最近、「ブッチドッグフードがどこにも売っていない」「公式サイトでも購入できなくなっている」と感じている飼い主さんが増えています。長年愛用してきた方にとって、いきなり店頭や通販から消えたのは驚きですよね。この記事では、なぜブッチが手に入らなくなったのか、その背景と、ブッチの代わりとしておすすめできる代替フードを5つ紹介します。
ブッチが売ってないのはなぜ?販売終了の背景
ブッチドッグフードは、ニュージーランド発のプレミアムウェットフード。高品質なヒューマングレード原料を使用し、グルテンフリー・無添加・高水分という特徴で、愛犬の食いつきの良さや健康サポートに定評がありました。
しかし、2025年夏ごろから「販売終了」「入荷停止」といった情報が広まり、現在では公式販売ルートを含めて新規購入ができない状態となっています。
理由としては、原産国であるニュージーランドでの生産や輸出に関する制限、輸入手続き上の問題などが重なり、日本国内への安定供給が困難になったためとされています。
ブッチの特長は「生肉に近いフレッシュさ」と「高い嗜好性」。その代わりに冷蔵・冷凍保存が必要で、一般的なドライフードより管理に手間がかかります。この特殊な形態と品質を両立できる代替品を探すのは簡単ではありませんが、近年は国産ブランドでも同等の品質を実現する商品が増えています。
ブッチの代替品を選ぶときに見るべきポイント
ブッチの代わりを探す際は、「同じ特徴をどれだけ再現できるか」がカギになります。特に注目したいポイントは次の4つです。
- 嗜好性(食いつきの良さ)
ブッチのように高い水分量と肉の香りがあるフードを選ぶと、食いつきの差が出にくくなります。 - 原材料の安全性と品質
ヒューマングレード(人が食べられる品質)の原材料、無添加、グレインフリー(穀物不使用)などが安心の目安です。 - 水分量と柔らかさ
ブッチは70%前後の水分を含む柔らかいウェットタイプ。歯の弱い犬やシニア犬にも優しい形状のものを選びましょう。 - 保存性とコスパ
冷凍タイプは鮮度が保てる一方で保存スペースが必要。日常的に続けやすい価格と管理方法かどうかも大切です。
この基準を踏まえて、ブッチの代わりに人気を集めている国産フードを順に紹介します。
1. PETOKOTO FOODS(ペトコトフーズ)
PETOKOTO FOODSは、獣医師やペット栄養管理士が監修した国産のフレッシュフードブランドです。ヒューマングレード素材を使用し、無添加・保存料不使用。チキン、ビーフ、ポーク、フィッシュなど豊富なメニュー展開があり、愛犬の好みや体調に合わせて選べます。
ブッチと同様に冷凍保存タイプで、水分量も多く柔らかい食感。封を開けた瞬間の香りが強く、食いつきが良いと評判です。
「冷凍で届いて解凍するだけ」という手軽さと、安全性のバランスが魅力。定期配送プランもあるため、継続しやすい点もブッチユーザーに人気です。
2. ココグルメ
ココグルメは、国内工場で作られる無添加・冷凍タイプのウェットフードです。人間が食べられる食材のみを使用し、ヒューマングレードを徹底。ブッチ同様、しっとりとした質感で食欲をそそる香りが特徴です。
原材料は国産の肉や野菜で、栄養バランスを考えた総合栄養食。チキン・ポーク・フィッシュなど複数の味があり、アレルギーに配慮したメニューも選べます。
口コミでは「ブッチを食べなくなった後でもこれなら食べるようになった」「便の調子が安定した」といった声が多く、ブッチ難民の最有力候補とも言われています。
3. やわか(YAWAKA)
やわかは、国産の手作り風フードとして注目を集めているブランドです。無添加・グルテンフリーで、食感が柔らかく、ブッチに近い“お肉の香りとジューシーさ”が特徴。
ウェットタイプに近い半生製法で、水分が多め。特にシニア犬や小型犬など、硬いドライフードが苦手な子に向いています。
食べやすく、保存も比較的しやすい設計で、毎日のごはんとしてもトッピングとしても活用できます。
4. 犬猫生活 手作りごはん
「犬猫生活 手作りごはん」は、食材の安全性と透明性にこだわった国産ブランド。ヒューマングレード・無添加・国産素材100%という安心設計で、ブッチに近い品質を持っています。
冷凍パウチタイプで、小分けになっているため使いやすく、1食ずつ解凍するだけで与えられます。
動物性たんぱく質をしっかり摂れるうえ、野菜も適度に含まれているので、バランスの良い総合栄養食として人気です。アレルギー対策や皮膚ケアを意識する飼い主にも選ばれています。
5. ミーアンドマミー(Me and Mommy)
ミーアンドマミーは、低温調理された新鮮食材を使用するフレッシュフード。高たんぱく・低脂肪設計で、運動量の多い犬や体型管理を意識している犬に向いています。
ブッチと同じく水分が多く、香りが豊か。小型犬でも食べやすい柔らかさで、嗜好性が高い点が評価されています。
冷凍保存タイプなので鮮度を保ちやすく、定期購入すればコストも抑えられるため、継続的に利用する人が増えています。
ブッチから代替品に切り替えるときの注意点
いきなりフードを切り替えると、消化不良や食欲不振を起こすことがあります。ブッチから別のフードに移行する際は、次のようなステップを意識しましょう。
- 1日目〜3日目:新しいフードを1/4混ぜて様子を見る
- 4日目〜6日目:半分ずつ混ぜる
- 7日目以降:新しいフードだけに切り替える
また、フレッシュタイプやウェットタイプは保存方法にも注意が必要です。解凍後はすぐに与え、長時間の常温放置は避けましょう。冷蔵保存できる期間や解凍方法は、商品パッケージに従うのが基本です。
まとめ|ブッチドッグフードが売ってない今、どう選ぶか
ブッチドッグフードが手に入らなくなった今、愛犬に合う“次の一歩”を探す飼い主が増えています。
ブッチと同じように「無添加」「ヒューマングレード」「高水分」「柔らかい食感」を重視するなら、PETOKOTO FOODSやココグルメが最も近い選択肢です。
一方で、「コスパ」「手軽さ」「国産素材の安心感」を求めるなら、やわかや犬猫生活 手作りごはん、ミーアンドマミーもおすすめ。
大切なのは、愛犬の年齢や体質、ライフスタイルに合わせて“続けやすいフード”を選ぶこと。どのブランドもお試しセットを用意しているので、まずは少量から試してみるのが良いでしょう。
愛犬に合う代替フードが見つかれば、ブッチがなくても毎日の食事はもっと楽しく、健康的に続けられます。
