「連結ディスプレイベースがどこにも売ってない！」
最近、SNSやホビー系ブログなどでそんな声をよく見かけます。
100円ショップで買えるのにクオリティが高く、プラモデルやフィギュアを飾る人たちの間で一時は争奪戦になった人気アイテムです。
それだけに、「販売終了したの？」「もう手に入らないの？」と気になっている人も多いでしょう。
この記事では、連結ディスプレイベースがなぜ見つからないのか、販売終了の噂の真相、そして今手に入る代替商品について詳しく解説します。
連結ディスプレイベースとは？その魅力と特徴
まずは、この商品の基本をおさらいしておきましょう。
「連結ディスプレイベース」は、山田化学株式会社が製造している100円ショップ向けのプラモデル用ディスプレイ台です。
その名の通り、ベース部分を縦にも横にも連結でき、組み合わせ次第で“基地”や“格納庫”のような空間を再現できるのが最大の特徴です。
サイズはおおよそW84×D46×H170mmで、素材はポリスチレン製。フィギュアやロボット系プラモデル、ガンプラの1/144スケールなどにぴったりです。
さらに、シリーズには「拡張床」「中二階」「階段」「司令室」「クレーン」「アーム」などのオプションパーツも存在し、好みに合わせてどんどん連結していける仕様。
100円とは思えない拡張性とディテールの細かさから、発売当初からSNSで話題を呼び、「100均の神アイテム」として注目を集めました。
売ってない理由①：100均ならではの流通サイクル
「売ってない」と言われる一番の理由は、100円ショップの流通サイクルにあります。
ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100均商品は、常に新商品が入れ替わり、人気商品でも突然棚から姿を消すことがあります。
これは「販売終了」ではなく、「一時的な品切れ」や「仕入れタイミングのズレ」であることが多いのです。
実際、連結ディスプレイベースも店舗によって在庫状況が大きく異なり、「数店舗回っても見つからなかった」「週をまたいだら再入荷していた」という声もあります。
つまり、100円ショップという販売形態の特性上、全国どの店舗でも常に手に入るわけではなく、“出会えたらラッキー”な商品になっているということです。
売ってない理由②：人気による品薄と転売の影響
連結ディスプレイベースは、その構造の完成度と遊びの幅広さから、一部のホビーユーザーの間で爆発的に人気が高まりました。
SNSで「基地を10個分連結して作ってみた」といった投稿が拡散され、買い占めや転売が発生した時期もあります。
特に発売初期は“100円とは思えないクオリティ”と話題になり、転売サイトでは数倍の価格で出品されていたケースもありました。
こうした背景から、店頭ではすぐに売り切れてしまい、「売ってない＝販売終了」と誤解される状況が広がったと考えられます。
実際には、メーカーが生産を継続している可能性は高く、ただし供給が需要に追いついていないだけというのが現実です。
売ってない理由③：ネットショップでの扱いが限定的
公式オンラインストアや100円ショップのネット販売では、「販売期間外」や「再入荷未定」と表記されていることがあります。
これは在庫が一時的に切れているだけのケースも多く、必ずしも製造中止を意味するわけではありません。
また、100均のネット通販は実店舗と在庫を共有していないことも多く、「ネットにはないけど店舗にはある」パターンもよくあります。
特にキャンドゥやセリアは店舗仕入れの独立性が高いため、店舗ごとの入荷タイミングを見極めるのが大切です。
「ネットで売っていない＝販売終了」と決めつけず、実店舗を巡るほうが入手できる可能性が高いと言えるでしょう。
販売終了の真相：完全終了ではなく“流通縮小”が濃厚
では、実際に「販売終了」してしまったのか？
結論から言えば、現時点でメーカーから「生産終了」という公式発表は確認されていません。
ただし、流通量が以前より減っていることは間違いないようです。
ホビー系ブログやSNSでは「以前より見かけなくなった」「一時期だけ再入荷した」という声が複数あり、少量生産・限定的な流通形態になっている可能性があります。
この背景には、原材料費の上昇や国内生産ラインの調整といった要因も考えられます。
また、話題性を保つためにあえて入荷を絞っている可能性もあり、「売り切れるスピードを利用した戦略的供給」との見方もあります。
いずれにしても、「完全な終売」ではなく「定期的な再入荷・限定販売」というサイクルが続いていると見るのが現実的です。
代替商品としておすすめのアイテム
もし、連結ディスプレイベースが見つからない場合でも、代わりになる商品はいくつか存在します。
以下では、サイズ感や用途の近いおすすめ代替アイテムを紹介します。
ホビーベース モデルベースLシリーズ
プラモデル用の展示台として定評があるホビーベース モデルベースLは、安定感と透明度が高く、見栄え重視の展示に最適です。
価格は1,000円台とやや高めですが、耐久性があり、長期展示を考えるならコスパは悪くありません。
ホビーベース モデルベースM
プラモデル用の展示台として人気のホビーベース モデルベースMは、サイズがコンパクトで扱いやすく、小型プラモデルにも対応します。
シリーズ全体で統一感のあるデザインなので、複数を並べても美しく見えます。
アクションベース・カスタマイズシーンベース系
ガンプラや可動フィギュアの展示には、支柱付きのアクションベースやカスタマイズシーンベースも選択肢です。
ポージングや動きをつけて飾れるため、連結ディスプレイベースとは違った魅力があります。
Amazonなどでは「カスタマイズシーンベース」や「連結型アクションベース」といった名前で販売されている商品もあり、複数組み合わせれば同様の“連結展示”も可能です。
100均の代替系ディスプレイ
一部の100円ショップでは、同じく山田化学の「連結ディスプレイシリーズ」の別パーツ（中二階、拡張床、側面壁など）が再入荷していることがあります。
これらを複数組み合わせることで、オリジナルのベースを再現することもできます。
特に中二階、拡張床は代替として人気で、在庫があるときはまとめ買いしておく人も多いようです。
入手のコツと注意点
連結ディスプレイベースのような人気100均商品を探す場合は、次のポイントを意識しておくと見つけやすくなります。
- 複数店舗を回る：同じチェーンでも入荷日は異なるため、数店舗を巡る価値あり。
- SNS検索を活用する：「#ダイソー新商品」「#セリア戦利品」などのタグで最新入荷情報を確認できる。
- 再入荷お知らせ機能を使う：ネットショップに登録しておけば再入荷時に通知を受け取れることも。
- 転売に注意する：定価110円の商品が、ネット上では数百円〜数千円で出品されている例もあります。焦って高値購入しないよう注意が必要です。
また、100円ショップの商品は「地域限定」「期間限定」になるケースも多く、販売終了の明確な告知が出ない場合もあります。
そのため、確実に欲しい人は“見つけたときにすぐ買う”という行動が一番確実です。
まとめ：連結ディスプレイベースは完全終了ではないが入手困難
ここまで見てきたように、「連結ディスプレイベースが売ってない」と言われる理由は、
販売終了というよりも「人気による品薄」「流通量の減少」「店舗ごとの入荷差」にあります。
100円という価格帯ながら、組み合わせ次第で本格的な展示ができるこの商品は、今でも多くのファンが探し求めています。
ただし、現状はいつでも手に入るわけではなく、タイミングと運が大きく影響します。
もし店頭で見かけたら、必要分を確保しておくのがおすすめです。
また、代替商品やオプションパーツを活用して、自分だけのディスプレイ環境を作るのも楽しい選択肢です。
連結ディスプレイベースが再び店頭に並ぶ日を期待しつつ、今できる工夫でディスプレイを楽しんでみてください。
