エナジードリンク好きの間で根強い人気を誇っていた「モンスターエナジー キューバリブレ」。独特のコーラ×ライム風味が印象的な一本でしたが、最近になって「もう売ってない」「どこにも置いていない」という声が増えています。実際に流通状況を調べてみると、どうやらこのフレーバーは**終売(販売終了)**となっているようです。この記事では、モンスターキューバリブレがなぜ終売になったのか、そして今後の再販はあり得るのかを詳しく見ていきます。
モンスターキューバリブレとはどんなドリンク?
まず、このフレーバーを知らない方のために少し紹介しておきましょう。
モンスターキューバリブレは、2018年4月24日に日本限定で発売されたエナジードリンクです。カクテル「キューバリブレ(ラム+コーラ+ライム)」をモチーフに、コーラ味をベースにしたエナジー系ドリンクとして登場しました。
缶のデザインは黒地に赤と金のラインが走る高級感のある仕上がりで、味わいも非常に個性的。「コーラなのに濃厚で、深いコク」「ライムの酸味が効いていてクセになる」と好評を得る一方、「少し薬っぽい」「好き嫌いが分かれる味」といった声も多かったようです。
主成分は他のモンスターエナジーシリーズと同様、ガラナエキスや高麗人参エキス、L-カルニチンなどが配合され、100mlあたり約40mgのカフェインを含むハード系の仕上がり。エナジードリンクファンの間では「モンスター版のジョルトコーラ」と評されることもありました。
いつから店頭で見かけなくなった?
発売当初からファンを集めたキューバリブレですが、2022年頃を境にコンビニやスーパーでの取り扱いが急激に減少。2023年にはモンスターエナジー公式サイトのラインナップからも姿を消しました。
さらに、ヨドバシカメラやAmazon、楽天市場などの大手ECサイトでは「販売終了」「在庫なし」と表示され、ヤフオクやメルカリでは「廃盤モデル」として出品されるようになっています。こうした流通の実態から、実質的に終売となっていることが確認できます。
なぜモンスターキューバリブレは終売になったのか?
公式から明確な発表はありませんが、複数の要因が重なった結果と考えられます。
1. フレーバーの多様化によるラインナップ整理
モンスターエナジーは日本国内だけでも20種類以上のフレーバーを展開しており、すべてを常時販売するのは難しい状況です。新商品が出るたびに棚スペースを確保する必要があるため、販売が落ち着いたフレーバーから順次入れ替えが行われてきました。
キューバリブレも発売から数年経過し、一定のファンはいたものの、シリーズ全体の売上構成の中では小規模な位置付けにとどまっていたと見られます。そのため、他の新作(モンスター パイプラインパンチやモンスター スーパーコーラなど)を優先するための整理対象になった可能性が高いでしょう。
2. 味のクセが強く、リピート層が限定的だった
レビューサイトやSNSを見ても、キューバリブレに対する評価は二極化していました。「コーラにライムの酸味が効いていて最高」と絶賛する声がある一方、「薬っぽくて飲みづらい」「一度飲めば満足」といった意見も多く見られます。
モンスターの中でも特に“癖のある”味で、万人受けしなかった点がリピート率の低下につながったと考えられます。市場データが非公開であっても、販売本数や仕入れ数が落ち込めば、メーカーとしては在庫リスクを避けるため生産終了を決断しやすくなります。
3. 「スーパーコーラ」の登場による後継交代
キューバリブレの終売後、2021年に登場した「モンスター スーパーコーラ」が、事実上の後継商品と見なされています。どちらも“コーラ系モンスター”という共通点があり、スーパーコーラの方はより万人受けする甘めの味に調整されています。
結果的に、コーラ系フレーバーのポジションはスーパーコーラに譲られた形となり、キューバリブレはその役目を終えたともいえるでしょう。
4. 流通コストと在庫負担
エナジードリンク市場は回転率が命です。特にコンビニでは新商品入れ替えのスパンが早く、回転が悪いアイテムは即座に棚から外されます。キューバリブレはマニア層には支持されたものの、一般消費者への浸透が限定的で、売り場での回転効率が低かったことも終売の一因と考えられます。
現在の入手状況と注意点
2025年現在、モンスターキューバリブレは一般販売ルートではほぼ入手不可能です。Amazonや楽天でも在庫はなく、フリマアプリでの出品が中心となっています。なかには未開封缶が数千円で取引されており、コレクターアイテム化が進んでいるようです。
ただし、購入時には賞味期限と保存状態に十分注意が必要です。エナジードリンクは高温多湿に弱く、古い在庫は風味が劣化している可能性があります。特に未開封でも長期保存品は炭酸抜けや成分沈殿が起きていることがあるため、飲用目的ではなくコレクション目的で入手するほうが無難です。
ファンの声と再販を望む動き
SNSでは、キューバリブレの終売を惜しむ声が後を絶ちません。
こうした投稿は定期的に見られ、今なお復活を望むファンが一定数存在しています。特に「限定復刻してほしい」という意見が多く、メーカー側もファンの反応を注視している可能性があります。
再販・復刻の可能性はある?
