荷物を送ったり受け取ったりする機会が多い人なら、一度は耳にしたことがある「クロネコメンバーズ」。
ヤマト運輸が提供するこの会員サービスには、便利な機能がいろいろありますが、なかでも「クロネコメンバーズカード」は、使い方によってお得度が大きく変わります。
この記事では、カードの種類や機能、特典、申込方法などを徹底的に比較しながら、「結局どれを選べばいいの?」という疑問に答えていきます。
クロネコメンバーズとは?まずは基本をおさらい
クロネコメンバーズは、ヤマト運輸の公式会員サービスです。
会員登録をしておくと、「お届け予定通知」や「ご不在連絡」などがメールやLINEで届き、受け取りの日時や場所を自由に変更できます。
また、送り状をスマホで作成したり、持ち込み割・デジタル送り状割といった割引が受けられたりと、送る側にも便利な特典があります。
つまり、荷物を「受け取る人」にも「送る人」にもメリットがある仕組みなんですね。
そしてその会員機能をよりスムーズに使えるのが、「クロネコメンバーズカード」です。
クロネコメンバーズカードの種類は2つ
クロネコメンバーズカードには大きく分けて2種類あります。
- 電子マネーカード
- モバイルカード(携帯画面メモ)
それぞれの特徴を見ていきましょう。
電子マネーカード
こちらは物理カードタイプ。
ヤマト運輸の営業所などにある端末「ネコピット」でログインしたり、荷物の発送時に支払いを行ったりできるカードです。
最大の特徴は、独自の電子マネー「クロネコメンバー割」が使えること。これを利用して送料を支払うと、最大で15%の割引が受けられます。
電子マネーカードにはさらに2つのタイプがあります。
- クロネコメンバー割(10%割引)
- クロネコメンバー割BIG(15%割引)
通常タイプはチャージ額3,000円から利用でき、BIGタイプは5万円以上チャージすることで利用可能。
発送頻度が多い人なら、BIGタイプのほうが断然お得です。
モバイルカード(携帯画面メモ)
スマホなどで表示できるQRコードタイプ。
ネコピットでログインするための会員証代わりとして利用できますが、送料の支払いには使えません。
そのため、電子マネー割引を受けたい場合には向かないものの、カードを持ち歩く必要がないという手軽さが魅力です。
クロネコメンバーズカードで使える主な機能
クロネコメンバーズカードを持っていると、以下のような機能や特典が利用できます。
とくに便利なのが、電子マネーカードの支払い機能。
現金を出さなくてもスムーズに会計ができ、割引も同時に受けられるため、営業所での発送がぐっとスピーディになります。
送料割引の仕組みとお得度をチェック
送料割引を受けるには、電子マネー「クロネコメンバー割」で支払う必要があります。
割引率は以下の通り。
- クロネコメンバー割:10%OFF
- クロネコメンバー割BIG:15%OFF
BIGタイプを使うには専用カードの発行が必要で、発行手数料として300円(税込)がかかります。
ただし、年会費や更新費は無料。
チャージ金額が高くても有効期限がなく、頻繁に荷物を送る人にとっては長期的にお得になります。
割引は「宅急便」「宅急便コンパクト」などの送料にのみ適用され、代金引換など一部サービスでは利用できません。
支払いの対象が限定されている点には注意が必要です。
申し込みから発行までの流れ
クロネコメンバーズカードを作る手順は次の通りです。
初回発行は無料。
ただし、カードを再発行する場合や10%割引カードから15%割引カードに切り替える場合は、300円の手数料がかかります。
営業所によってはカードの在庫がないこともあるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
電子マネーカードとモバイルカード、どちらを選ぶべき?
選ぶ基準は「どれだけヤマト運輸を利用するか」で変わります。
電子マネーカードが向いている人
- 荷物を頻繁に送る
- 少しでも送料を安くしたい
- ネコピットをよく使う
- 支払いをスムーズに済ませたい
このタイプなら、割引や支払いの一体化が大きなメリット。
とくに「クロネコメンバー割BIG」は、利用頻度の高い人には確実にお得です。
モバイルカードが向いている人
- 荷物を送るのはたまに
- 割引より手軽さを重視したい
- カードを持ち歩きたくない
モバイルカードでもログインや送り状作成はできるため、たまに使うだけならこちらで十分。
ただし、送料割引を受けたいなら電子マネーカード一択です。
クロネコメンバーズの他の特典も活用しよう
カード以外にも、クロネコメンバーズには便利な特典があります。
- スマホで送り状を作成できる「デジタル送り状サービス」
- 営業所持ち込みで150円割引になる「持込割」
- 定期的な受け取りを自動設定できる「Myカレンダーサービス」
- 受け取り場所を自分で指定できる「置き配」や「コンビニ受け取り」
電子マネーカードと組み合わせることで、これらの機能を最大限に活用できます。
荷物のやり取りが多い人にとっては、かなり便利な仕組みです。
よくある疑問Q&A
Q. カードがなくてもクロネコメンバーズのサービスは使える?
→ はい、使えます。ただし送料割引(クロネコメンバー割)はカードがないと利用できません。
Q. チャージはどこでできる?
→ ヤマト運輸の営業所やセールスドライバー訪問時にチャージ可能です。コンビニなどではできません。
Q. 有効期限はある?
→ チャージした電子マネーには有効期限がなく、残高をずっと使えます。
まとめ:クロネコメンバーズカードはどれがいい?
結論から言うと――
発送頻度が多いなら「電子マネーカード」、たまに使う程度なら「モバイルカード」 が最適です。
電子マネーカードは、送料の最大15%割引が魅力。
月に何度も荷物を送る人なら、すぐに元が取れるほどのメリットがあります。
一方、モバイルカードは発行の手間がなく、QRコードをスマホに保存するだけでOK。
ライトユーザーには十分な利便性です。
どちらを選ぶにしても、クロネコメンバーズに登録しておくことで、受け取りや発送がぐっとスムーズになります。
自分の生活スタイルに合わせて、最適なカードを選びましょう。
クロネコメンバーズカードはどれがいい?選び方の最終チェック
最後にもう一度おさらいです。
クロネコメンバーズカードは、うまく使えば送料節約にも時間短縮にもなる優秀なツール。
あなたの利用スタイルに合ったカードを選び、日々の発送・受け取りをもっと快適にしてみてください。
