しみやそばかす、肝斑（かんぱん）など、顔の色ムラが気になる人の間で人気の「トランシーノEX」。でも、いざ調べてみると「種類が多くてどれを選べばいいかわからない」という声も多いですよね。
この記事では、トランシーノEXのラインごとの違いや選び方、人気商品の特徴をわかりやすく整理していきます。
トランシーノEXってどんなブランド？
トランシーノEXは、第一三共ヘルスケアが展開する「しみケアの総合ブランド」です。
特徴は、内側からと外側からのダブルケアができる点。内服薬で体の中からメラニンの生成を抑えつつ、スキンケアで外からもしみの発生や定着を防ぐというアプローチです。
「医薬品」としてのシリーズもあれば、「薬用スキンケア」としてのラインもあるため、肌悩みやライフスタイルに合わせて選べるのが魅力です。
トランシーノEXの主なラインナップ
大きく分けると、トランシーノEXには3つの柱があります。
- トランシーノEXシリーズ（第1類医薬品）
肝斑（ホルモンバランスなどが関係する、左右対称のしみ）改善を目的とした内服薬。トラネキサム酸を主成分とし、しみの根本原因にアプローチします。 - トランシーノ ホワイトCシリーズ（第3類医薬品）
日焼けや加齢によるしみ・そばかすに対して、ビタミンCやL-システインなどでメラニン生成を抑えるタイプ。一般的なしみケアの内服薬として人気です。 - トランシーノ 薬用スキンケアシリーズ（医薬部外品）
化粧水・美容液・クリーム・UVケアなどの外用アイテム群。トラネキサム酸を美白有効成分として配合し、肌の外側から透明感をサポートします。
それぞれのラインに得意分野があり、目的によって選び分けるのがポイントです。
どれがいい？しみタイプ別の選び方
1. 肝斑が気になる場合は「トランシーノEX」
肝斑は、ホルモンバランスの変化や紫外線、ストレスなどが関係して生じる、頬の左右対称に出るしみ。一般的な美白ケアではなかなか改善しにくいタイプです。
そんな肝斑に向いているのが「トランシーノEX」。
主成分のトラネキサム酸が、肝斑の原因となる炎症性物質（プラスミン）の働きを抑え、メラノサイトの過剰活性をブロックします。
加えて、L-システインやビタミンC、B群なども配合されており、肌のターンオーバーをサポート。
約8週間の継続服用で効果を感じやすいとされています。
ただし、第1類医薬品なので、購入時には薬剤師の確認が必要です。副作用や体質によっては使用を控えるケースもあるため、薬剤師や医師への相談をおすすめします。
2. 一般的なしみ・そばかす対策なら「トランシーノ ホワイトCシリーズ」
「肝斑まではいかないけれど、紫外線や年齢によるしみを防ぎたい」という人に向いているのが、トランシーノ ホワイトCシリーズ。
このシリーズは、L-システインやビタミンCを中心に、しみやそばかすの原因となるメラニン生成を抑制。肌の代謝を整え、できてしまったメラニンの排出を助ける働きがあります。
トランシーノ ホワイトCクリアとトランシーノ ホワイトCプレミアムの2タイプがあり、どちらも飲みやすい錠剤タイプ。
プレミアムの方が成分量が多く、しっかりケアしたい人向けです。
第3類医薬品のためドラッグストアでも比較的手に入りやすく、「まずは手軽に始めたい」という人に人気があります。
3. 外からケアするなら「トランシーノ 薬用スキンケアシリーズ」
飲み薬だけでなく、スキンケアでもトランシーノEXは高い評価を得ています。
代表的なのが、以下のようなラインナップです。
- 薬用クリアジェルウォッシュ（洗顔）
- ブライトニングクリアローション（化粧水）
- メラノシグナルエッセンス（美白美容液）
- ホワイトニングリペアクリームEX（クリーム）
- UVプロテクター、トーンアップCCクリームなどのUVケアシリーズ
いずれも「トラネキサム酸」を美白有効成分として配合。
メラニン生成を抑えつつ、保湿成分で肌の乾燥も防ぎ、くすみのない透明感を目指します。
美白美容液メラノシグナルエッセンスは雑誌でもたびたび取り上げられ、口コミでも「透明感が出た」「肌がなめらかになった」と好評です。
内側と外側、どちらを選ぶべき？
結論から言えば、**「悩みのタイプ」と「続けられるかどうか」**で決めるのがおすすめです。
- 肝斑やしつこいしみ → トランシーノEX
- 軽度のしみ・そばかす → トランシーノ ホワイトCシリーズ
- くすみ・乾燥・紫外線対策 → トランシーノ 薬用スキンケアシリーズ
また、飲み薬とスキンケアを併用する「内外ケア」も有効です。
ただし、トランシーノEXとトランシーノ ホワイトCシリーズは併用不可なので注意。
EXを8週間服用した後、休薬期間を設けてからホワイトCシリーズに切り替える流れが推奨されています。
効果を出すためのポイント
トランシーノEXを選んだら、使い方にもコツがあります。
- 3か月以上の継続がカギ
肌のターンオーバーは約28日周期。しみケアは即効性よりも「続けること」が大切です。 - 紫外線対策を徹底する
美白成分を使っても、紫外線を浴び続けると逆効果。UVプロテクターなどのUVカットアイテムを併用しましょう。 - 生活習慣も見直す
睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱し、しみを悪化させる原因に。
バランスの取れた生活がケア効果を高めます。
トランシーノEXの口コミ傾向
SNSやレビューを見ると、以下のような傾向があります。
- 「飲み始めて2か月ほどで肌トーンが明るくなった」
- 「スキンケアのしっとり感が好き」
- 「肝斑に使ったら少しずつ薄くなってきた」
- 「コストはかかるけれど続ける価値がある」
一方で、「効果を感じるまで時間がかかった」「続けるのが大変」という声も。
個人差はありますが、継続使用と日常ケアの両立がポイントといえそうです。
注意したい点
医薬品や薬用スキンケアには、使用上の注意があります。
- 服用前に成分や体調を確認する
- 妊娠・授乳中の人、持病のある人は医師や薬剤師に相談する
- 他のトラネキサム酸含有薬との併用を避ける
- 肌に異常が出た場合はすぐに使用を中止する
薬機法上、効果の感じ方は個人差があります。
「改善した」「消えた」といった断定表現は避け、あくまでサポートとして考えるのが安心です。
トランシーノEXはどれがいい？まとめ
トランシーノEXは、内服・外用の両方からしみや肝斑にアプローチできる総合ブランドです。
選び方のポイントをもう一度まとめると――
- 肝斑なら トランシーノEX
- 紫外線や日焼けによるしみ・そばかすなら トランシーノ ホワイトCシリーズ
- 外からケアしたいなら トランシーノ 薬用スキンケアシリーズ
それぞれの特徴を理解し、自分の肌悩みや生活に合ったラインを選ぶことが大切です。
焦らず、数か月単位で継続しながら、自分のペースでしみケアを続けていきましょう。
