最近、釣具店やネット通販で「リンバー115Sが売ってない」という声をよく耳にします。
SNSでも「全然見かけない」「入荷しても即完売」といった投稿が相次いでおり、釣り人の間では半ば“幻のルアー”状態に。
今回はそんなリンバー115Sがなぜ売っていないのか、本当に販売終了なのか、そして今からでも手に入れる方法を徹底的に調べてまとめました。
リンバー115Sとは？DUOが手掛けた“しなやかに泳ぐ”ルアー
まず、リンバー115Sとは何かを簡単に整理しておきましょう。
リンバー115Sは、DUO（デュオ）の「ビーチウォーカー」シリーズに属するリップレスミノー。
長さ115mm・重さ24gのシンキング仕様で、「ミノーより飛び、シンペンより泳ぐ」というキャッチコピーの通り、飛距離とアクション性を両立したルアーとして知られています。
開発コンセプトは「しなやかに泳ぎ、しなやかに釣る」。
後方に浮力を残したボディ設計により、頭をやや下げたフォール姿勢で自然に沈み、ボトムで倒れにくいのが特徴です。
リトリーブスピードによって泳ぎが変化し、スローでは柔らかいスラローム、速巻きではロールを伴ううねるようなアクションを見せます。
この多彩な動きが、シーバスやヒラメ、マゴチなどのターゲットに高い反応を引き出すとして人気を集めています。
リンバー115Sが売ってないと言われる理由
1. 人気による供給不足
リンバー115Sは発売直後から注目度が高く、SNSやYouTubeでの実釣動画の影響もあって一気に人気が爆発しました。
釣具店では「入荷しても即完売」「1人1個までの購入制限」といった状況が続き、需要が供給を大きく上回っています。
そのため、「どこにも売ってない」と感じる人が多いのは自然な流れといえます。
2. 生産ロットの少なさと流通の偏り
DUO製品は基本的に高品質・小ロット生産で、定期的な再生産が行われるスタイル。
しかしリンバー115Sの場合、人気が急上昇したため、生産・流通体制が追いつかない状態になっています。
また、大手量販店よりも地方の個人店やオンラインショップに在庫が流れるケースもあり、地域によって入手難易度に差が出ています。
3. 限定カラーや再生産のタイミング
リンバー115Sは限定カラーや地域限定カラーが多く、特定時期にしか流通しないモデルも存在します。
再生産のたびに新色が追加される一方、過去の人気カラーは再販されないことも多く、コレクター需要が在庫を圧迫しています。
さらに、再生産が年に数回しかないため、タイミングを逃すと次の入荷まで数ヶ月待つこともあります。
4. 転売・プレミア化の影響
入荷直後に完売することで、一部の転売業者がプレミア価格で販売するケースも見られます。
「ネットでは見かけるけど値段が高い」という状況は、この転売の影響によるものが大きいでしょう。
正規価格で手に入れるには、正規販売店の入荷タイミングを狙うのが最も確実です。
販売終了（終売）なのか？真相を検証
結論から言うと、リンバー115Sは“販売終了ではありません”。
DUOの公式サイトや釣具ニュースでは、「新色追加」「既存カラー再生産」といった発表が続いており、今後も継続販売が予定されています。
2024年には新色ラインナップが発表され、「再生産分が順次出荷」との案内も確認されています。
つまり、売っていないのではなく「売れすぎて在庫が追いつかない」というのが実情です。
ただし、人気が一段落すればモデルチェンジや後継機登場の可能性もあるため、現行モデルを確実に入手したい人は早めの確保が賢明です。
今からでも手に入れるための具体的な方法
「売ってない」と嘆く前に、実際に入手できるルートを押さえておきましょう。
以下の方法を組み合わせることで、見つけられる確率がぐっと上がります。
地方の釣具店を探す
公式スタッフのコメントでも「地方の店舗にはまだ在庫があることが多い」と明言されています。
都市部の量販店よりも、ローカルショップや郊外型店舗のほうが競争率が低く、残っている可能性が高いです。
旅行や出張の際に立ち寄ってみると、思わぬ在庫に出会えるかもしれません。
通販サイトでの再入荷通知を活用
Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどでは、入荷時にメール通知を受け取れる機能があります。
「リンバー115S」で検索して入荷アラートを設定しておくと、タイミングよく購入できる可能性が高まります。
特に深夜や早朝に在庫が復活するケースが多いため、こまめにチェックするのがおすすめです。
釣具店のSNSやブログをフォロー
釣具店の公式X（旧Twitter）やInstagram、ブログでは「再入荷しました」「限定カラー入荷！」といった投稿が頻繁に行われます。
発売直後に情報をキャッチできれば、店舗や通販で購入できる確率が大きく上がります。
中古市場・オークションをチェック
どうしても新品が手に入らない場合は、中古釣具店やオークションサイトを活用する方法もあります。
ただし、状態や価格にはばらつきがあるため、正規品かどうか、過剰な上乗せ価格ではないかを必ず確認しましょう。
代替モデルや後継候補もチェックしておこう
リンバー115Sに近い性能を求めるなら、同シリーズの「リンバー95S」も注目です。
リンバー115Sの設計思想を受け継ぎつつ、より軽快な操作性と飛距離を両立したモデルとして展開されています。
また、ビーチウォーカーシリーズの他のアイテム（ファルクラムやアクシオンなど）も、同様のレンジを攻められるルアーとして人気です。
もしリンバー115Sが入手できない状況が続く場合は、こうした兄弟モデルや後継候補を検討するのも一つの手でしょう。
DUO製品の特長である安定した品質と動きの再現性はどのモデルにも共通しています。
再販・新色の情報を追うのが最も確実
現在のリンバー115Sは“在庫が不安定な人気ルアー”という位置づけです。
公式サイトや釣具ニュースで発表される「新色追加」「再生産情報」は、今後の販売再開を知る最も信頼できるソース。
再生産は不定期ですが、例年春や秋など釣りシーズン前に行われる傾向があります。
そのため、春先の新製品発表時期を狙って公式情報をチェックしておくと良いでしょう。
メーカーが正式に“終売”を発表していない以上、タイミングを逃さなければ再び手に入れるチャンスはあります。
リンバー115Sが売ってないときのまとめ
・人気による供給不足と少量生産が主な原因
・販売終了ではなく、再生産・新色展開が続いている
・地方店舗や通販の入荷通知を活用すれば入手の可能性あり
・転売価格には注意し、正規ルートでの購入を推奨
・代替としてリンバー95Sなどの姉妹モデルも検討可能
“売ってない＝終売”と早合点せず、少し情報を追えばまだ手に入るチャンスは十分あります。
釣れるルアーほど人気が集中しやすいもの。
焦らず、再入荷や新色展開のタイミングを逃さないようチェックしてみてください。
リンバー115Sは、間違いなく2020年代を代表する人気ルアーのひとつです。
その高い完成度ゆえに供給が追いつかず「売ってない」と言われる今こそ、釣り人にとって狙い目のタイミングかもしれません。
次の再入荷情報を見逃さず、ぜひあなたのタックルボックスに加えてみてください。
