こんにちは!毎日、小田急バスで通勤や通学をしている皆さん、気になるニュースが入ってきましたね。そう、小田急バスの運賃改定についてです。特に「定期券が値上げされたの?」という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。私も最初は「え、値上げ?」とドキッとしましたが、よく調べてみると、実は複雑で奥深い事情があったんです。
今回の記事では、2025年10月1日に実施された小田急バスの運賃改定について、定期券の動向を中心に、なぜこうなったのか、私たちの家計にはどう影響するのか、を分かりやすく、そして詳しく解説していきますね。読み終わる頃には、運賃改定の全貌がスッキリ理解できるはずです。それでは、さっそく本題に入りましょう!
小田急バスの運賃改定、何がどう変わった?
まずは、今回の運賃改定のポイントをざっくりとおさらいしましょう。一言でいうと、「一律の値上げ」ではなく、「エリアや支払い方法、乗客の年齢によって、上げたり下げたり、据え置いたり」という、なかなか複雑な内容になっています。
具体的に見ていきましょう。
大人の運賃は、現金とICカードで大きく差がつきました。均一運賃地区(主に町田市などの路線)では、大人が現金で乗車する場合、何と全区間100円均一になりました。これは以前からある割引運賃がさらに拡大した形です。しかし、注意が必要なのは、これはあくまでも「営業上の割引運賃」で、公式の上限運賃は250円に設定されたということ。
一方、私たちがよく使うICカード(PASMOやSuica)で乗車する大人は、運賃が240円から250円に10円値上げされました。つまり、現金利用者は大幅な割引、ICカード利用者は少しの値上げという、ちょっと意外な形になったんです。
子供の運賃には、とっても嬉しいニュースがあります。小児(小学生以下)は、ICカード利用時の50円運賃が据え置かれただけでなく、現金でも全区間100円均一で乗れるようになりました。これにより、子供連れの家族にはとても優しい制度になったと言えますね。
ただし、これはあくまで「均一運賃地区」の話。小金井・府中エリアなどの「区間制運賃地区」 では、初乗り運賃が250円に改定された系統もあります。自分の乗る路線がどちらに該当するか、確認が必要です。
気になる定期券の値上げは?単独・共通で分かれる運命
さて、本題の小田急バス定期の値上げについてです。結論から先にお伝えすると、「一律の値上げではない」ということ。これが一番のポイントです。定期券は、その種類によって運命が分かれました。
まず、ほっと一安心なのが、小田急バス単独のIC全線定期券は、運賃が据え置かれたということです。小田急バスの路線のみを利用する定期券をお持ちの方は、今回の改定で料金が変わっていません。これは良かったですね!
では、どの定期券が値上げの対象になったのでしょうか。それは、他のバス事業者と共同運行している路線の共通定期券です。具体的には以下の路線の「通勤用大人定期券」が値上げされました。
- 東急バスとの共通定期券:玉07系統(二子玉川駅~成城学園前駅)
- 東急バスとの共通定期券:柿23・市43・青27系統(上鉄鴨志田口~市が尾駅)
例えば、1ヶ月券では10,320円から10,800円へと値上げされています。一方で、同じ路線の通学用定期券や、小児の定期券は据え置かれています。また、京王バスや神奈中バスとの共通定期券には変更はありませんでした。
つまり、定期券の値上げは、一部の共同運行路線に限定されており、多くの利用者には直接的な影響がなかった、ということになります。しかし、なぜこのような複雑な改定が行われたのでしょうか?その背景を次の章で探っていきましょう。
なぜこんなに複雑?運賃改定の背景にある二つの理由
今回の小田急バスの運賃改定が「単純な値上げ」ではなく、「現金利用者への大幅割引」と「ICカード利用者の小幅値上げ」を組み合わせた複雑なものになったのには、主に二つの大きな理由があります。
第一の理由は、言うまでもなく厳しい事業環境です。バス事業を取り巻く状況は年々厳しさを増しています。全国的な運転手不足は深刻で、人材を確保するためには人件費の増加は避けられません。また、燃料費の高騰や、車両などの資材価格の上昇も続いています。こうした増え続けるコストをどうにかして賄わなければ、安全で安定したバスサービスそのものを維持できなくなってしまう危機感があります。
しかし、もし運賃だけを一律に大きく値上げしてしまえば、利用者は離れ、かえって経営を圧迫してしまうかもしれません。そこで登場するのが、第二の理由である「子育て応援」という視点です。
この運賃改定は、親会社である小田急電鉄が掲げる「子育て応援ポリシー」に強く沿ったものとなっています。子供の運賃を大幅に割引することで、子育て世帯の交通費負担を軽減し、バス利用を促すことが大きな目的です。特に、登下校時にバスを利用する子供が増えれば、交通事故のリスクを減らす効果も期待できます。また、駅までのバス利用が増えれば、駅周辺の混雑緩和にもつながるという、一石二鳥以上の効果を狙っているのです。
