こんにちは!スマホ料金の見直しを考えているあなたへ、気になるニュースが入ってきました。最近、話題になっているあの「楽天モバイル」の料金動向について、最新情報をしっかりお届けします。
2025年秋、モバイル通信業界は大きな動きを見せています。大手キャリアが相次いで料金プランの見直しを発表する中、多くのユーザーから支持を集めてきた楽天モバイルの動向が注目されています。特に「値上げするのか、しないのか」という点は、家計にも直結する大事な問題ですよね。
実は楽天モバイルは最近、非常に興味深い発表を行いました。今回はその内容を詳しく解説しながら、私たちユーザーが知っておくべきポイントをわかりやすくお伝えしていきます。
楽天モバイルの「値上げしない」宣言と新プラン戦略
まずは大きなニュースからお伝えしましょう。2025年9月30日、楽天モバイルの三木谷浩史会長が記者会見で明確に宣言しました。「主力プラン『Rakuten最強プラン』の料金は値上げしない」と。
これは業界的に見ると、かなり思い切った声明です。なぜなら、他社がこぞって基本料金の引き上げや事務手数料の値上げを実施しているからです。物価高の流れを受けて、通信費も上昇傾向にある中でのこの宣言は、楽天モバイルが「低価格戦略」を堅持する意思を示したものと言えるでしょう。
しかし「値上げしない」と言いつつ、実は新たな動きがありました。それが「Rakuten最強U-NEXT」という新プランの登場です。これは従来の「Rakuten最強プラン」に、人気の動画配信サービス「U-NEXT」の利用権(通常月額2,420円相当)をセットにしたハイブリッドプランです。
通常ならこの新プランは月額4,378円(税込)ですが、ここに楽天の戦略的な思惑が見て取れます。2025年10月1日から2026年1月31日までのキャンペーン期間中は、何と「Rakuten最強プラン」と同じ月額3,278円(税込)で利用できるのです。これは、ユーザーに実質的な値上げを感じさせずに、高付加価値プランへ自然に移行してもらおうという巧みな仕組みと言えそうです。
現行プランの詳細と仕組みを理解しよう
楽天モバイルの料金体系を考える前に、現在の主力プラン「Rakuten最強プラン」がどのような仕組みになっているか確認しておきましょう。このプランの最大の特徴は、データ使用量に応じて段階的に料金が変わる「従量制」である点です。
具体的な料金例を見てみると:
- データ使用量が0〜3GBの場合は1,078円(税込)
- 3GBを超えて20GBまでは2,178円(税込)
- 20GBを超えて無制限利用の場合は3,278円(税込)
「ギガ無制限」と聞くと、何でも使い放題のようなイメージを持つかもしれませんが、一点注意が必要です。混雑時などネットワークに負荷がかかる状況では、通信速度が制御される場合があると明記されています。これは公平なサービス提供のためであり、多くのキャリアで採用されている仕組みです。
通話に関しては、楽天モバイルの専用アプリ「Rakuten Link」を使った国内通話が基本的に無料です。ただし、すべての通話が無料というわけではなく、一部の着信案内サービスなどは対象外となりますので、詳細は公式サイトで確認することをおすすめします。
また、楽天モバイルならではの特典として、楽天市場でのお買い物でポイントがアップする「楽天ポイント」の特典があります。ただし、この特典を受けるには別途エントリーが必要な場合があるので、こちらも忘れずに手続きを行いましょう。
年齢層に応じた割引プログラムも充実しています。「最強こども割」(13歳未満対象)、「最強青春割」(23歳未満対象)、「最強シニアプログラム」(65歳以上対象)など、家族で利用する場合には特にチェックしたいポイントですね。
なぜ値上げせずに済んでいる?技術革新の秘密
さて、ここで気になる疑問が湧いてきませんか?他社が値上げする中、なぜ楽天モバイルは「値上げしない」と宣言できるのでしょうか?その背景には、同社が推進する革新的なネットワーク技術によるコスト削減が大きく関わっています。
まず注目すべきは「仮想化・クラウドネイティブ技術」の採用です。従来の通信ネットワークは専用の高価なハードウェアが必要でしたが、楽天モバイルはネットワーク機能を汎用サーバーとソフトウェアで実現することで、設備投資や運用コストを大幅に削減しています。
次に「オープンRAN(Open RAN)」という仕組みも重要なポイントです。これは無線機器の仕様をオープン化し、特定のベンダーに依存しないようにする技術です。これにより、調達コストを下げながらも、柔軟なネットワーク構築が可能になっています。
