「バファリンプレミアム、最近お店で見ないけど終売なの?」
そんな疑問を持った人も多いのではないでしょうか。頭痛や生理痛、発熱時の定番として愛用していた人にとって、あの青いパッケージが店頭から消えるのは不安になりますよね。
結論から言うと、「バファリンプレミアム」は完全な終売ではなく、一部容量の販売が一時的に休止されている状況です。ここでは、なぜそんな状態になっているのか、今でも買える場所はあるのか、そして代わりになる製品は何かを分かりやすく解説します。
バファリンプレミアムとは?定番バファリンシリーズの上位版
「バファリンプレミアム」は、ライオン株式会社が販売する解熱鎮痛薬シリーズの中でも“プレミアム”の名にふさわしい上位モデル。
イブプロフェンとアセトアミノフェンという2種類の有効成分を1:1で配合し、速効性と優しさの両立をうたっています。
さらに胃粘膜保護成分やカフェインなども加えられ、「早く効いて、胃にやさしい」をコンセプトに多くのリピーターを獲得してきました。
20錠・40錠・60錠と容量展開があり、普段使いには20錠、常備用には60錠が人気でした。
しかし、2024年以降、60錠タイプを中心に店頭から姿を消すようになり、「終売?」という噂が広まりました。
販売終了ではなく「一時休止」だった
まず押さえておきたいのは、ライオン社の公式情報です。
公式サイトによると、「バファリンプレミアム60錠」は生産上の都合により一時販売休止中とのこと。
品質上の問題はなく、20錠・40錠タイプは継続販売されています。
つまり、製品全体の終売ではなく、あくまで一部容量の供給停止というのが正確な状況です。
このような部分的な販売休止は、医薬品業界では珍しくありません。製造ラインの見直しや原材料の調達状況、流通体制の変更などが理由になることが多いのです。
バファリンプレミアムが品薄になった理由
「生産上の都合」とだけ書かれていても、もう少し具体的に知りたいですよね。
関係者の情報や薬局サイトの告知などを総合すると、いくつかの背景が見えてきます。
1. 生産ラインの調整と需要変動
製薬会社は、一定期間ごとに製造設備をメンテナンスしたり、生産体制を見直したりします。
バファリンシリーズは種類が多く、バファリンプレミアムDX以外にも「バファリンA」「ルナi」などが並行して作られています。
このため、一時的にラインを絞り込んで効率化を図ることがあります。
また、近年はワクチン接種や感染症流行によって解熱鎮痛薬全体の需要が不安定になり、在庫計画が難しくなっていることも影響していると見られます。
2. 容量ラインナップの見直し
60錠入りは「まとめ買い派」に人気がありましたが、一般のドラッグストアでは20錠・40錠が主流です。
回転率の低い大容量タイプを一時的に止めることで、流通や棚管理の効率を上げる意図も考えられます。
実際、オンライン薬局では「60錠のみ販売終了」「20・40錠は継続」と明記されている例が多いです。
3. シリーズ再編と後継製品の登場
2025年には「バファリンプレミアムDX」や「バファリンプレミアムDXクイック+」など、より高機能の新製品が発売されています。
企業としてはブランドを整理し、上位版に移行する動きの一環と考えられます。
つまり、60錠入りが消えた背景には、シリーズ再編とリニューアル戦略があるわけです。
現在も買える?バファリンプレミアムの在庫状況
ここで気になるのが、「今でも買えるの?」という点です。
結論から言うと、20錠・40錠タイプなら今でも購入可能です。
ただし、地域や店舗によっては在庫切れが続いており、「60錠」はほとんど流通していません。
実際に確認すると、
- ドラッグストアのオンラインショップでは「60錠販売終了」「40錠在庫あり」という表示が多い
- 一部通販サイトでは在庫希少のため価格が上がっている
- 店舗によっては棚から一時的に消えているが、再入荷予定がある
といった状況が見られます。
したがって、「終売」と思っていた商品も、容量を変えれば手に入る可能性が高いのです。
もしどうしても60錠タイプが良い場合は、在庫を抱える店舗を根気よく探すか、再販の公式発表を待つのが賢明です。
バファリンプレミアムの代わりになる市販薬は?
「プレミアムが見つからない」「60錠が欲しい」という人のために、同系統の代替薬をいくつか紹介します。
ここでは、医薬品の効果効能を誇張せず、一般的な特徴として説明します。
- バファリンプレミアムDX/バファリンプレミアムDXクイック+
同じシリーズの上位モデル。成分構成が似ており、速効性を重視する人に選ばれています。 - イブA錠EX(エスエス製薬)
イブプロフェン系で速効タイプ。胃への刺激を抑える成分を配合しています。 - ロキソニンS(第一三共ヘルスケア)
痛みに強く、医療用でも使われるロキソプロフェンを主成分としています。 - タイレノールA(大正製薬)
アセトアミノフェン単剤で、胃にやさしい系の代替として知られています。
これらは成分や効き方が異なるため、症状や体質に合わせて薬剤師・登録販売者に相談することが大切です。
「今までバファリンプレミアムが合っていたのに…」という人でも、専門家のアドバイスでより適した選択肢が見つかる場合があります。
再販の可能性と今後の見通し
一時販売休止の製品は、需要が多ければ再販されることがあります。
実際、薬局の問い合わせ記録では「2025年夏ごろ生産再開予定」という情報も見られました。
ライオン社としても人気製品を完全に廃止するとは考えにくく、今後のリニューアルや再出荷のタイミングで復活する可能性は十分あります。
ただし、医薬品の供給には時間がかかるため、すぐに店頭に並ぶわけではありません。
「見つけたら買っておく」「別容量で代用する」「代替品を常備しておく」など、柔軟に対応するのが良さそうです。
購入時の注意点と正しい使い方
バファリンプレミアムを購入・服用する際には、いくつかの基本ポイントを押さえておきましょう。
- 他の解熱鎮痛薬やかぜ薬との併用は避ける
- 胃腸が弱い人は、食後に水またはぬるま湯で服用する
- 15歳未満の人は服用しない
- 眠気を催す成分が含まれるため、服用後の車の運転は避ける
- 用法用量を守り、長期連用はしない
そして、異常を感じたらすぐに服用を中止し、医師・薬剤師に相談することが大切です。
「市販薬だから安心」と思わず、正しい使い方を意識することが、安全で効果的なセルフケアにつながります。
まとめ:バファリンプレミアムは完全な終売ではない
今回の調査をまとめると、次のようになります。
- 「バファリンプレミアム」は一部容量(60錠)のみ一時販売休止
- 品質や安全性の問題ではなく、生産上の都合による調整
- 20錠・40錠は継続販売中で、店舗や通販によっては購入可能
- 代替として「バファリンプレミアムDX」や他社製品も選択肢に
- 再販の可能性もあり、今後の動向に注目
つまり、「終売」と断言するのは早計です。
愛用者の多い人気商品だからこそ、供給再開を待つ声も多く、復活の可能性は十分にあります。
日常的にお世話になってきた人にとっては少し寂しいニュースですが、正しい情報を知っておけば慌てる必要はありません。
もし店頭で見つけたら、それは貴重な在庫かもしれません。
ぜひ大切に活用しながら、再販の日を待ちましょう。

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