最近、SNSや口コミサイトで「モンステラがダイソーで見つからない」「販売終了したの?」という声が増えています。100均観葉植物の中でも人気の高いモンステラが、なぜ店頭で姿を消してしまったのでしょうか。この記事では、実際のユーザーの声や店舗情報をもとに、その背景や再入荷の可能性を詳しく見ていきます。
ダイソーのモンステラ、なぜ見つからない?
まず最初に押さえておきたいのは、ダイソーの観葉植物がすべての店舗で同じように販売されているわけではないという点です。観葉植物の取り扱い自体が「大型店中心」であり、小規模店舗では植物コーナーが設置されていないケースも多いのです。
実際に、SNS上では「近所のダイソーにはカポックとパキラしかなかった」「以前はモンステラがあったけど最近は見かけない」という投稿が相次いでいます。一方で、「春に110円で小さなモンステラを買えた」という声も見られます。つまり、完全に販売終了したわけではなく、店舗や季節によって入荷状況が大きく異なるのが実情です。
「販売終了」ではなく「取り扱い縮小」が実態か
「売ってない」と言われる背景には、ダイソー全体での仕入れ・販売体制の変化があります。観葉植物の多くは季節商品として扱われており、春から初夏にかけて最も充実します。冬場は寒さで植物の流通量が減り、管理コストも上がるため、仕入れを控える店舗が多くなります。
また、モンステラは熱帯性植物のため、輸送時の温度管理や水分維持が難しく、大量仕入れには向きません。ダイソーのように低価格で販売する場合、安定した供給が難しいことから、取り扱いを縮小している可能性が高いと考えられます。
実際、2024年以降のユーザー報告を見ても「入荷してもすぐ売り切れる」「斑入りは見たことがない」という声が多く、**“販売終了”というより“入荷が非常に不定期”**というのが現状に近いでしょう。
入荷しても即売り切れ?タイミングが重要
観葉植物を扱う店舗では、入荷のタイミングが販売状況を大きく左右します。多くのユーザーが「木曜や金曜あたりに植物の入荷があることが多い」と指摘しており、週末前に店頭に並ぶケースが多いようです。
さらに、モンステラのような人気種は入荷数が少ないため、開店直後に売り切れてしまうことも珍しくありません。「午前中に行ったらもうなかった」「翌日に行ったら棚が空だった」といった報告も複数見られます。
このため、見つけたらすぐに購入するのが鉄則。特に春〜初夏の新入荷時期には、定期的に店舗をチェックするのがおすすめです。
モンステラ・デリシオーサとモンステラ・アダンソニーの違い
モンステラと一口に言っても、流通している種類はいくつかあります。一般的にダイソーで見かけるのは「モンステラ・デリシオーサ」または「モンステラ・アダンソニー(ヒメモンステラ)」の幼苗です。これらはまだ葉に切れ込みがなく、小さな苗の状態で販売されます。
「100円で売ってるけど、これ本当にモンステラ?」という声があるのもこのためです。モンステラの特徴的な葉の切れ込みは、ある程度成長してから現れるため、購入直後はただのツル植物のように見えることもあります。
また、斑入りのモンステラはダイソーでは扱われていません。白や黄の模様が入った品種は希少で高価なため、専門店やネット通販での取り扱いが一般的です。
季節ごとの入荷傾向と再販の可能性
モンステラは暖かい季節に成長が活発になる植物です。そのため、ダイソーでの入荷も春から夏にかけてが中心となります。逆に、秋冬は生育が鈍るため、出荷元が出荷を控えることが多く、店舗に並ばなくなります。
「去年の春にはあったのに、秋にはどこにもなかった」という声が多いのはそのためです。植物の流通は季節依存性が強いため、春の入荷タイミングを逃すと、次のチャンスは数か月後になる場合もあります。
再販というより、「季節限定で再入荷する」と考えるのが現実的でしょう。
ダイソー店舗による違いも大きい
ダイソーの観葉植物は、全店舗共通ではありません。特に大型店や商業施設内の店舗では、観葉植物コーナーが充実しており、モンステラやポトス、ガジュマルなど多種類を扱っています。一方で、駅前の小型店舗やオフィス街店舗では植物の取り扱いがない場合が多いです。
地域差も大きく、都心部では植物の回転率が高く売り切れが早い一方、地方店舗では在庫が長く残ることもあります。もし探しても見つからない場合は、近隣の大型ダイソーに電話で在庫確認をしてみるのが確実です。
購入できた人の体験談も
「3月にダイソーで10センチくらいのモンステラを110円で買った」という体験談が複数確認されています。購入後に植え替えて育てたという投稿も多く、8年ほどかけて2メートル近くに成長した例もあります。小さな苗からでも、環境が合えば十分に立派に育てられることがわかります。
また、造花やフェイクグリーンとしてのモンステラリーフは、通年で入手可能です。インテリアとして楽しみたい場合は、こちらを選ぶのも一つの方法です。
代替手段と他店の選択肢
もしどうしてもダイソーで見つからない場合、他の100円ショップを探すのもおすすめです。セリアやキャンドゥ、ワッツなどでも観葉植物を扱っており、時期によってはモンステラの小苗が並ぶこともあります。
また、園芸店やホームセンター、ネット通販では、500円〜1000円前後で健康なモンステラ苗を購入できます。育成用の土や鉢もセットになっていることが多く、初心者でも始めやすい環境が整っています。
100均では「運とタイミング次第」ですが、専門店なら安定的に入手できる点が魅力です。
モンステラがダイソーで売ってない理由のまとめ
ここまでの内容を整理すると、モンステラがダイソーで「売ってない」と言われる理由は以下の通りです。
- 観葉植物を扱う店舗が限定されている
- 入荷時期・数量が不定期で、すぐ売り切れる
- 季節によって入荷が止まる
- 小型店や都市部店舗では取り扱いが少ない
- 仕入れコストや輸送の難しさで常時販売が難しい
つまり、「販売終了」というよりは、「条件が合わないと出会えない」というのが本当のところです。春〜初夏の時期に大型店を中心に探せば、再び出会える可能性は十分あります。
まとめ:再び出会うためにできること
モンステラは、ダイソーでは現在入手が難しくなっているものの、完全に終売になったわけではありません。店舗ごとの入荷や季節のタイミングを見極めれば、再び手に入るチャンスがあります。
見つけたときは迷わず購入し、ゆっくり育てていくのがおすすめです。100円の小さな苗が数年で立派なインテリアグリーンに育つ、その過程こそがモンステラの最大の魅力かもしれません。
ダイソーでモンステラを探す際は、「大型店を狙う」「春先を中心にチェック」「入荷日は週末前後」といったポイントを押さえてみてください。再入荷のタイミングを逃さず、あなたの部屋にも緑のアクセントを迎えましょう。
