最近、「ダイソーでガラス絵の具が見つからない」「前に買えたのに今は棚にない」という声をよく聞きます。
SNSや口コミでも「いつの間にか消えてた」「セリアにはあったけどダイソーにはない」など、ちょっとした“消えた商品”扱いになっているようです。
そこで今回は、ガラス絵の具が本当にダイソーで販売終了してしまったのか、現状どうなっているのか、そして代わりに使えるおすすめアイテムまで詳しくまとめました。
以前はダイソーにも「ガラス絵の具」があった
まず前提として、かつてダイソーでは確かに「ガラス絵の具」が販売されていました。
透明な質感でステンドグラス風のアートが楽しめる人気商品で、子ども向けの工作や瓶リメイクにも使えると話題になっていたんです。
当時は50ml入りで110円というコスパの良さ。
色も赤・青・黄・黒・白など数種類が展開されていました。
口コミをたどると「透明な瓶に塗るとかわいい」「乾くと透け感が出て楽しい」といった感想が多く、100均画材としては珍しく“創作の自由度が高いアイテム”でした。
ではなぜ今「売ってない」と言われるのか？
ここからが本題です。
近年「ダイソーでガラス絵の具が売ってない」と感じる人が増えている理由は、大きく分けて3つあります。
① 店舗による取り扱いの差
ダイソーは全国に店舗があり、地域や規模によって取り扱う商品がかなり異なります。
特にクラフト系・画材系は売場スペースの都合で、店舗ごとに置いている商品がまちまちなんですね。
そのため、ある店舗ではまだ残っているけれど、別の店舗では完全に棚から消えている――そんな状況が起こりやすいのです。
② 在庫縮小・カラー展開の終了
2024年頃から、ダイソーではアクリル絵の具や油性マーカーなど、ほかの画材商品のラインアップが増えています。
限られた棚スペースの中で「回転率の低い商品」は入れ替え対象になりやすく、結果としてガラス絵の具の取り扱いが縮小されたと考えられます。
実際、ネットストアでも「一部の色だけ販売」「検索してもヒットしない」といった状態になっています。
つまり、公式に“廃盤”発表はされていないものの、実質的には終売に近い状態と見てよさそうです。
③ 需要・流行の変化
ガラス絵の具は「ステンドグラス風」「透明感のあるデザイン」が特徴ですが、近年は“もっと手軽に仕上がるクラフト用品”が人気。
レジンやアクリル絵の具、マーカータイプの商品が主流になりつつあります。
SNSの流行が早く移り変わることもあり、結果的にガラス絵の具の需要が下がり、店頭から消えていったと考えられます。
現時点での販売状況
2025年現在、ダイソー公式ネットストアを確認しても「ガラス絵の具」のページは見つかりません。
ただし、全国の一部店舗ではまだ在庫が残っている場合があるようです。
大規模な郊外型店舗や手芸・クラフトコーナーの充実している店舗では、まだ売っているとの目撃情報もあります。
反対に、小型店・駅ナカ店ではすでに完全に姿を消していることが多いです。
もし探す場合は、次のような方法を試すと効率的です。
- 絵の具やクラフト用品コーナーをくまなくチェック
- スタッフに「ガラス絵の具はまだ扱っていますか？」と確認
- ダイソー公式アプリで店舗在庫検索を利用
それでも見つからない場合は、代替商品を検討するのが現実的です。
ダイソーで手に入る代替アイテム
「ガラス絵の具じゃないとダメ」という場合を除けば、同じような表現ができる商品はいくつかあります。
ここでは、ダイソーで手に入りやすい代替アイテムを紹介します。
① アクリル絵の具
今のダイソーでは「アクリル絵の具」が主力です。
30ml入りで110円と手頃で、色の種類も豊富。発色がよく、乾くとツヤが出るタイプもあります。
ガラスに直接塗る場合は、下地を軽く拭いて油分を落としてから塗布すれば、ある程度密着してくれます。
ただし、ガラス絵の具のように“乾くと透明になる”わけではない点には注意が必要です。
② ガラス用マーカー
最近人気が出ているのが「ガラス用マーカー」や「オイルチョークマーカー」。
こちらもダイソーで販売されています。
