「のし紙って、どこで買えばいいんだろう？」
お祝いごとやお礼の品を贈るとき、急に必要になることが多いのが“のし紙”です。
でも、普段から買い置きしている人は少ないですよね。今回は、のし紙を買える場所を徹底的に調べて、特徴や選び方のコツをまとめました。文房具店、100均、通販まで、あなたの目的に合った購入先が見つかるはずです。
100円ショップで買えるのし紙
一番手軽なのは、やっぱり100円ショップです。
ダイソー・セリア・キャンドゥなどでは、定番の「紅白蝶結び」「結び切り」「仏事用（黒白）」ののし紙が各種そろっています。A4サイズやB4サイズなど、サイズ展開も豊富で、10枚～20枚入りが多く、価格はもちろん1セット110円。
急に「お礼を渡したい」「お祝いを包みたい」というときでも、最寄りの100均でサッと手に入るのが魅力です。
最近は短冊タイプの「のしシール」も人気で、包装紙に貼るだけで見栄えよく仕上がります。
ただし、紙質は薄めで高級感はあまりありません。
フォーマルな場や目上の方に渡す贈り物には不向きなので、軽いギフトやカジュアルなシーン向けと考えるのがよいでしょう。
文房具店・ホームセンターで探す
きちんとした贈答に使うなら、文房具店がおすすめです。
伊東屋や丸善、地域の文具専門店などでは、和紙調や高級紙を使った上質なのし紙が手に入ります。
蝶結び、結び切り、黒白などの基本に加えて、金銀水引など格式高いタイプもあります。結婚祝いや香典返しなど、場面に応じたデザインが選べるのもポイントです。
ホームセンター（カインズやコーナンなど）でも、文具売り場に少量パックが並んでいることがあります。
日用品を買うついでに入手できるのは便利ですが、品ぞろえは店舗によってまちまち。
必要な種類が決まっているなら、事前に在庫を確認しておくと安心です。
スーパーや百貨店では、お歳暮やお中元の時期にギフトコーナーでのし紙を無料でつけてくれるサービスもあります。
自分で用意する必要がない場合も多いので、贈答品を購入するときは店員さんに聞いてみるとよいでしょう。
ネット通販で買うなら
種類の多さでいえば、ネット通販が圧倒的です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでは、マルアイやキングジムといった文具メーカーののし紙が多数販売されています。
枚数は少量の10枚入りから、業務用の100枚セットまで幅広く、法人や店舗でのまとめ買いにも便利。
「紅白蝶結び」「結び切り」「黒白」「黄白」など用途別に選べるほか、名入れ印刷に対応したオーダーのし紙もあります。
最近ではテンプレートをダウンロードして自宅プリンターで印刷するタイプも人気です。
通販のメリットは、選択肢の多さと価格の比較がしやすい点。
用途やデザインを絞り込めば、実店舗では手に入らないような専門的な商品も見つかります。
ただし、紙質や印刷の風合いは実物を見ないと分からないため、レビューを参考に選ぶと安心です。
コンビニで印刷する方法もある
最近注目されているのが、コンビニのプリントサービスを使う方法です。
マイのし紙というサイトを利用すれば、スマホやパソコンからデザインを作成し、セブン‐イレブン・ローソン・ファミリーマートなどでプリントできます。
1枚単位で印刷でき、24時間いつでも利用可能。
出先で急に必要になったときや、夜間に用意したいときに重宝します。
ただし、印刷は普通紙のため、フォーマルな用途にはやや不向きです。
軽いお礼やちょっとした贈答に使う程度なら十分実用的です。
のし紙の種類と選び方
のし紙を選ぶときに大切なのは、水引の種類と色の組み合わせです。
これを間違えると、意味が変わってしまうこともあります。
- 紅白蝶結び：出産、進学、季節の贈り物など、何度繰り返しても良い祝い事に。
- 紅白結び切り：結婚や快気祝いなど、一度きりの祝い事に。
- 黒白結び切り：葬儀や法要などの弔事に。
- 黄白結び切り：関西地方を中心に使われる仏事用。
名前を書く際は、中央下に黒の筆ペンで書くのが基本です。
会社名や個人名を入れる場合も、正式な贈り物では略さないのがマナー。
どうしても自分で書くのが不安なときは、印刷済みの商品を選ぶのも良い方法です。
目的別・おすすめの購入場所
のし紙は、用途やシーンによって最適な買い方が変わります。
- 気軽な贈り物やお礼に：100円ショップののし紙やシールタイプ。
- 結婚・法事などフォーマル用途に：文房具店や通販の高品質な和紙タイプ。
- まとめ買い・業務用に：Amazonや楽天市場での大量パック。
- 急ぎ・1枚だけ必要なときに：コンビニプリントサービス。
このように使い分けることで、無駄なく、場にふさわしいのし紙を用意できます。
のし紙の新しいトレンド
最近では「のし紙＝堅苦しい」というイメージを変える動きも広がっています。
かわいいイラスト入りのデザインや、カラフルなのし紙も増え、SNS映えするギフト包装として人気。
ハンドメイドマーケットのminneやCreemaなどでは、個人作家がオリジナルデザインのし紙を販売しています。
また、「のし紙シール」や「短冊のし」といった簡易タイプも注目されています。
瓶や小箱のワンポイントに貼るだけで形式が整うため、現代の生活スタイルにもマッチしています。
のし紙を買うときの注意点
のし紙を購入するときは、まず「どんな場面で使うか」を明確にすることが大切です。
慶事か弔事かによって使う色や水引が異なるので、うっかり間違えないよう注意しましょう。
また、文房具店などでは「のし紙」と「のし袋」が並んでいることも多く、混同しやすい点にも要注意。
のし袋は現金を包むためのもの、のし紙は贈り物にかける紙という違いがあります。
まとめ：のし紙はどこで買える？自分に合った方法を選ぼう
のし紙は、100円ショップから文具店、通販、コンビニまで、さまざまな場所で買うことができます。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、目的やシーンに合わせて選ぶのがポイントです。
手軽さを重視するなら100均、
品質を求めるなら文房具店やネット通販、
急ぎならコンビニプリントが便利です。
のし紙は、単なる包装紙ではなく「気持ちを伝える日本の文化」。
シーンに合った1枚を選んで、贈り物に丁寧さと心を添えましょう。
