最近、「山わさび塩焼きそばが売ってない」「どこにも置いていない」「販売終了したの？」という声がSNSで増えています。独特のツーンとした刺激がクセになるあの味をもう一度食べたい、という人も多いでしょう。
この記事では、販売終了の真相や過去の販売経緯、再販の動き、そして今後の入手方法について徹底的に調査しました。
山わさび塩焼きそばとは？北海道発の“むせる焼きそば”
「山わさび塩焼きそば」は、北海道のコンビニチェーン・セイコーマート（Secoma）が展開するご当地系インスタント焼きそばです。
北海道産の山わさびを使った塩味ベースのソースが特徴で、香りを吸い込むと鼻にツンとくる強烈な刺激があるため、SNSでは“すすったら危険”“食べる催涙ガス”などと話題になりました。
味はシンプルながらも後を引く塩だれ系。油揚げ麺に絡むわさびの風味が、普通の焼きそばでは味わえない爽快感を生み出しています。
辛さではなく“刺激”で勝負する商品として、口コミやレビューでも高い評価を得てきました。
初登場からの販売履歴と価格の推移
最初の発売は2018年5月。セイコーマートが「北海道山わさびフェア」の一環として数量限定で販売したのが始まりです。
当時の価格は税込149円前後で、北海道内店舗のほか、関東圏（茨城・埼玉）に展開する一部店舗でも取り扱われていました。
その後、2019年初頭にはいったん店頭から姿を消し、ユーザーの間で「販売終了したのでは」との声が上がりました。
しかし2021年7月には約2年ぶりに復活。そして2023年4月24日には再びリニューアル販売が行われ、ニュースサイトやSNSでも話題に。
価格は税込159円程度、内容量111g（めん90g）という設定でした。
さらに同年11月には、食品宅配サービス「Oisix」で“ミールキット版”が登場。「ツンと香る！山わさび塩焼きそば”として、家庭で調理できる再現型商品が全国販売されました。
この流れを見ると、「山わさび塩焼きそば」は一度きりで終わったわけではなく、期間限定・数量限定で何度も復活していることがわかります。
「販売終了」と言われる理由は？
それでは、なぜ「販売終了」という噂が広まったのでしょうか。
調べてみると、主に次の3つの要因が関係しているようです。
1. 期間限定・数量限定の発売形態
セイコーマートの商品は、フェアや季節企画に合わせて期間限定で販売されることが多く、山わさび塩焼きそばもその一例。
発売期間が終わると一時的に流通が止まり、再販までの空白期間が長いため、「販売終了」と誤解されがちです。
2. 地域限定販売による入手難
セイコーマートは主に北海道と関東の一部にしか店舗がないため、全国的な知名度がある一方で入手は難しい商品です。
道外では見かけることがほとんどなく、「どこにも売っていない＝もう作っていない」と思う人が多いのも当然といえます。
3. 通販在庫の変動と情報不足
復活時にセイコーマート公式通販で「12個セット」などが販売されましたが、在庫が切れると告知なしで商品ページが消えることも。
また、Amazonや楽天での出品は限定的で、在庫や価格が安定していません。
このような流通の不安定さも、“終売”という印象を与える一因になっています。
現在の販売状況と入手可能ルート
店舗での販売
2023年春の復活時には北海道内のセイコーマート各店舗で広く販売され、公式X（旧Twitter）でも「ひさびさの復活です！」と告知がありました。
しかし、その後は店舗によって取り扱い状況が異なり、「もう置いていない」という声も出ています。
数量限定販売のため、在庫がなくなり次第終了という形を取っているようです。
公式通販・オンラインショップ
セイコーマートの公式オンラインショップでは、発売当時に12個セットで取り扱いがありました。
現在は在庫が終了しており、再販時に期間限定で復活するスタイルとみられます。
通販で購入したい人は、公式サイトやSNSの再販告知をこまめにチェックするのがおすすめです。
食品宅配サービスでの全国展開
2023年11月にはOisixのミールキットとして全国販売がスタートしました。
この「ツンと香る！山わさび塩焼きそば」は、豚肉や野菜付きで2人前1,501円（税込）。
山わさびパウダーを3回に分けて加える調理工程が特徴で、本家の刺激を家庭でも楽しめるよう工夫されています。
北海道外でも購入できる数少ない再現版として注目されています。
通販モールでの在庫
楽天市場やAmazonでは、「山わさび塩焼きそば」と検索すると数十件の出品が見つかります。
ただし、これらの多くは在庫処分や転売によるプレミア価格の可能性もあるため、購入前に出品者や賞味期限を必ず確認しましょう。
再販の可能性と今後の展開
山わさび塩焼きそばは、過去に何度も「限定復活」を繰り返してきた商品です。
そのため、再販の可能性は十分にあると考えられます。
特にセイコーマートでは、北海道食材を使った話題性のある商品を定期的に復活させる傾向があり、今後も「山わさびフェア」などの企画で再登場する可能性が高いでしょう。
また、Oisixのように他企業とコラボする形で全国展開する動きも見られ、再販のルートは以前より多様化しています。
SNSでの反響が大きければ、数量限定・季節限定で再びリリースされる可能性も十分にあります。
もし手に入らないときの代替案
「どうしてもあの味が恋しい！」という人には、次のような代替商品もおすすめです。
- 山わさび塩ラーメン：同じくセイコーマートで販売される姉妹商品。焼きそばよりもスープの香りが強く、わさびの刺激がストレートに感じられます。
- 市販のわさび系焼きそば：明星やペヤングなど、わさび風味の限定商品が定期的に発売されるため、刺激系フレーバー好きには要チェックです。
- 自作アレンジ：市販の塩焼きそばに“山わさびチューブ”や“わさびパウダー”を加えると、かなり近い風味になります。少量ずつ加えるのがコツです。
購入チャンスを逃さないために
山わさび塩焼きそばは、「見かけたときに買っておく」が鉄則です。
再販時期は不定期で、数週間から数か月で完売することも珍しくありません。
見つけたら迷わずまとめ買いしておくのがおすすめです。
また、セイコーマート公式X（@Seicomart_TW）やOisix公式サイトでは、新商品や復活情報が発信されています。
これらをフォローしておくと、再販の速報をいち早くキャッチできます。
山わさび塩焼きそばが売ってない？今後に期待しよう
「山わさび塩焼きそばが売ってない」と感じる理由は、数量限定・地域限定・期間限定という販売形態にあります。
完全な販売終了ではなく、一定の間隔で復活してきた“リミテッド商品”と考えるのが正解でしょう。
強烈な刺激と北海道らしい素材感で、多くのファンを魅了してきたこの焼きそば。
再びあのツーンとした香りに出会える日は、そう遠くないかもしれません。
今後の再販情報を追いながら、次の復活に期待して待ちましょう。