ここからは今後の再販の可能性について考えてみましょう。
モンスターエナジーはこれまでにも、過去の人気フレーバーを限定復刻した例があります。海外では「ウルトラパラダイス」や「ピンクボス」などが再登場したケースがあり、日本でもキャンペーン限定で過去モデルが復活したことがあります。
そのため、**キューバリブレ**の復刻も完全にゼロではないといえます。特に、ブランド周年やコレクター企画のタイミングで「日本限定復刻版」として再販される可能性は十分あります。
しかし、現実的には次のようなハードルもあります。
- 現行ラインナップとの重複(スーパーコーラが存在)
- 味の再現コストと原材料調達
- 限定商品としての採算性
これらを考慮すると、通常流通での再販よりも、数量限定・オンライン限定などの形で復刻される可能性のほうが高いでしょう。
代替・類似フレーバーを探すなら?
「キューバリブレが好きだった」という人におすすめできる現行フレーバーもいくつかあります。
- モンスター スーパーコーラ
同じくコーラ味で、より甘めで飲みやすい。万人受けする仕上がり。 - モンスター アブソリュートゼロ
甘さ控えめでキリッとした後味。キューバリブレのコクとは異なるが、爽快感重視の人に。 - レッドブル エナジードリンク コーラ
国内では入手困難だが、自然派コーラテイストのエナジー飲料として近い方向性。
味の個性という点では完全な代替は難しいものの、「あのキューバリブレの余韻が恋しい」という人はこれらのコーラ系を試してみるのも良いでしょう。
モンスターキューバリブレ終売まとめ
・2018年4月24日に日本限定で登場した「モンスターキューバリブレ」は、コーラ×ライムの個性的なフレーバーとして人気を博した。
・2023年頃に公式サイトから削除され、現在は実質的に終売状態。
・終売理由は公式発表されていないが、味の好み・販売実績・ラインナップ整理・後継商品の存在などが要因と考えられる。
・フリマなどで廃盤商品として高値取引されているが、飲用には注意が必要。
・再販の可能性は完全には否定できず、限定復刻に期待が残る。
モンスターキューバリブレが終売へ ― 再びあの味を楽しめる日は来るのか
モンスターエナジー キューバリブレは、単なるコーラ系エナジードリンクではなく、多くのファンの記憶に残る“特別な一本”でした。その終売を惜しむ声は今もSNSで続いており、ブランドの歴史の中でも印象的な存在として語り継がれています。
もし再販が実現すれば、発売当時を知るファンにとっては待望のニュースになるでしょう。コレクターとして保管している人も、あの独特な味をもう一度味わいたいと願っているはずです。
“あの味”が再び戻ってくる日を信じて、これからも新しいモンスターエナジーシリーズを見守っていきたいですね。

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