「Garmin Index S2ってもう販売終了したの？」──最近、SNSや掲示板でこんな声をよく見かけます。
実際に探してみると、公式サイトや一部の通販では在庫があったり、逆に“取り扱い終了”と書かれていたりと、情報がまちまち。
この記事では、Garmin Index S2がなぜ販売終了といわれているのか、その背景や在庫状況、そして代替モデルまでをわかりやすく整理していきます。
Garmin Index S2とはどんな製品？
まずは「Garmin Index S2」がどんな機種なのかを簡単におさらいしておきましょう。
Garminといえば、ランニングウォッチやサイクルコンピューターなど、スポーツ向けデバイスで有名なブランドです。そのGarminが展開するスマート体重計シリーズの2代目が、このGarmin Index S2。
一般的な体重計とは違い、体脂肪率・筋肉量・骨量・水分量・BMIなどを測定し、Wi-Fi経由で「Garmin Connect」アプリに自動でデータを送信してくれます。
つまり、Garminウォッチで日々の運動データを管理している人にとって、体重や体組成の記録までまとめて一元管理できる便利なデバイスなんです。
最大16人までユーザー登録できるため、家族全員で使えるのもポイント。デザインもシンプルでインテリアに馴染みやすく、発売当初から評価の高いモデルでした。
販売終了と噂されたきっかけ
ところが、2024年後半ごろから「Garmin Index S2が販売終了したらしい」「もう買えない」といった投稿が広まりました。
そのきっかけとされるのが、ある“技適マーク”の問題です。
Garmin Index S2はWi-Fiを搭載しているため、日本国内で販売するには電波法に基づく「技術基準適合証明（技適）」を取得し、製品に適切な表示をする必要があります。
ところが、一部の出荷分でこの技適表示に誤りがあったとされ、Garminが無償交換や一時的な出荷停止を行った、という情報が複数のユーザーサイトで報告されました。
この出荷停止の影響で、一時的に在庫が極端に減少。
家電量販店や通販サイトで「在庫なし」「販売終了」と表示される店舗が増え、ユーザーが「もう終売なのか」と誤解してしまったようです。
実際には販売終了ではない可能性が高い
ただし、ここで大事なのは「Garmin公式が販売終了を発表したわけではない」という点です。
2025年現在も、Garminの日本公式サイトにはGarmin Index S2の製品ページが残っており、購入ボタンも機能しています。
また、Amazonや楽天市場などでも「Garmin Index S2 Smart Scale（日本正規品）」として販売されているケースが確認できます。
つまり、完全な「販売終了」ではなく、「一時的な販売停止」や「在庫切れ」によって誤解された可能性が高いといえるでしょう。
この手のスマートデバイスは、部品供給や認証手続きなどで流通が止まることも珍しくありません。
一部では「流通在庫は少なくなっているが、まだ入手可能」という情報もあり、探せば正規ルートで購入できるチャンスは残っています。
ただし、在庫状況は店舗や時期によって変動があるため、購入前に販売店へ確認するのが確実です。
なぜ「販売終了」と誤認されやすかったのか
Garmin Index S2の販売終了説がここまで広まったのには、いくつかの理由があります。
- 出荷停止と在庫枯渇のタイミングが重なった
技適表示の件で一時的に出荷が止まり、その直後に在庫が尽きた店舗が続出したため、「終売」と誤解された。 - 後継機種の発表がなかった
多くのガジェットメーカーは2〜3年ごとに新モデルを発表しますが、Garminは体重計シリーズの更新が遅く、次期モデルの情報が出ていなかったことも“打ち切り”の印象を強めました。 - 販売店による表示の違い
店舗によっては「在庫切れ」と「販売終了」を同義的に扱うケースがあり、結果的に消費者の混乱を招いたと考えられます。
SNSでは「Garminがもう体重計をやめたらしい」といった誤情報も出回りましたが、実際には販売ページが生きているため、公式としてはまだ現行扱いのようです。
在庫状況と購入時の注意点
現時点での在庫状況を見てみると、Amazonや楽天市場などの大手通販では「在庫あり」「取り寄せ可」となっている場合があります。
ただし、流通量は以前より減っており、カラー（ブラック／ホワイト）によっては在庫が限られていることも。
購入時には、次のポイントをチェックしておきましょう。
- 正規販売店かどうか：並行輸入品は保証対象外の場合があります。
- 技適マーク表示の有無：国内向け正規品であれば問題なし。
- 価格変動：在庫が少ないと価格が上がる傾向があるため、タイミングによってはプレミアム価格になることも。
- サポート確認：Garminのサポートサイトで国内保証の有無を確認しておくと安心です。
これらを押さえておけば、安心して購入・利用できるでしょう。
代替モデルや他ブランドの選択肢
もしGarmin Index S2が入手困難な場合、代わりに検討できるスマート体重計もいくつかあります。
機能面やアプリ連携を重視するなら、以下のモデルが代表的です。
- Withings Body+
Wi-Fi対応で自動クラウド保存が可能。Garmin Connectとの直接連携はないものの、他のヘルスケアアプリと同期可能です。 - オムロン 体重体組成計
Bluetooth連携タイプが多く、スマホアプリで日々の変化を管理できます。日本国内メーカーなのでサポートも安心。 - タニタ インナースキャンデュアル
医療機関でも使われる信頼性の高い計測技術を採用。家庭用でも細かなデータが取れる点が人気です。
Garminウォッチを使っている人なら、Garmin Connectに自動送信できるという点でGarmin Index S2の価値は大きいですが、体組成計単体の機能だけで見ると他ブランドも十分に優秀です。
今後Garminから新モデルは出るのか？
現時点では、Garminから「Index S3」などの後継モデルに関する公式発表はありません。
ただ、海外では「新型スマートスケールがテスト中らしい」という噂もあり、将来的にアップデートモデルが登場する可能性はありそうです。
Garminはランニングウォッチやサイクルコンピューターに比べると、体重計分野にはそれほど頻繁に新製品を出していません。
そのため、Garmin Index S2は長期的に販売されるロングセラーモデルとして位置づけられているのかもしれません。
Garmin Index S2販売終了の真相とまとめ
ここまで見てきたように、「Garmin Index S2が販売終了した」というのは誤解による部分が大きいと考えられます。
実際には、技適マーク表示の問題で出荷が一時停止されたことが“販売終了”と誤解されただけで、現在も正規ルートでの入手は可能です。
ただし、在庫量は減っており、次の入荷時期が読めないこともあるため、気になっている方は早めのチェックをおすすめします。
また、Garminウォッチを使っていない人は、他ブランドのスマート体重計を選んでも十分満足できるはずです。
Garmin Index S2は、体重計という枠を超えた“健康管理の一部”として愛用者の多い製品。
「販売終了」と言われても、まだ活躍できるモデルであることに変わりはありません。
購入を検討しているなら、ぜひ最新の在庫状況を確認してみてください。
