「電車のゴーッて音、気にならなくなったらいいのに」
「カフェで集中して作業したいけど、周りの話し声が耳に入ってくる…」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?ノイズキャンセリングって、なんだか高そうなイメージがありますよね。AirPods ProもWF-1000XM6も、やっぱりそれなりのお値段がする。
でも実は、5000円以下でもちゃんとノイズキャンセリング機能がついたイヤホンは買えるんです。
もちろん高級機とまったく同じとは言えません。でも、「何もないより雲泥の差」なのは間違いない。今日はそのあたりのリアルなところも含めて、コスパ抜群の7機種を紹介していきますね。
5000円以下のノイキャンって実際どうなの?
「安いノイキャンっておもちゃなんじゃないの?」
はい、その疑問、すごくわかります。最初に結論を言っておくと、「消せる音」と「消しにくい音」があるんです。
ノイキャンの得手不得手を知ろう
ノイズキャンセリングの仕組みはシンプル。内蔵マイクが外の騒音を拾って、その音と逆の波形の音をぶつけて打ち消すんです。
この仕組み、連続した低い音はめっちゃ得意。
たとえば、電車の走行音、エアコンのゴーッという音、飛行機のエンジン音。こういったブーンという低周波の騒音は、5000円以下のエントリーモデルでも十分に軽減できます。「気にならなくなる」レベルまでいける機種も少なくないんですよ。
逆に苦手なのは、急に発生する高い音。人の話し声、子どもの叫び声、カフェの食器がカチャカチャ鳴る音。これらは高級機でも完全には消せません。価格帯による差が出やすい部分ではありますが、そもそもノイキャンという技術自体がそういう特性なんです。
「声が消えない」は実はメリットにもなる
ここ、少しおもしろい視点なんですが。
子育て中の方にとって、子どもの声が完全に消えてしまうイヤホンって、むしろ怖くないですか?異変に気づけなくなったら困りますよね。
5000円クラスのノイキャンイヤホンは、低音ノイズだけをしっかり抑えて、人の声はほどほどに通すモデルが多い。これって、在宅ワーク中に子どもの様子を見守りたい親御さんには、むしろ「ちょうどいい」スペックだったりします。
有線かワイヤレスか、それが問題だ
5000円以下でノイキャンイヤホンを探すとき、まずぶつかるのがこの選択です。
有線タイプの隠れたメリット
「え、今さら有線?」って思いました?
でも、5000円以下のワイヤレスイヤホンには弱点があるんです。それはバッテリー。この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンは、1~2年使うとバッテリーの持ちがガクッと落ちることが多い。充電しても30分しか持たない、なんて口コミも見かけます。
有線ならその心配はゼロ。それに、動画を見るときの音ズレ(遅延)もありません。オンライン会議で相手の声と口の動きがずれてイライラ…なんてこともない。
最近はスマホからイヤホンジャックが消えて久しいですが、USB Type-C端子に直接挿せるノイキャンイヤホンがじわじわ増えてるんですよ。
おすすめはHi-Unit ノイズキャンセリング Type-Cイヤホン。アルミ削り出しの高級感あるボディに、DAC(デジタル-アナログ変換チップ)内蔵で、Type-Cポートに挿すだけですぐ使えます。ANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載でこの価格はかなり頑張ってる。
あとはSONY IER-EX15Cも外せない存在。ソニーの音作りのノウハウが詰まった5mmドライバーで、音楽もナチュラルに楽しめる。USB Type-C版が出ているので、最新スマホでも問題なく使えますよ。
ワイヤレスで選ぶならこの機種
「でもやっぱりコードが邪魔」「充電しながら使えないし…」という人には、もちろんワイヤレスから探しましょう。
今、5000円前後で買えるANC搭載完全ワイヤレスとして、まず挙げたいのがSOUNDPEATS Mini Pro。ハイブリッドANCを搭載していて、外音取り込みモードにも対応。バッテリーは本体だけで約5時間、ケース充電込みで約21時間。この価格でこのスペックは正直すごい。
セール時期を狙えば、HUAWEI FreeBuds SE 4 ANCも選択肢に入ってきます。バッテリーは脅威の50時間(ケース込み)。10mmドライバーで音質もこのクラスでは優秀。スマホがHuaweiじゃなくても普通に使えます。
もうひとつ注目したいのがEarFun Air Pro 4i。アプリで細かくノイキャンの効き具合を調整できるので、シーンに合わせて使い分けたい人にぴったり。アプリ対応って、この価格帯では結構珍しいんですよね。
購入前にチェックしたい3つのポイント
カナル型を選べばノイキャン効果は何倍にもなる
ノイズキャンセリングイヤホンは、物理的な遮音性との合わせ技で効いてきます。耳の穴にグッと入れるカナル型は、耳に乗せるだけのインナーイヤー型より圧倒的に遮音性が高い。
せっかくANC機能があっても、イヤーピースの密閉度が低いと効果は半減してしまいます。購入したら、自分の耳に合うサイズのイヤーピースに付け替えるのを忘れずに。
技適マークは必須、絶対。
ここだけは真面目な話。海外の格安イヤホンには、日本の電波法に基づく「技適マーク」がついていないものがあります。認証を受けていない機器を日本で使うのは電波法違反。Amazonなどで購入するときは、商品ページに技適マークの記載があるか必ず確認してください。
バッテリー交換できない前提でコスパを計算
完全ワイヤレスイヤホンは、ほぼすべてバッテリー交換不可。5000円のイヤホンが1年半で使えなくなったら、買い替えコストは月々約280円。高いと見るか、そのくらいなら許容範囲と見るか。これも選ぶときの判断基準にしてみてください。
シーン別おすすめの選び方
最後に、使い方に合わせた選び方を整理しますね。
通勤・通学で使いたい人は、やっぱりワイヤレスが便利。SOUNDPEATS Mini Proあたりはコンパクトなケースでポケットにも入れやすい。電車のゴーッという低音はしっかり抑えてくれるので、移動時間が格段に快適になりますよ。
在宅ワーク中の集中用なら、遅延のない有線タイプがおすすめ。オンライン会議で声と口がずれないし、バッテリー切れで途中中断もない。Hi-Unit ノイズキャンセリング Type-CイヤホンをPCに挿しっぱなしにしておけば、いつでもすぐに静かな環境を作れます。
勉強や読書のお供には、外音取り込みモード付きのモデルが意外と便利。カフェで注文される瞬間だけ外の音を取り込みたい、なんてときにサッと切り替えられます。EarFun Air Pro 4iならアプリで細かく調整もできますね。
5000円以下でも、ノイズキャンセリングイヤホンは十分「買う価値あり」です。高級機には敵わない部分もありますが、できないことを嘆くより、できることで快適さを手に入れましょう。低音ノイズに悩まされてきた人こそ、この価格帯から始めてみてください。きっと世界がちょっと静かになりますよ。