瓶やグラスに直接描けるペンタイプで、乾くとしっかり密着するのが特徴です。
乾いたあとに濡らすと落ちるタイプと、完全定着タイプがあるため、用途に応じて選ぶと良いでしょう。
③ 木工用ボンド＋絵の具の自作アレンジ
ちょっとした工作なら、透明の木工用ボンドに水性絵の具を少量混ぜて自作する方法もあります。
塗るときは筆や細いスプーンなどで伸ばし、乾かすと半透明になります。
耐久性は本物のガラス絵の具には劣りますが、“一時的なアート”には十分楽しめます。
他の100均で探すなら？
ダイソーで見つからない場合、セリアやキャンドゥをのぞいてみるのもおすすめです。
セリア
セリアでは、ガラス絵の具の取り扱いが比較的長く続いています。
店舗によってはまだ複数色展開があり、「グラスデコ風」として販売されていることも。
キャンドゥ
キャンドゥは、クラフト用品よりも日用品や雑貨が多いため、ガラス絵の具の取り扱いは少なめ。
ただし、限定コーナーや季節商品として入荷することもあるため、チェックしておく価値はあります。
通販で買えるおすすめガラス絵の具
どうしても“本物のガラス絵の具”が欲しい場合は、通販サイトを利用しましょう。
代表的なのは以下のような商品です。
- グラスデコ（ヤマト）：定番のステンドグラス風絵の具。乾くとシールのようにはがせるタイプ。
- ペベオ ヴィトレア：フランス製の本格ガラス絵の具。発色と透明度が高く、プロのクラフトにも人気。
- ターナー ガラスペイント：日本製。初心者でも扱いやすく、ガラス以外の素材にも使用可能。
これらはAmazonや楽天市場などで簡単に入手できます。
色数も豊富で、耐久性や仕上がりも100均製品より安定しているため、長期的に使う人にはおすすめです。
ガラス絵の具が店頭から減った理由を考える
なぜダイソーのような大手チェーンでガラス絵の具が減ってしまったのか。
そこには、100均業界特有の事情も関係しています。
- 棚スペースの競争が激しい
毎月のように新商品が登場する100均では、売れ行きが落ちるとすぐ棚から外されます。
クラフト系は趣味性が高く、購入層が限られているため回転率が低くなりがちです。 - 季節需要の影響
夏休みの工作シーズンなどに合わせて一時的に増えるものの、シーズンオフには在庫が絞られます。 - 製造・仕入れコストの上昇
塗料系は輸入材料や化学品コストの影響を受けやすく、値上げしづらい100均では継続販売が難しくなった可能性があります。
こうした要素が重なり、結果的に“見かけなくなった”という状況につながったと考えられます。
今後、再販の可能性はある？
現時点では、ダイソー公式からガラス絵の具の再販に関する発表は出ていません。
ただ、ダイソーは季節や流行に合わせて商品を復活させることがあり、「夏の工作特集」や「親子DIY企画」などの時期には限定的に復活する可能性もあります。
もし再販があれば、SNSや店頭のPOPで情報が出ることが多いので、定期的にチェックしてみるのもおすすめです。
また、100均業界全体では「リユーザブルアート」「エコ工作」などのテーマが注目されており、ガラス絵の具が再び注目される余地もあります。
まとめ：ガラス絵の具がダイソーで売ってない時の選択肢
ガラス絵の具がダイソーで売っていないのは、明確な廃盤発表こそないものの、在庫縮小・需要減少による自然な終売に近い状況です。
それでも、次のような選択肢があります。
- 近隣の大型ダイソー店舗をチェック
- セリアやキャンドゥなど他100均を覗いてみる
- 通販で本格的なガラス絵の具を購入
- アクリル絵の具やガラス用マーカーで代用
クラフトは「手元にあるもので工夫する」のも楽しみのひとつ。
透明感や色の重なり方を少し変えるだけでも、全く違う作品になります。
「ガラス絵の具がダイソーで売ってない」と嘆く前に、いま手に入る素材でぜひ新しい表現を試してみてください。
きっと、思わぬ発見があるはずです。
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