート機能を搭載する」という、他にはない発想のスマートウォッチでした。
時計のヘッド(文字盤)は好きなブランドやデザインを選べて、バンドだけが“スマート化”。これにより、クラシックな腕時計の見た目を崩さずに電子マネー決済や通知、健康管理までできるという、唯一無二の存在でした。
おサイフケータイ対応でSuicaなども使え、改札や買い物もスマートに完結。しかもバンド単体で完結する設計は、デザイン面でもファンが多かったですね。
しかしこの便利なwena 3も、サービス終了が正式発表されました。アプリのサポートや電子マネー機能の継続利用が難しくなり、今後は「後継モデルが出ない以上、別の選択肢を探すしかない」状況になっています。
wena3とスマートバンド・スマートウォッチの違い
wena 3の代替を探す際にまず知っておきたいのは、「一般的なスマートバンド/スマートウォッチ」との構造の違いです。
wena 3はバンド部分が本体。
一方で、多くのスマートウォッチは文字盤側にディスプレイ・センサー・チップを内蔵しています。つまり、「好きな時計のヘッドを使う」という発想が難しくなるんです。
また、wena 3のように「おサイフケータイ対応」で日本の電子マネーが使える製品は非常に少ないのが現状です。特にコスパ重視のスマートバンドでは、Suicaなどの決済機能はほぼ搭載されていません。
それでも、通知・健康管理・軽さ・デザインなどの面でwena 3に近い使用感を得られるモデルはいくつもあります。ここからは、そんな注目の代替品を紹介していきましょう。
wena3の代替品おすすめ5選
1. Xiaomi Smart Band 9
コスパ最強のスマートバンドといえばこれ。通知、心拍、睡眠、運動ログなど、スマートバンドとしての基本性能を網羅しながら、価格は3,000円前後と非常に手頃です。
軽くて薄く、バッテリー持ちも抜群。wena 3のような「装着感の良さ」を求める人に向いています。電子マネーには非対応ですが、日常の活動ログやスマホ通知を手軽に管理したい人には十分すぎる性能です。
2. Xiaomi Redmi Watch 5 Active
こちらはスマートウォッチタイプ。バンド一体型の設計ですが、1.8インチの大画面ディスプレイが見やすく、操作もしやすいのが魅力。
運動データの計測精度も高く、GPSや防水機能も搭載。軽量なのでビジネスにもカジュアルにもマッチします。おサイフケータイ機能こそないものの、wena 3で便利だった通知・健康管理系の機能はほぼカバーしています。
3. Fitbit Charge 6
Google傘下のFitbit最新モデル。健康管理機能に関しては業界トップクラスです。
血中酸素、ストレス、睡眠スコア、心拍数などが精密に記録され、運動習慣の可視化にも強みがあります。GoogleマップやYouTube Musicの連携もあり、ライフスタイルをスマートに管理したい人におすすめ。
Suica対応なので、wena 3の「改札をスマートに通る」体験を部分的に再現できます。
4. Apple Watch SE(第2世代)
少し価格は上がりますが、「iPhoneユーザー」なら最有力候補。
通知、決済、健康管理、音声アシスタントなど、あらゆる機能を備えた万能型です。Apple PayによるSuica・iD決済も可能で、実用面ではwena 3の代わりとして最も完成度が高いでしょう。
唯一の弱点は「アナログ時計と組み合わせる自由度がない」ことですが、スマートウォッチとしての総合力は抜群です。
5. Garmin Venu Sq 2
スポーツ系スマートウォッチの定番ブランド「Garmin」のミドルレンジモデル。
精度の高いGPS、豊富な運動モード、健康データの自動分析などが特徴です。デザインもシンプルで、フォーマルなシーンにも馴染みやすいのがポイント。
Garmin Payによるキャッシュレス決済も可能で、電子マネー対応のスマートウォッチを求める人にもおすすめです。
wena3の「時計をスマート化する」発想を継承したい人へ
もし「今ある時計をそのまま使いたい」という人なら、発想を変えてみるのも一つの手です。
たとえば、お気に入りのアナログ時計を使いつつ、別の手首にスマートバンドを着けるスタイル。
もしくは、Apple Watchのように「クラシックなデザインのケース+スマート機能付きバンド」でファッション性を両立する選択肢もあります。
あるいは、「通知や健康管理は必要ないけど、見た目はそのままで使いたい」場合には、汎用のステンレスバンドやNATOベルトでお気に入りの時計をリメイクする方法もおすすめです。wena 3のような“スマート化”ではないものの、愛着のある時計を長く使えるという点では近い満足感を得られるはずです。
wena3の代替を選ぶときのポイント
wena 3のすべてを完全に再現できる製品は、残念ながらまだ存在しません。
そのため、次のような「優先順位」を決めてから選ぶのがおすすめです。
- 通知・健康管理を重視 → Xiaomi Smart Band 9 / Fitbit Charge 6
- おサイフケータイ・Suicaを重視 → Apple Watch SE(第2世代) / Fitbit Charge 6 / Garmin Venu Sq 2
- 軽さ・装着感を重視 → Xiaomi Smart Band 9
- デザインやファッション性を重視 → アナログ時計+別バンドの併用
これらの条件を整理して、自分の生活に一番フィットするものを選ぶのが失敗しないコツです。
wena3の代替品まとめ|「手首のスマート化」は次のステージへ
wena 3の終了は惜しいニュースですが、その思想は確実に次世代へ引き継がれています。
「時計をより便利に、スマートに」という発想は、スマートウォッチの世界全体に広がりつつあります。
今後は、AppleやFitbit、Garmin、Xiaomiといったメーカーが、それぞれ異なる形で“スマートなライフスタイル”を提案していくはずです。
wena 3を愛用していた人ほど、自分に合ったスタイルを再発見できるタイミングかもしれません。
あなたにとっての“次の一本”を見つける参考になれば幸いです。
