スマホの写真や動画をバックアップしたいけれど、クラウドの容量制限や月額料金が気になる…そんな人に注目されているのが「Qubii(キュービー)」シリーズです。
充電しながら自動でデータを保存できる小さなデバイスで、iPhoneやAndroidのバックアップを手軽に取れるとして人気を集めています。
この記事では、Qubiiシリーズの違いやおすすめモデルをわかりやすく紹介していきます。自分に合ったモデル選びの参考にしてください。
Qubiiとは?充電するだけで自動バックアップできる便利デバイス
Qubiiは、台湾のMAKTAR(マクター)社が開発したスマホ用バックアップデバイスです。
特徴は「充電と同時に自動でバックアップ」ができること。
使い方はとてもシンプルで、Qubiiを充電アダプタとケーブルの間に挿し込み、microSDカードをセットしてスマホを充電するだけ。
それだけで写真・動画・連絡先などを自動的に保存してくれます。
クラウドサービスのように月額料金が発生せず、データは自分の手元のmicroSDカードに保存されるため、プライバシー面でも安心。
「気づいたらバックアップが取れている」という手軽さが、多くのユーザーに支持されています。
Qubiiシリーズのラインナップと基本機能
現在、Qubiiシリーズには主に以下のモデルがあります。
- Qubii(スタンダードモデル)
- Qubii Pro(上位モデル)
- Qubii Duo(iOS・Android両対応モデル)
- Qubii Power(急速充電対応モデル・上級者向け)
それぞれの基本的な特徴をまとめておきましょう。
共通する機能
- スマホを充電するだけで自動バックアップ
- 写真、動画、連絡先、書類などを保存可能
- microSDカードに保存(容量はカードに依存)
- 専用アプリ「Qubii」でバックアップ管理
- Wi-Fi不要・クラウド契約不要
違いは主に「対応機種」「接続端子」「速度・セキュリティ」「価格帯」にあります。
Qubii(通常モデル)の特徴とおすすめポイント
最もシンプルなエントリーモデルが「Qubii」です。
主にiPhone・iPad(Lightningケーブル)ユーザー向けに設計されています。
特徴
- USB-A接続(従来の充電アダプタに対応)
- 写真・動画・連絡先を自動バックアップ
- iOS専用(Androidは非対応)
- 専用アプリで簡単管理
メリット
Qubiiの最大の魅力は「手軽さ」です。
接続して充電するだけで自動的にバックアップが始まり、難しい設定は不要。
クラウド容量がいっぱいになった人や、iCloudを使いたくない人にも最適です。
価格も比較的手ごろで、初めてバックアップデバイスを試す人にもおすすめ。
注意点
USB-Aポート用なので、最近主流のUSB-C充電器しか持っていない人は接続できません。
また、転送速度や書類保存機能などは上位モデルに比べて控えめです。
Qubii Pro:より高速で多機能な上位モデル
「Qubii Pro」は通常版の機能をそのままに、速度と使い勝手を強化した上位モデルです。
特徴
- USB-A接続(iPhone・iPad向け)
- 写真・動画・連絡先・書類もバックアップ可能
- 通常モデルより最大3倍の転送速度
- iOS専用
メリット
Qubii Proの魅力は、処理速度の速さと書類バックアップ対応。
写真や動画だけでなく、Word・Excel・PDFなども保存できるため、仕事で使う人やデータ量が多い人にも向いています。
また、急速充電に対応しているため、バックアップしながらでも充電スピードが落ちにくいのも便利です。
注意点
こちらもUSB-A端子専用。
USB-C充電器を使っている人は、アダプタなどで変換が必要です。
Qubii Duo:iPhone・Android両対応の万能モデル
「Qubii Duo」はシリーズの中でも最も柔軟に使えるモデルです。
iOSとAndroidの両方に対応しており、USB-A・USB-C両タイプが選べます。
特徴
- iOS/Android両対応
- USB-A/USB-Cモデルあり
- 写真・動画・連絡先・書類などを保存
- パスワードロック・二段階認証対応(セキュリティ強化)
メリット
最大の強みは「どんな端末でも使える」こと。
家族でiPhoneとAndroidが混在していても、1台で対応できます。
また、microSDカードのロック機能が追加されており、バックアップデータを守れる点も安心。
USB-C対応モデルもあるため、最新のiPhone(USB-Cポート採用)やAndroidスマホにもスムーズに接続できます。
注意点
Android端末の中には、機種によって一部のバックアップが制限される場合があります。
購入前に自分のスマホが対応しているかを確認しておくと安心です。
Qubii Powerなど新モデルの動向
近年登場した「Qubii Power」や「Qubii EX」などの派生モデルは、より高出力な充電や高速転送をサポートしています。
特徴
- USB-C/PD(Power Delivery)急速充電対応
- 最大45W出力など高性能仕様
- 最新スマホ・タブレット向け
特にQubii Powerは、バックアップ機能だけでなく、充電性能を重視するユーザーにも好評。
ただし価格は1万円を超えることが多く、上級者・ヘビーユーザー向けといえるでしょう。
自分に合ったQubiiを選ぶポイント
どのQubiiがいいか迷ったら、以下の3つの観点から考えてみてください。
①充電器のポート形状
今使っている充電アダプタがUSB-Aなのか、USB-Cなのかをまず確認しましょう。
USB-Aなら通常版またはQubii Pro、USB-CならQubii DuoやQubii Powerが適しています。
②使っているスマホの種類
iPhone専用ならQubiiまたはQubii Pro。
Androidを含めて使いたいならQubii Duoを選ぶのがベストです。
将来機種変更の予定がある場合も、Qubii Duoを選んでおけば長く使えます。
③バックアップしたいデータの種類
写真や動画だけで十分ならQubiiでもOK。
WordやExcelなどの書類も保存したい場合は、Qubii ProまたはQubii Duoを選びましょう。
セキュリティを重視する人は、パスワードロック機能があるQubii Duoがおすすめです。
Qubiiシリーズの価格とコスパ比較
おおまかな価格帯は以下の通りです(2025年11月時点の参考価格)。
- Qubii:5,000円前後
- Qubii Pro:5,500円前後
- Qubii Duo:8,000〜9,000円前後
- Qubii Power:1万〜1万5,000円前後
価格差はありますが、どのモデルもクラウドの月額費用がかからない点を考えれば、長期的にはコスパの良い選択といえます。
特に、iCloudの有料プランを契約している人なら、1年ほどで元が取れるケースもあります。
まとめ:Qubiiはどれがいい?迷ったらQubii Duoがおすすめ
Qubiiシリーズは、どのモデルも「充電=バックアップ」を実現してくれる便利なアイテムです。
違いは主に対応機種と接続端子、そして速度やセキュリティ機能にあります。
ざっくりまとめると次の通りです。
- iPhone専用で安く試したい → Qubii
- iPhoneで高速・書類対応もほしい → Qubii Pro
- iPhoneとAndroid両方に使いたい → Qubii Duo
- USB-C急速充電・最新機種対応が欲しい → Qubii Power
これからiPhoneもAndroidもUSB-C化が進むことを考えると、今買うなら「Qubii Duo(USB-Cモデル)」が最も汎用性の高い選択肢です。
バックアップは“いつかやろう”と思っているうちに忘れがちですが、Qubiiなら充電するたびに自動で守ってくれます。
日常の中で「安心を習慣化」できるのが、このデバイスの最大の魅力です。
