「最近、バーでも見かけなくなったエックス レイ テッド(X-RATED)って、もしかして終売したの?」
そんな疑問を持つ人が、じわじわと増えています。
ピンク色の華やかなボトルが印象的で、クラブやラウンジで人気を集めたあのリキュール。
一時期は「もう日本では買えない」とまで言われましたが、実際はどうなのでしょうか。
ここでは、エックス レイ テッドの終売情報と、今でも手に入る販売店、さらにその背景について徹底的に掘り下げます。
エックス レイ テッドとは?ピンクが映えるフルーツリキュールの魅力
エックス レイ テッド(X-RATED)は、鮮やかなピンク色が特徴のフルーツリキュールです。
ベースにはフランス産のウルトラプレミアムウォッカが使われ、そこにシチリア産ブラッドオレンジ、マンゴー、ブラジル産パッションフルーツの果汁がブレンドされています。
アルコール度数は約17%。香りはトロピカルで甘く、カクテルベースとしてもストレートでも楽しめる万能タイプです。
ボトルデザインも特徴的で、ネオンピンクの液体が透けるスタイリッシュな見た目。
名前の「X-RATED」には「大人のためのリキュール」という意味合いがあり、クラブシーンやパーティーシーンで人気を集めました。
日本では、輸入元としてCT Spirits Japan株式会社が流通を担い、2023年3月に「新発売(再上陸)」として再び登場したことが話題になりました。
「終売」と言われた理由とは?情報が錯綜した背景
エックス レイ テッドをめぐる「終売騒動」は、実は一度や二度ではありません。
酒販サイトやSNS上では、「販売終了」「もう手に入らない」「輸入中止になった」といった投稿が相次ぎました。
その背景には、いくつかの要因が重なっているようです。
1. 流通の一時停止と輸入スキームの変更
輸入酒ではよくある話ですが、輸入元の契約変更や流通経路の見直しが発生すると、一時的に国内在庫が途切れます。
エックス レイ テッドも同様に、一定期間、日本市場から姿を消した時期がありました。
そのタイミングで「終売」と誤認されたケースが多いようです。
2. 法規制や表示変更への対応
リキュールは、色素や香料の使用に関して食品表示法・酒税法などの規定が厳格です。
特に、鮮やかな着色料を使用している製品は、輸入再申請やラベル改定の際に時間を要することがあります。
その間に流通が止まり、販売店側が「終売」と掲示するケースも珍しくありません。
3. ターゲット層の変化と需要の波
エックス レイ テッドは、SNS映えする見た目と甘い味わいが特徴。
そのため、クラブやイベントでの需要が大きく、コロナ禍以前に人気がピークを迎えていました。
しかし、外飲み需要が一時的に落ち込んだことで、取扱店が減少。結果的に“市場から消えたように見えた”という状況もありました。
「再上陸」情報の真相――2023年に国内販売が復活
実は、エックス レイ テッドは完全に消えたわけではありません。
2023年3月、「なんでも酒やカクヤス」の公式メルマガにて「かつて日本で終売となったX-RATEDが満を持して再上陸!」という告知が配信されました。
同時に、CT Spirits Japanがプレスリリースを発表し、正式に再販売が開始されたことが確認されています。
つまり、エックス レイ テッドは「一度終売→再導入」という流れをたどっていたのです。
ブランドとしての評価は高く、特に女性層やカクテル愛好家からの要望が多かったことが再販の後押しになったとみられます。
現在の販売状況:まだ買える?それとも本当に終売?
2025年現在、エックス レイ テッドは一部店舗・オンラインショップで購入が可能です。
ただし、流通量は少なく、在庫切れや取り寄せ表示が目立ちます。
入手できる可能性がある主なルート
- Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング
在庫が残っているショップがあるものの、「在庫限り」「残りわずか」といった表示が多く見られます。 - ヨドバシ.com・カクヤスオンライン
再上陸時に取り扱いがありましたが、現在は一部店舗でのみ販売。地域によっては取り扱いなし。 - 酒販専門店(かめや酒店・サケテンなど)
サイトによっては「終売」と明記されている場合もあり、古在庫・再販版が混在しています。
購入する際は、「輸入元」「正規品の表記」「容量(750ml/375ml)」などを必ず確認しましょう。
また、ネット上には旧ボトル(初期流通品)と新ボトル(再上陸版)が混在しており、見た目が微妙に異なることもあります。
終売と噂される理由をもう一度整理
エックス レイ テッドが「幻」と呼ばれるようになったのは、その断続的な流通状況にあります。
ここで、改めて“終売説”の主な要因をまとめておきましょう。
- 流通が安定していなかった
輸入ルートの変更や契約更新の遅れで、在庫切れ期間が発生。 - 人気が一時的に落ち着いた
派手なリキュールブームが落ち着き、一般酒販店での展開が縮小。 - 「終売」と表示する小売店の増加
一時的な在庫切れでも「終売」と記載する店舗が多く、誤解が拡散。 - 着色料や表示基準の変更への対応
鮮やかなピンク色を維持するための成分や表記の見直しが必要になった可能性。
つまり、実際には「生産終了」ではなく、「流通停止期間が長かった」ことが終売と誤解される大きな理由です。
類似リキュール・代替品として人気のアイテム
もし、エックス レイ テッドが手に入らない場合でも、近い味わいや雰囲気を楽しめるリキュールはいくつかあります。
- マリブ(ココナッツリキュール)
甘くトロピカルな香りが特徴で、ジュースやソーダ割りとの相性が抜群。 - パッソア(パッションフルーツリキュール)
南国系フルーツの香りと酸味が魅力。エックス レイ テッドと同系統の風味。 - ディサローノ・ピンク
杏仁リキュールとして知られるディサローノが出した限定ピンクボトル。
見た目の華やかさではエックス レイ テッドに匹敵します。
これらを代わりに使うことで、ピンク系やフルーツカクテルの世界観を再現できます。
今後の再販や展開の可能性は?
2023年に再上陸を果たした経緯を考えると、ブランド側が完全撤退する可能性は低いと見られます。
むしろ、SNS・カクテル文化・バーシーンが再び盛り上がりを見せている今、再度の展開や限定版のリリースも期待できます。
海外では依然として人気が高く、特に韓国・アメリカなどでは「ガールズナイト定番リキュール」として根強い支持を受けています。
国内でも再輸入・再販の波が起これば、また注目を集める可能性が十分あります。
エックス レイ テッド 終売まとめ
エックス レイ テッドは、「完全な終売」ではなく「流通停止・再上陸を繰り返しているリキュール」です。
派手なボトルと甘くトロピカルな味わいで、多くのファンを魅了してきました。
現在も一部の通販サイトや酒販店で在庫が残っており、探せば入手可能です。
終売という言葉に惑わされず、正規ルートでの購入を確認すれば、まだ“あのピンクの一杯”を楽しむことができます。
再上陸のニュースを見逃さず、今のうちに手に入れておくのも一つの選択です。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。飲酒は節度を守って楽しみましょう。

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