最近、「スティックモジュールが売ってない」「どこを探しても見つからない」という声を多く見かけます。特にPlayStation 5向けの「DualSense Edge ワイヤレスコントローラー」専用スティックモジュール（CFI-ZSM1G）は、発売から時間が経っても入手が難しい状況が続いています。
本記事では、なぜスティックモジュールが売ってないのか、販売中止の真相、そして代替品や入手のコツまでをわかりやすく解説します。
スティックモジュールとは？どんな役割の部品？
まず、「スティックモジュール」という部品について整理しておきましょう。
これは、PlayStation 5用の高性能コントローラー「DualSense Edge ワイヤレスコントローラー」に搭載されているアナログスティック部分を交換できるモジュール部品です。
スティックはゲーム操作の要となるパーツで、FPSやアクションゲームでは酷使されやすい部分。長く使っていると、スティックが勝手に動く「ドリフト現象」や入力ズレが起こることもあります。そんなとき、コントローラーごと買い替えなくても、スティック部分だけを交換できるようにしたのがこの「スティックモジュール」です。
価格は定価で2,680円（税込）。ソニーが公式に販売している純正交換パーツで、発売当初から修理・メンテナンス目的で注目を集めていました。
「スティックモジュールが売ってない」と言われる現状
スティックモジュールが“売ってない”という声は、発売直後から現在まで続いています。
ネット上のユーザー投稿を見ると、「在庫復活しても数分で完売」「入荷通知を受け取った時にはもう売り切れていた」など、入手が困難な状況が多数報告されています。
ソニーストアでは「品薄商品のため、お一人様1点限りのご注文とさせていただきます」と明記されており、明らかに流通量が限られていることがわかります。
また、家電量販店のオンラインショップでも「予約受付終了」「在庫なし」が常態化しており、販売されていても瞬時に完売することが多いようです。
このため、「販売中止」「終売なのでは？」と誤解されることもありますが、実際には“販売自体は継続中”。ただし、再販が不定期で数量も少ないため、常に入手困難な状態が続いているのが実情です。
売ってない理由①：需要が予想以上に高かった
最大の理由は、発売当初の想定を上回る需要です。
DualSense Edge ワイヤレスコントローラーは、競技ゲーマーやFPSプレイヤーを中心に人気が高く、精密操作を求めるユーザーほどスティック交換のニーズがあります。
特に「ドリフト」や「入力ブレ」が発生した際、スティックを交換することで延命できる点は大きな魅力。ところが、交換用モジュールが思った以上に売れ、供給が追いつかなくなったと考えられます。
レビュー欄にも「やっと買えた」「もう一つ予備を確保した」といった声が多く、リピーター需要も発生していることがうかがえます。
売ってない理由②：純正部品ゆえの生産数制限
スティックモジュールはソニー公式の純正交換部品です。そのため、一般的なアクセサリーのように大量生産・大量流通される商品ではありません。
もともと「交換用パーツ」という位置づけで、壊れた時に必要な分だけ供給するという考え方がベースになっています。
純正品である以上、品質管理も厳しく、製造ラインの増産が容易ではないという点も要因のひとつです。
結果として、出荷ロットが小さく、入荷のたびに即完売する状況が常態化しています。
売ってない理由③：転売と買い占めの影響
スティックモジュールは価格が手頃なうえ、需要が高いため、転売の対象にもなっています。
SNSやフリマサイトでは、定価2,680円のものが倍以上の価格で出品されるケースも見られ、通常のユーザーが定価で購入できない状況が発生しています。
このため、ソニーストアや量販店では「購入数制限」を設けるようになりましたが、それでも再販のたびにボットによる自動購入が起きているとの指摘もあります。
結果として、「販売していても実質的に買えない＝売ってない」と感じる人が増えているのです。
売ってない理由④：修理需要が急増している
DualSense Edge ワイヤレスコントローラーは高性能である反面、スティック部分の摩耗や劣化が起こるケースもあります。
