「Surface Go 3が販売終了したらしい」――そんな声を最近よく耳にします。
軽くてどこでも使えるコンパクトPCとして人気だっただけに、もし本当に終了しているなら困りますよね。ここでは、Surface Go 3の販売状況や後継モデル、そして今後どう入手できるのかを詳しく見ていきましょう。
Surface Go 3とは？発売当時のスペックと特徴
Surface Go 3は、Microsoftが2021年10月に発売した小型の2-in-1タブレットPC。
10.5インチのPixelSenseディスプレイに、わずか約544gという軽量ボディ。持ち運びやすく、学生やビジネスパーソンを中心に「ちょうどいいSurface」として人気を集めました。
搭載CPUはIntel Pentium Gold 6500YまたはCore i3-10100Y。
メモリは4GBまたは8GB、ストレージは64GB（eMMC）または128GB（SSD）という構成で、Windows 11 Sモードを標準搭載していました。
性能としては「軽作業やブラウジング向け」で、WordやExcel、動画視聴には十分。Surface ペン対応やキーボード（タイプカバー）との組み合わせで、ノートPCとしても活用できる点が魅力でした。
Surface Go 3は販売終了したのか？
気になる「販売終了」についてですが、公式に「完全終了」と発表されたわけではありません。
しかし、現実的には新品の入手が難しくなってきています。
Microsoft公式ストアでは、Surface Go 3の販売ページがすでに非公開になっているか、在庫が表示されていない状態です。
家電量販店やAmazonでも「在庫限り」や「販売終了」と表記されるケースが増えています。
一方で、リユースショップや中古市場ではまだ流通しており、「販売終了＝もう買えない」ではないのが現状です。
Wikipedia（英語版）では「Discontinued: Yes（製造終了）」と明記されており、世界的には生産終了とみられます。
ただし、サポートページや一部法人向け販売ルートでは依然として掲載が残っているため、段階的なフェードアウト中と考えられます。
つまり、「公式に明言はされていないが、実質的には販売終了状態」。
店頭在庫や中古品を探せば手に入る可能性はありますが、今後新品を購入できる機会はどんどん減っていくでしょう。
後継モデルは「Surface Go 4」
Surface Go 3シリーズは終了したわけではありません。
実際、後継機として「Surface Go 4」が登場しています。
Surface Go 4は2023年秋に発表された最新モデルで、CPUにIntel Processor N200を採用。
メモリは8GB固定、ストレージは64GB〜256GB UFS／SSDと進化しています。
重量も約521gとさらに軽くなり、バッテリー駆動時間も最大12.5時間に延長。
全体的に「見た目は変わらず中身が刷新された」印象です。
ただし注意点があります。
Surface Go 4は現在「法人向けモデル」として販売されており、一般消費者が公式ストアから直接購入するのは難しい状況です。
企業・教育機関向けに販売されているため、個人ユーザーが入手したい場合は中古市場や転売ルートを探す必要があります。
このため、「個人向けに広く販売されていた最後のモデル」がSurface Go 3という見方もできます。
今からSurface Go 3を入手するには？
販売縮小が進む中でも、Surface Go 3を手に入れる方法はまだいくつかあります。
1. 在庫限りの新品を探す
ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店では、店舗在庫が残っている場合があります。
オンラインストアで「お取り寄せ」や「在庫限り」表記を見つけたら、早めの購入が無難です。
公式販売終了が進むと、在庫価格が高騰する傾向にあります。
2. 整備済み品（リファービッシュ）を利用
Microsoft認定整備済み品（Microsoft Certified Refurbished）や、大手通販のリファービッシュ品は、品質が安定しており保証もつくためおすすめです。
新品より安く、外観もほぼ新品同様なものが多いのが特徴。
初めて中古を買う人でも安心感があります。
3. 中古市場をチェック
Amazonマーケットプレイスやイオシス、ソフマップ中古館などでは、状態の良い中古が豊富に見つかります。
ただし個人出品の場合、バッテリー劣化や保証の有無をよく確認してから購入することが大切です。
特に学生や出張用など「サブPC」として使いたい場合はコスパが良い選択肢になります。
4. アクセサリを含めて検討する
Surface Go 3本体が見つかっても、タイプカバー（Surface Go 3 タイプカバー）やSurface ペンなどの周辺機器が別売りの場合があります。
純正品は入手しづらくなる傾向があるため、互換アクセサリを検討するのもひとつの方法です。
まだ買う価値はある？Surface Go 3の魅力を再確認
性能面で見れば、Surface Go 3は2021年モデルということもあり、最新機種に比べるとやや控えめ。
しかし、軽作業や学習用途、外出先でのサブマシンとしては今でも十分現役です。
・Webブラウジング、メール、Officeアプリ操作
・動画視聴、YouTube、Netflixなどのエンタメ用途
・デジタルノートとしての活用（Surface ペン対応）
・出張・移動用の軽量端末として
これらの用途ではストレスなく使えます。
「軽くて電池が持ち、Windowsアプリが動くタブレット」は意外と少ないため、特定ニーズにはまだ強い存在です。
また、Surfaceシリーズ特有のデザインと品質感、アルミマグネシウム合金の筐体、充実したアクセサリ展開も人気の理由。
中古市場でも一定の需要があり、リセールバリューも比較的安定しています。
注意点と今後のサポート
ただし、購入を検討する際はいくつか注意すべき点があります。
・生産終了の可能性が高いため、在庫切れリスクがある
・Windowsやドライバのサポート期間が今後短くなる可能性がある
・修理や部品交換が難しくなる
・中古・整備済み品の品質差が大きい
Microsoftは一般的に、発売から数年間はサポートを継続しますが、将来的に部品供給が終了する場合もあります。
長期利用を考えているなら、延長保証サービスや交換サポートを提供している販売店から購入するのが安心です。
Surface Go 3販売終了まとめ：今が最後のチャンスかも
ここまで見てきた通り、Surface Go 3は公式に「販売終了」と発表されたわけではないものの、実質的に市場在庫が減少しており、新品を入手できるチャンスは限られています。
後継機「Surface Go 4」は法人向けに移行しており、一般ユーザーが手に入れやすいのは現時点ではまだSurface Go 3です。
もし「軽くて手頃なSurfaceを探している」「後継モデルを待つより今使いたい」と思っているなら、今が最後のタイミングかもしれません。
在庫が残っているうちに、信頼できる販売店や整備済み品からチェックしておくのがおすすめです。
Surface Go 3は販売終了してしまっても、使いやすさと完成度の高さは今なお健在。
小さなボディに詰まったWindowsの可能性を、もう一度手にしてみてはいかがでしょうか。