さらに、AIを活用した「AI制御ネットワーク(RIC)」の導入も進められています。これは基地局の稼働状況をAIが分析し、需要の少ない時間帯には電力消費を抑制するというもの。電気代の約20%削減が見込まれているそうです。
技術面だけでなく、経営的な側面も見逃せません。楽天モバイルは2025年12月25日に、MVNOサービスを含む契約回線数が「1000万回線」を突破したと発表しました。この規模のユーザーベースがあることで、1回線あたりの固定費を下げる「規模の経済」が働き始めているのです。
また、減価償却費や支払利息などを考慮した利益指標であるEBITDAでは、2024年12月に単月黒字を達成したと報じられています。収益構造が改善しつつあることも、値上げを避けられる理由の一つと言えるでしょう。
現時点では、契約数をさらに拡大し、黒字化への確実な道筋を固めることが最優先課題です。この局面で主力プランの値上げを行えば、最大の強みである価格競争力を損ない、契約獲得の勢いが失われるリスクがあります。楽天モバイルの「値上げしない」選択は、こうした戦略的な判断に基づいているのです。
ユーザー体験から見る光と影:通信品質の実態
低価格を維持できることはユーザーにとって朗報ですが、その一方で気になる点もあります。特に都市部における通信品質について、一部のユーザーから不満の声が上がっているのです。
具体的には、「都内の駅ナカ」や「地下」、「梅田駅」、「名古屋駅」など、人混みの多い特定の場所で「つながらない」「通信速度が極端に遅い」という報告がSNSなどで散見されます。楽天モバイルの公式サポートアカウントが、これらの不満に対し謝罪と状況確認の対応を頻繁に行っている様子からも、一定の問題があることが伺えます。
この通信品質の課題は、楽天モバイルにとって大きなジレンマを生んでいます。ユーザー数とデータ使用量(トラフィック)の増加は、どうしてもネットワークへの負荷増加につながります。これに対処するには基地局の増設や設備投資が必要ですが、それがコスト増、ひいては黒字化の遅れに直結する可能性があるのです。
一方で、他社が値上げする中、楽天モバイルの「値上げしない」姿勢はユーザーから高い評価を得ていることも事実です。ある調査では、楽天モバイルのユーザー満足度は平均4.2点(5点満点)と、調査対象の中で最も高い結果となりました。料金の明瞭さや手数料の安さが支持されていると分析されています。
つまり、楽天モバイルを選ぶということは、ある程度「価格と品質のバランス」を考慮した選択であると言えるかもしれません。どうしてもストレスのない安定した通信環境を求められる方には、他の選択肢も検討する必要があるでしょう。逆に、普段の生活範囲で問題なく使え、料金を抑えたいという方には、非常に有力な選択肢になるはずです。
競合他社との比較で見える楽天モバイルの位置づけ
楽天モバイルの動向を理解するためには、業界全体の流れを知ることが大切です。2025年から2026年にかけて、大手キャリアは以下のような値上げや割引縮小を行っています。
NTTドコモは新プラン「ドコモ MAX」などを発表し、実質的な値上げを実施。KDDI(au)も新料金プランを開始する一方、既存プランの値上げを行っています。ソフトバンクは子会社「ワイモバイル」ブランドで新プランを発表し、事務手数料などの値上げを実施しました。
このような状況下での楽天モバイルの「値上げしない」宣言は、市場において際立った差別化要因となっています。他社がコスト増を理由に値上げに踏み切る中、技術革新によるコスト削減を前面に出し、あえて値上げしない姿勢を貫くことで、価格敏感なユーザー層の支持をさらに集めようとしているのです。
また、楽天モバイルはしばしば「格安スマホ(MVNO)」と比較されますが、実は根本的に異なる点があります。大手キャリアのサブブランド(ahamo、povo、LINEMO等)は、親会社の高品質なネットワークを借りて安価なサービスを提供しています。
一方、楽天モバイルは「第4のキャリア」として自前のネットワークを構築・運営しています。技術革新によるコスト削減を前面に出し、MVNOとは異なる「自社ネットワークによる低価格」を訴求点としているのです。この点を理解しておくと、楽天モバイルの戦略がより明確に見えてくるでしょう。
楽天モバイルの経営的課題と将来の展望
楽天モバイルの低価格戦略が続くかどうかは、同社の経営状況と深く関係しています。現状、楽天モバイル単体の経営は、最終的な営業利益ベースではまだ赤字が続いています。
特に注目されている指標が「ARPU(1回線あたり平均収益)」です。通信サービス単体のARPUは約2,100円前後と、同社が目標とする2,500〜3,000円の水準に達していません。低価格プランがARPU向上の足かせとなっている構図です。
