PS5のディスクドライブを探しても、どの店舗や通販サイトでも「在庫なし」「入荷未定」と表示されている——そんな声が今、SNSを中心に多く聞かれます。発売からしばらく経ったにもかかわらず、なぜいまだに手に入りにくいのでしょうか？この記事では、PS5ディスクドライブが「売ってない」と言われる背景や理由、そして再販時期の見通しについて詳しく解説します。
PS5ディスクドライブが売ってないのはなぜ？
最も大きな理由は「供給量の少なさ」にあります。PlayStation 5のディスクドライブ（型番CFI-ZDD1Jなど）は、もともと単品販売の数量が限られており、家電量販店やオンラインショップでも「入荷しても即完売」する状況が続いています。
ソニーが販売する現行モデルのPS5は、「PS5デジタルエディション」と呼ばれるディスクドライブ非搭載の本体が存在します。そのため、後からディスクドライブを購入して取り付けるユーザーも多く、需要が供給を上回っている状態です。
さらに、PS5本体自体の供給に長期間制約があったことも影響しています。部材の調達難や世界的な物流の乱れによって、本体の生産にリソースが集中し、アクセサリであるディスクドライブの製造が後回しになったと考えられます。
限定的な流通構造と在庫の偏り
ディスクドライブ単体は、ソニーの公式ストアや一部の大手量販店でのみ販売されており、一般的な家電ショップではほとんど取り扱われていません。その結果、販売チャネルが限られ、在庫が入荷してもすぐに転売目的で買い占められるケースが多発しています。
また、PS5本体とセット販売されるケースもあり、単品としての出荷が抑えられていることも品薄の一因です。実際、PS5デジタルエディション本体とディスクドライブを別々に購入しようとするユーザーが多いため、「周辺機器だけが売り切れている」という逆転現象が起きています。
転売需要による価格高騰も
一部の通販サイトやオークションでは、定価を大きく上回る価格でPS5ディスクドライブが出品されています。需要が高いにもかかわらず供給が限られているため、転売市場が活発化している状況です。
たとえば、定価1万円台半ばの商品が2万円以上で販売されている例もあり、正規ルートでの購入が難しいユーザーが高値で手に入れざるを得ないケースも報告されています。
このような状況により、SNSでは「見つけたら即買いが鉄則」といった声も多く見られます。特に再販直後は数分で完売することが多く、通知機能を使って在庫復活を待つユーザーも増えています。
PS5のモデル構成が影響？新型との関係
ソニーはPS5の新モデルとして「PS5 Pro」を発表・発売しました。この新型ではディスクドライブが脱着式になっており、ドライブを別売アクセサリとして購入して装着する仕組みが採用されています。
この仕様変更が、ディスクドライブ単体の需要をさらに押し上げたと考えられます。
一方で、ソニーが新型本体の製造・流通を優先している可能性もあり、旧型ドライブ（CFI-ZDD1J）の生産ラインが縮小されているとの見方もあります。つまり、「旧モデルの在庫を一度整理し、新モデル向けアクセサリを再供給する」という過渡期にあるのです。
このように、ハードウェアの世代交代がちょうど進行中であることも、「売ってない」状況を長引かせている大きな要因といえます。
ダウンロード時代への移行も関係している？
もう一つ注目すべき背景は、「ダウンロード販売」への移行です。
近年、PSストアなどのオンライン販売でゲームを購入するユーザーが急増しており、物理ディスクを利用する機会が減っています。そのため、メーカーとしてもディスクドライブを大量に生産・出荷する優先度が下がっている可能性があります。
実際に、ソニー自身が販売するPS5デジタルエディションは、ディスクを使わない前提で設計されたモデルです。市場全体で「物理メディア離れ」が進むなか、ディスクドライブを必要とするユーザーは相対的に減少していると見られます。
それでもディスクドライブが必要な人も多い理由
とはいえ、まだまだディスクドライブが必要な人は少なくありません。
理由としては以下のようなものが挙げられます。
つまり、ディスクドライブは「古い世代との互換性」や「所有する安心感」を重視するユーザーにとって、まだ重要なアクセサリなのです。
今後の再販・在庫回復の見通し
では、PS5ディスクドライブはいつ頃再販されるのでしょうか。
現在のところ、ソニーや主要量販店から正式な再販スケジュールは発表されていません。ただし、複数の販売情報ブログやSNSでは「年明け以降に入荷が増える可能性がある」という見方が出ています。
特に2025年初頭〜春にかけては、PS5 Proの販売状況が落ち着くとともに、周辺アクセサリの供給体制が整ってくる可能性が高いと予想されます。
また、2025年以降はPS5本体の普及がさらに進むと見られるため、ソニーがディスクドライブを継続的に供給するか、それとも完全にデジタル化へ舵を切るかが注目されています。
購入希望者ができる対策
入手を希望する場合、以下のような方法が有効です。
- ソニー公式サイトでの再販通知メールに登録する
- 家電量販店（ヨドバシ、ビックカメラ、エディオンなど）の入荷通知を設定
- SNS（X/Twitter）で「PS5 ディスクドライブ 入荷」などのキーワードを定期的にチェック
- Amazonや楽天の正規販売元をブックマークしておく
- 定価以上の転売には手を出さない
在庫が出た際には数分で完売するケースが多いため、リアルタイムの通知設定が鍵になります。
まとめ：PS5ディスクドライブが売ってない理由は？在庫不足と再販時期を解説
PS5ディスクドライブが売ってない背景には、流通量の少なさや製造優先度の低下、転売の活発化、そして新モデル移行期という複数の要因が重なっています。
さらに、ゲーム市場全体がダウンロード販売へシフトしていることで、ディスクドライブの需要自体も変化している状況です。
ただし、既存のディスク版ユーザーやBlu-ray再生目的のユーザーが一定数いる以上、完全に市場から消えることは考えにくく、今後も限定的ながら再販が続く可能性が高いといえます。
「PS5ディスクドライブが売ってない」と嘆く前に、公式ストアや量販店の通知登録を済ませておくのがおすすめです。再販タイミングを逃さず、安心して定価で手に入れるために、今から準備しておきましょう。
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