長時間プレイや激しい操作を繰り返すユーザーにとって、スティックモジュールの交換は“消耗部品の定期メンテナンス”のような存在になっています。
とくにeスポーツやFPSタイトルを日常的にプレイする層では、複数の予備モジュールを持つユーザーも少なくありません。
つまり、単純な交換需要だけでなく「保管用・予備用」として複数購入する人が多いことも、在庫不足を加速させていると考えられます。
売ってない＝販売中止ではない
ここで誤解されがちなのが、「スティックモジュールは販売中止になった」という噂です。
しかし、ソニー公式からは「販売終了」「終売」といった発表は一切ありません。
むしろ、定期的に少量の入荷が確認されており、販売は継続しています。
つまり「売ってない」というのは、“いつでも買える状態ではない”という意味合いです。
入荷数が少なく、販売タイミングも不定期なため、タイミングを逃すと「どこにもない」と感じてしまうだけなのです。
実際、2024年以降もソニーストアや大手量販店で再入荷の報告があり、「数分で売り切れた」といった情報も散見されます。
スティックモジュールを入手するためのコツ
入手が難しいとはいえ、完全に買えないわけではありません。ここでは、実際に購入できたユーザーが実践している方法を紹介します。
- ソニーストアの入荷通知を登録する
公式サイトでは再入荷時にメール通知を受け取れる設定があります。これを利用すれば、販売開始のタイミングを逃しにくくなります。 - 家電量販店のオンラインストアをこまめにチェック
ヨドバシカメラやビックカメラでは、突発的に在庫が復活するケースもあります。アプリの通知機能を使うのも有効です。 - 転売価格に惑わされない
定価を大きく超える価格で購入すると、保証が受けられない可能性があります。公式ルートでの購入を優先しましょう。 - 予備を確保しておく
買えたタイミングで予備を1つ購入しておくと、次の在庫切れ時に慌てずに済みます。
スティックモジュールの代替品はある？
もし純正モジュールが手に入らない場合、代替手段もいくつか存在します。
まずは、サードパーティ製の交換用スティックキット。
海外メーカーではホールエフェクト方式（電磁式）のスティックを採用した交換部品が登場しており、ドリフトが起きにくいと評判です。
ただし、こうした製品は純正品ではないため、動作保証や互換性に注意が必要です。万が一のトラブル時には保証対象外になる場合もあります。
どうしても純正が入手できない場合の“応急的な選択肢”として考えるのが無難です。
また、自力で修理する方法もネット上には多く紹介されていますが、分解行為はメーカー保証を失う可能性があるため、基本的には推奨されません。安全に長く使うためには、やはり純正品の入荷を待つのが確実です。
今後の再販や供給改善の見通し
ソニーは、DualSense Edge ワイヤレスコントローラー本体の販売を継続しているため、スティックモジュールの供給も今後も続くと考えられます。
2024年以降も不定期ながら再販が行われており、完全な終売の兆候は見られません。
今後、需要の落ち着きや生産体制の安定化によって、在庫が潤沢になる可能性もあります。
一方で、次世代モデルや改良版コントローラーの登場に合わせて、モジュールの仕様が変わる可能性もあるため、早めに予備を確保しておくのも賢い選択です。
スティックモジュールが売ってないときのまとめ
ここまで紹介してきたように、スティックモジュールが売ってない理由は「販売中止」ではなく、「在庫が少なく、人気が高すぎるため」です。
転売や予備需要も重なり、タイミングを逃すと手に入りづらい状況が続いています。
それでも、販売は継続中であり、入荷のチャンスは定期的に訪れています。
入荷通知の登録や定期的なチェックを続けていれば、必ず入手できるはずです。
スティックモジュールは、コントローラーを長く快適に使うための大切な部品。
慌てて高額転売に手を出さず、公式ルートでの再販を待つことをおすすめします。
以上、「スティックモジュールが売ってない理由とは？販売中止の真相と代替品を紹介」でした。
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