この課題に対応するため、楽天グループは2024年から興味深い取り組みを始めています。それは「モバイルエコシステム貢献額」という考え方です。楽天モバイルユーザーが「楽天市場」や「楽天トラベル」などグループサービスで生み出す利益の一部を計上し、ARPUに加算しているのです。この仕組みにより、公称ARPUは約2,800円台に上昇しています。
では、将来楽天モバイルが値上げに転じる可能性はあるのでしょうか?現時点で値上げを否定していますが、将来の可能性を完全に否定しているわけではありません。今後の料金戦略を左右する重要な岐点が2つあります。
1つ目は「KDDIとのローミング契約」の問題です。現在、楽天モバイルは自社エリア外(特に地方)でKDDI(au)のネットワークを借りるローミング契約を結んでいます。この契約は2026年9月末に満了します。もし更新されず、より多くのエリアを自社ネットワークでカバーする必要が生じた場合、莫大な追加設備投資が発生し、コスト構造が大きく変化する可能性があります。
2つ目は「契約数拡大に伴うネットワーク投資」です。1000万回線を超えるユーザーを抱え、データ使用量が増え続ける中、通信品質を維持・向上させるための継続的な基地局増設等の投資は必須です。技術革新によるコスト削減効果が、この投資需要をどこまで相殺できるかが鍵となります。
ユーザーが今とるべき行動と注意点
ここまで楽天モバイルの現状と将来について詳しく見てきましたが、最後に私たちユーザーが実際に取るべき行動について考えてみましょう。
まず、現在楽天モバイルを利用している方、または新規で契約を考えている方は、以下のポイントを確認することをおすすめします。
第一に、ご自身の生活範囲での通信品質を実際に試してみることです。友人や家族で楽天モバイルを利用している方がいれば、その体験を聞いてみるのも良いでしょう。特に、自宅、職場、よく行く場所などで、実際にどの程度つながるのかを確認することが大切です。
第二に、データ使用量の把握です。「Rakuten最強プラン」は従量制なので、自分の月間データ使用量がどの程度なのかを確認しましょう。もし3GB以内で収まっているのであれば月額1,078円で済みますが、20GB以上使う場合は無制限プランの3,278円が適用されます。使用パターンに合ったプラン選択が節約のポイントです。
第三に、楽天モバイルを最大限活用するための特典や割引の活用です。年齢に応じた割引プログラムや、楽天ポイントの還元制度など、上手く利用することで実質的な支払いをさらに抑えることが可能です。
第四に、中長期的な視点を持つことです。2026年秋のローミング契約の行方は、楽天モバイルのコスト構造、ひいては料金戦略を大きく変える可能性を秘めています。今は値上げの心配が少なくても、1年半後には状況が変わっているかもしれません。定期的に情報をチェックする習慣をつけておくと安心です。
最後に、どうしても通信の安定性を求められる場合の選択肢についても考えておきましょう。楽天モバイルは低価格で大容量という魅力がありますが、すべての人に最適とは限りません。重要なオンライン会議が多い、常に安定した接続が必要な作業をしているといった場合は、通信品質を優先した選択も検討する必要があります。
楽天モバイルの値上げ戦略と私たちの選択
さて、いかがでしたか?楽天モバイルの「値上げしない」宣言は、単純に「値段が上がらないからラッキー」という話だけでなく、技術革新と経営戦略に裏打ちされた複雑な判断であることがお分かりいただけたと思います。
短期的に見れば、低価格で大容量のデータ通信が利用できるメリットが当面継続される見込みです。これは家計にとっては確かに朗報と言えるでしょう。特にデータ使用量の多い方にとっては、他社と比較してかなり割安な選択肢になっています。
しかし一方で、通信品質の面ではまだ改善の余地があり、今後のユーザー増加がこの問題にどのような影響を与えるか注視が必要です。また、2026年秋のローミング契約の行方は、中長期的な楽天モバイルの料金戦略を大きく変える可能性を秘めた重要なイベントです。
私たちユーザーに求められるのは、単なる情報の受け手になるのではなく、自分の通信ニーズをしっかり把握した上で、様々な要素を総合的に判断する姿勢です。楽天モバイルの値上げ動向は、単に一社の経営方針というだけでなく、モバイル通信業界全体の方向性を示す指標の一つとも言えます。
これからもスマホ料金と通信サービスのバランスは、私たちの生活の質に直結する重要なテーマです。楽天モバイルの今後の動向に注目しつつ、自分に最適な選択をしていきたいものですね。
料金、品質、サービス内容――これらを総合的に判断して、あなたにとってベストなスマホライフを実現してください!