さらに、現金運賃を100円に割り引くことで、普段バスを利用しない人や、高齢者などスマートフォンやICカードに不慣れな層にもアプローチし、新たな利用者を開拓したいという思惑も感じられます。
つまり、この運賃改定は、「持続可能な事業運営のための収益確保」と「未来の利用者を育てる社会貢献」という、一見相反する二つの目標を両立させようとする、戦略的な改定だったと言えるでしょう。
こんなところに注意!利用者が知っておくべきポイント
今回の改定は複雑なため、うっかりしていると思わぬ勘違いや不便を感じることがあるかもしれません。ここでは、利用者の皆さんが特に注意すべきポイントをいくつか挙げておきます。
まず重要なのは、「運賃が路線やエリアによって全く異なる」 ということです。先ほども触れましたが、均一運賃地区(主に町田エリア)と、区間制運賃地区(小金井・府中エリアなど)とでは適用される運賃体系が違います。また、同じ路線でも、均一運賃地区内を通る区間と、それ以外の区間では運賃が変わる「複合区間」を持つ系統(稲11・12系統、鶴08系統など)もあります。乗る前に、自分の路線がどのエリア・体系に該当するか、確認する習慣をつけることをおすすめします。
次に、ちょっとややこしいのが共同運行路線での「運賃の不一致」 です。小田急バスと、京王バスや神奈中バスが共同で運行している路線があります。この場合、例えば鶴川駅~三輪入口間を走るバスに乗ると、小田急バスの車両では大人運賃が250円、神奈中バスの車両では220円ということが起こり得ます。これは、事業者ごとに運賃改定の内容や時期が異なるためです。特に現金で支払う場合は、乗るバスの会社によって運賃が違うかもしれない、ということを頭の片隅に置いておきましょう。
最後に、「この改定の対象外となった路線がある」 ことも覚えておいてください。鶴川地区の一部路線(鶴10~13、鶴26系統)や、若葉台循環(若01系統)、そして各市が運行するコミュニティバス(町田市の「ムーバス」、三鷹市の「みたかシティバス」など)は、今回の小田急バスの運賃改定の対象外です。これらの路線を利用される方は、従来の運賃が継続されますのでご安心ください。
一日乗車券も大幅改定!お得なのは子ども
定期券や通常運賃だけでなく、観光や一日中の移動に便利な一日乗車券も大きく変わりました。
大人用の一日乗車券は、600円から680円に値上げされました。80円のアップです。一方で、小児用はなんと300円から140円へと、半額以上も値下げされたんです!これは驚きですよね。
この変更からも、小田急バスが「子育て世帯のサポート」と「子供の利用促進」に本気で取り組んでいる姿勢が、ひしひしと伝わってきます。週末に子供と一緒にバスでお出かけするご家庭にとっては、かなり嬉しいニュースではないでしょうか。
全国的な流れから見る小田急バスの選択
実は、小田急バスの今回の改定は、全国で起きている公共交通運賃の見直しの流れの中の一コマに過ぎません。バスに限らず、鉄道でも運賃改定の動きが相次いでいます。
2025年の秋には、東京では国際興業バスや東急バスが、大人IC運賃を10円程度引き上げています。また、2026年の春にはJR東日本や西武鉄道などで大規模な運賃改定が予定されており、この流れは当分続きそうです。
そうした中で、小田急バスが選んだ道は「一部値上げでコストを賄いつつ、子育て層への積極的な投資で将来を確保する」という、独自のバランス感覚に満ちたものでした。短期的な収益だけを追わず、地域社会の中で長期的に必要とされる存在であり続けるための、一つの答えを示したように感じられます。
小田急バス定期と私たちのこれから
さて、長くなりましたが、いかがでしたでしょうか?「小田急バス定期が値上げ?」という最初の疑問に対して、答えは「一部の共同運行路線の通勤定期券のみが値上げされ、多くの単独定期券は据え置かれた」ということでした。
しかし、今回の運賃改定の本質は、単なる値上げ・値下げではなく、激変する社会環境と事業環境の中で、バスという公共交通をどう持続可能にしていくかという難しい課題への挑戦です。
増大するコストと、利用者の負担軽減という板挟みの中で、小田急バスは「子育て応援」という明確な軸を打ち出しました。現金利用者への思い切った割引は、高齢者や観光客など多様な層への扉を開く試みでもあります。
私たち利用者に求められるのは、ただ値上げを嘆くのではなく、自分がどのような方法で、どの路線を利用するのが最も適しているのか、改めて考えてみることかもしれません。ICカードを利用すれば、確かに以前より10円高くなりますが、その一方で子供の運賃は非常に安く、一日乗車券を活用すれば家族でのお出かけもお得になります。
公共交通は私たちの生活の足であり、街の活力を支える大切なインフラです。今回の複雑な運賃改定は、その未来を考え、議論するきっかけにしたいものですね。皆さんの毎日の移動が、少しでも快適で経済的になりますように。
