オープンイヤー型イヤホンが増えてきた今、AVIOTから登場した「TE H1」はその中でも注目度が高いモデル。
「耳を塞がないのに高音質」「長時間つけても疲れない」という評判をよく目にします。
今回は実際のレビューや口コミをもとに、音質・デザイン・機能性をじっくり掘り下げて紹介していきます。
TE H1ってどんなイヤホン?
AVIOT TE H1は、国産ブランドAVIOTが手がけるオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン。
耳の中に入れず、耳に引っ掛けるタイプのデザインが特徴です。
片耳わずか7.5gと軽く、長時間装着しても痛くなりにくいのがポイント。
Bluetooth 5.3対応で接続は安定。マルチポイントにも対応しており、スマホとPCなど複数デバイスの切り替えがスムーズです。
さらにLDACコーデック対応で、ハイレゾ音源にも対応。
オープンイヤー型ながら高音質再生を目指した意欲的なモデルといえます。
音質の印象と評価
レビューを見ていると、TE H1の音質については意見が分かれるところ。
ただし「オープンイヤー型としてはかなり健闘している」という声が多いのも事実です。
搭載されているのは14.2mmの大口径ドライバー。
このサイズのおかげで、開放型ながらも低音の量感がある程度確保されています。
特に中高音の抜けがよく、ボーカルが自然に響くと評価する人が多いです。
ただ、耳の形や装着位置によっては音が小さく感じることも。
耳穴にスピーカーが直接向かないため、密閉型イヤホンのような迫力は期待しすぎない方がいいでしょう。
一方で、長時間聴いても疲れにくいナチュラルなサウンドは「ながら聴き」にぴったりです。
アプリ「AVIOT SOUND ME」を使えば、音質モードを3種類(高音質/音量優先/音漏れ抑制)から切り替え可能。
状況に合わせて微調整できるのは大きな強みです。
デザインと装着感
TE H1のデザインは、AVIOTらしい上品さと機能美を両立。
メタリックな多層塗装が施され、光の当たり方によって印象が変わるスタイリッシュな仕上がりです。
ブラックやシルバーなど落ち着いたカラーが揃い、性別問わず使いやすい印象。
装着感については、多くのレビューが「軽くて快適」と高評価。
独自の“ヘリカルイヤーフック”が耳にしっかりフィットし、ズレにくい構造になっています。
メガネやマスクをしても干渉しにくく、通勤やテレワーク時にも使いやすいと評判です。
ただし、耳の形状によってはややフィットしづらい場合もあるようです。
「装着に慣れるまで少し時間がかかった」という意見も見られます。
一度ベストポジションを見つければ快適に使えるので、初めは鏡を見ながら調整するのがおすすめです。
機能面の特徴
TE H1は機能面も充実しています。
防水性能はIPX4相当で、雨や汗に強くランニング中でも安心。
バッテリーはイヤホン単体で最大12時間、ケース併用で最大42時間とロングライフ。
10分の充電で約1時間再生できる急速充電にも対応しています。
また、マルチポイント接続が可能なので、スマホで音楽を聴きながらPCの通知を受け取るといった使い方もOK。
仕事にもプライベートにも柔軟に対応できるのはうれしいポイントです。
さらに、オープンイヤー型では気になる“音漏れ”への対策も考えられています。
「音漏れ抑制モード」を使うとスピーカーの駆動を調整し、音の広がりを抑制。
実際に試したレビューでも「静かなオフィスでも問題なく使える」との声がありました。
使い勝手・操作性
タッチ操作にも対応しており、再生・停止・曲送り・通話などの基本操作が可能。
ただし、一部のレビューでは「感度が高くて誤動作しやすい」との指摘もあります。
慣れるまでは操作のコツをつかむ必要がありそうです。
専用アプリでは、音質モードの切り替えやイコライザー設定のほか、ファームウェア更新も可能。
アプリの使い勝手については賛否ありますが、近年のAVIOT製品では改善が進んでおり、TE H1でも概ね安定して動作します。
実際の使用感レビュー
実際に使っているユーザーからは、「ながら聴きに最適」「耳が疲れない」といったポジティブな意見が目立ちます。
音楽を聴きながら会話や作業をしたい人には理想的なスタイルです。
特にオフィスワークやリモート会議、家事中などでの使用が高評価。
「耳を塞がないので呼びかけにすぐ反応できる」「テレワーク中でも自然に会話できる」との声もあります。
一方で、音楽をじっくり楽しみたい人からは「低音が弱い」「音量が小さい」との指摘も。
そのため、TE H1は“ながら聴き専用機”として位置づけると満足度が高いと言えます。
フィット感や音量バランスは耳の形で変わるため、購入前に試着できる店舗で確認すると安心です。
評判・口コミの傾向
ネット上の口コミを総合すると、以下のような傾向が見られます。
好評な点
- 軽くて快適、長時間でも耳が痛くならない
- 周囲の音を自然に取り込める
- バッテリー持ちが良く、日常使いに最適
- LDAC対応で音の解像度が高い
- デザインが上品で質感が良い
不評な点
- 音量が小さいと感じる人がいる
- 低音が弱く、迫力に欠ける
- タッチ操作の誤反応がある
- 耳の形によってフィットしにくい場合がある
こうしたレビューを踏まえると、TE H1は“ながら聴き用途を重視する人”に最適なイヤホンと言えます。
他モデルとの比較と選び方のポイント
オープンイヤー型のライバルとしては、ソニーのLinkBudsシリーズやShokzのOpenFitなどが挙げられます。
それらに比べると、TE H1は価格が1万円前後と手頃で、LDAC対応という点が差別化ポイント。
音質を重視するならAVIOT、スポーツや通話中心ならShokzという棲み分けがしやすい印象です。
AVIOT製品らしいナチュラルな音作りが好みなら、TE H1はかなり魅力的な選択肢。
また、国産ブランドという安心感もあり、サポート体制を重視する人にも向いています。
まとめ:AVIOT TE H1のレビューと評判を総括
AVIOT TE H1は、耳を塞がない開放感とAVIOTらしい音質チューニングを両立したオープンイヤー型イヤホンです。
音質・デザイン・機能性のバランスがよく、特に「ながら聴き」を中心に使いたい人には理想的な選択。
ただし、低音の迫力や音量の強さを求める人にはやや物足りないかもしれません。
それでも、長時間装着しても快適な軽さや、LDAC対応の高音質、長いバッテリー持続時間など、トータルで見ると完成度の高いモデルです。
通勤・在宅・散歩・作業中、どんなシーンにも自然に溶け込むTE H1。
「耳を開放したまま音楽を楽しみたい」という人にとって、AVIOT TE H1はきっと満足できる一台になるでしょう。
