新幹線に乗るとき、みなさんはどうやって予約していますか？
駅の券売機や窓口で買うのが当たり前…と思っている方も多いかもしれません。
でも実は、スマホやパソコンから簡単に予約できて、しかも安くなるサービスがたくさんあるんです。
この記事では、「新幹線の予約はどれがいいの？」という疑問に答える形で、主要な予約サイトやアプリを比較しながら、それぞれのメリット・注意点をわかりやすく紹介していきます。
ネットで新幹線を予約するメリット
まずは、ネットやアプリで予約するメリットを整理しておきましょう。
一番大きいのは、やはり「手軽さ」と「おトクさ」です。
スマホで空席を確認して、そのまま座席を選び、ICカードやモバイルSuicaで改札を通過できる。紙のきっぷを受け取る必要がない「チケットレス乗車」に対応しているサービスも増えています。
また、オンライン限定の割引（いわゆる“早特”や“会員価格”など）を活用できるのも大きな魅力。駅窓口より数百円〜千円ほど安く乗れることもあります。
さらに、出張や旅行の予定が変わったときも、スマホからサッと予約変更ができるのは便利ですよね。
つまり、「並ばない・安い・すぐ変えられる」の三拍子がそろっているのがネット予約の強みです。
JR東日本エリアなら「えきねっと」
東北・北海道・上越・北陸・山形・秋田新幹線などを利用する人には、「えきねっと」がおすすめです。
えきねっとの「新幹線eチケットサービス」を使えば、きっぷの受け取りが不要で、交通系ICカードやモバイルSuicaでそのまま乗車できます。
しかも、指定席が一律200円引きになる「えきねっと割」などのおトクなきっぷも多く、登録も無料。
「早特」シリーズも充実していて、早めに予約すれば最大で数千円安くなることもあります。
操作もシンプルで、座席指定や変更もアプリやサイトから可能。
出発直前までスマホで確認できるので、旅行や出張のストレスを減らせます。
ただし、注意したいのは対応エリア。
東海道・山陽・九州新幹線（東京～大阪～博多など）には対応していないので、そちらの区間を使う場合は別のサービスを選びましょう。
東京～大阪～福岡方面なら「スマートEX」
東海道・山陽・九州新幹線を使う人に人気なのが「スマートEX」。
こちらは年会費無料で、登録すれば誰でも利用できます。
交通系ICカードを登録しておけば、チケットレスで乗車できるのも便利です。
スマートEXの大きな特徴は、予約変更が何度でも手数料無料という点。
出張などで予定が変わりやすい人にとっては非常に助かります。
また、乗車日当日でもスマホで予約できるので、急な出張や思い立った旅行にも対応できます。
料金は基本的に正規運賃とほぼ同じですが、「EX早特」などのキャンペーンを活用すれば、かなりお得に乗れることも。
たとえば東京〜大阪間で数百円〜千円程度安くなるケースもあります。
よく使う人は「エクスプレス予約」
同じく東海道・山陽・九州新幹線をカバーしている「エクスプレス予約」は、JR東海・JR西日本が提供する有料の会員制サービスです。
こちらは、専用のクレジットカード（EXカードなど）の入会が必要ですが、その分料金が安く設定されています。
たとえば東京〜新大阪間の指定席なら、通常の運賃より1,000円以上安くなることもあり、出張で頻繁に新幹線を使う人には人気です。
予約変更も柔軟で、座席指定・取消もアプリから簡単。
さらに、乗車ごとにポイントが貯まり、次回のチケット購入に使える仕組みもあります。
年会費はかかりますが、年間数回以上利用する人であれば十分に元が取れるレベルです。
「毎月新幹線に乗る」という人には、スマートEXよりこちらの方が結果的におトクになることが多いです。
西日本や九州を中心に使うなら「e5489」
関西・中国・九州・北陸方面での利用が多い人は、「e5489（いいごよやく）」が便利です。
JR西日本・JR九州・JR四国などが連携しており、対象エリアが広いのが特徴です。
e5489では、チケットレス乗車やJ-WESTカード会員向けの割引プランなどがあり、登録なしでも予約できる商品もあります。
新幹線だけでなく、特急列車などもまとめて予約できるため、広範囲の旅行を組むときにも便利です。
年会費は不要で、スマホから予約・変更・払い戻しができるのもポイント。
旅行者にも出張者にも使いやすいバランス型のサービスと言えます。
どのサービスを選ぶか迷ったら？
ここまで読んで、「結局どれがいいの？」と感じる人もいるかもしれません。
答えはシンプルで、「利用する区間」と「使う頻度」で選ぶのが一番です。
また、「早く予約するほど安くなる」傾向があるため、早特商品を活用するのもポイントです。
ただし、割引きっぷは「変更・キャンセル不可」などの条件付きが多いので、利用前に必ず詳細を確認しておきましょう。
新幹線予約サイト・アプリを使うときの注意点
便利で安いネット予約ですが、少しだけ注意すべき点もあります。
まず、サービスによってはクレジットカード登録が必須だったり、年会費が発生したりします。
また、ICカード対応の有無や、座席変更・払戻の条件も異なります。
「キャンセル料が出発前でもかかる」「特定列車限定でしか使えない」など、条件を見落とすと損をすることも。
そして、繁忙期（GW・お盆・年末年始）は人気列車の指定席が早く埋まります。
早めの予約を心がけると安心です。
特に早特きっぷは販売数が限られているので、旅行日程が決まったらすぐにチェックしましょう。
新幹線の予約はどれがいい？まとめ
新幹線の予約方法は、一見どれも似ていますが、使う路線や目的によって最適解は変わります。
出張や旅行をよりスムーズにしたいなら、スマホやパソコンから予約できるサービスを活用するのが断然おすすめです。
東日本なら「えきねっと」、東海道・山陽・九州なら「スマートEX」か「エクスプレス予約」、そして西日本全般なら「e5489」。
この三本柱を覚えておけば、ほとんどの新幹線はカバーできます。
紙のきっぷに並ぶ時代はもう終わり。
今はスマホひとつでサッと予約して、ICカードで改札をタッチするだけ。
あなたに合ったサービスを選べば、移動そのものがもっと軽やかで快適になります。
結論として、「新幹線の予約はどれがいい？」の答えは──
自分の旅スタイルにぴったり合うサービスを選ぶこと。
便利さとおトクさを両立できる予約方法で、次の新幹線旅をもっと楽しんでみてください。
