「無印のゲーンパー(森のカレー)、最近見かけないけど終売したの?」
そんな声がSNSや口コミで増えています。あの独特のスパイス感とハーブの香りにハマっていた人も多いのではないでしょうか。今回は、無印良品の人気レトルトカレー「ゲーンパー(森のカレー)」がなぜ姿を消したのか、そして復活の可能性について徹底的に調べました。
「ゲーンパー(森のカレー)」とはどんなカレーだった?
無印良品のレトルトカレーといえば、「素材を生かしたカレー」シリーズ。定番のグリーンカレーやバターチキンの陰で、ひっそりと異彩を放っていたのが「ゲーンパー(森のカレー)」です。
2020年に登場したこのカレーは、タイ東北地方・イサーン地域で親しまれている“ゲーンパー(แกงป่า)”をベースに、日本人にも食べやすいようにアレンジされたもの。特徴はなんといっても“ココナッツミルク不使用”。
ぶなしめじ、たけのこ、ヤングコーン、きくらげ、さやいんげん、鶏肉など、山の幸をふんだんに使い、スパイスとハーブの香りで仕上げた「森のカレー」という異名もぴったりの一品でした。
食べた人の多くが「爽やかな辛さ」「スパイスが効いていて癖になる」と高評価。無印のカレーシリーズの中でも、タイ現地の味を忠実に再現した“通好みのカレー”として人気を集めていました。
本当に終売?無印店舗での「製造終了」報告
しかし、2024年ごろから「店頭で見かけなくなった」「ネットストアから消えている」といった声が目立ち始めます。
実際、無印良品の公式コミュニティサイト「IDEA PARK」では、店舗スタッフから「製造終了」「在庫限りで販売終了」と案内を受けたという投稿が複数見られました。
レビュー欄にも「お気に入りだったのに終売と聞いてショック」「まとめ買いしていたのに販売終了で悲しい」といったコメントが続々と寄せられています。
つまり、2024年の時点では「無印良品のゲーンパー(森のカレー)は終売」と見なされる状態にあったのは間違いありません。
なぜゲーンパー(森のカレー)は販売終了になったのか?
終売の背景には、いくつかの現実的な理由が考えられます。無印良品側から公式な説明は出ていませんが、商品構成や業界の動向から推察できる要因を整理してみましょう。
1. 原材料や製造コストの上昇
ゲーンパー(森のカレー)は、ココナッツミルクを使わない代わりに、ハーブや野菜の風味で深みを出す構成。クラチャイ、こぶみかんの葉、スイートバジル、レモングラスなど、タイ食材特有のハーブを多用しており、原材料調達コストが高いのが特徴です。
さらに、ぶなしめじやきくらげ、ヤングコーンなどの具材も多く、手間がかかるレトルト商品でした。輸入ハーブや野菜類の価格高騰、物流コストの上昇が続く中で、採算が合わなくなっていた可能性があります。
2. ラインナップの整理と入れ替え戦略
無印のレトルトカレーは常時40種類以上が並ぶ人気カテゴリです。その分、商品入れ替えのサイクルも早く、売れ行きや原価率などを見て「一部商品を整理」するのは珍しくありません。
ゲーンパー(森のカレー)のような“スパイスが強く個性的な商品”は、固定ファンはいても一般的な需要が限られるため、ラインナップ再編のタイミングで一旦外された可能性があります。
3. 味の個性が強すぎた?
レビューを読むと「本格的で美味しい」「ハーブの香りがすごく良い」と絶賛する声がある一方で、「辛すぎる」「香草が強すぎて苦手」という感想も一定数あります。
つまり、味の完成度は高いものの“好みが分かれるカレー”だったのです。
幅広い層に受け入れられる商品を優先した結果、より無難な定番商品が残り、ゲーンパー(森のカレー)のような個性派が姿を消した…というのは自然な流れかもしれません。
4. 外部環境の変化
発売時期が2020年だったことを考えると、新型コロナウイルス流行による物流や原料供給への影響も無視できません。輸入ハーブや食材が安定的に確保できなくなったことが、一時的な製造中止や終売の引き金になった可能性も考えられます。
ところが…2025年春に“再販”の動きが!
そんな中、2025年3月に嬉しいニュースが届きました。
無印良品の銀座店ブログで「以前販売していたゲーンパー(森のカレー)とレッドカレーが再販されました」との告知が出たのです。
つまり、完全に終売ではなく“一時休止”のような状態だったことが分かります。再販の理由としては、「ご好評につき再販売」と書かれており、ユーザーの根強い支持が復活を後押ししたようです。
価格は発売当初と同じ税込350円。内容も「ぶなしめじ、たけのこ、ヤングコーン、きくらげ、さやいんげん、鶏肉入り」と、ほぼ以前の仕様と同様。
ただし、再販が確認されたのは一部店舗(銀座店)中心で、全国規模での復活というわけではないようです。
再販は全国展開されるのか?
現時点では、全国の無印店舗やネットストアで常時取り扱われているわけではありません。銀座などの大型店限定、または数量限定での展開と見られます。
ただし、無印良品では「再販商品をテスト的に販売→反響を見て全国展開」という流れを取るケースも多いため、今回のゲーンパー(森のカレー)も販売状況や反応次第で広がる可能性があります。
実際、SNSやレビューでは「銀座店で買えた!」「再販してくれて嬉しい」「これこそ無印の本格カレー」と喜びの声が相次いでいます。ファンの熱量が高い商品だけに、今後の動向に期待が集まっています。
今ゲーンパー(森のカレー)を手に入れる方法
もしあなたが「また食べたい!」と思っているなら、以下の方法を試してみてください。
- 無印良品の**大型店(銀座、有楽町、グランフロント大阪など)**をチェック
- 公式オンラインストアで「ゲーンパー(森のカレー)」を定期的に検索
- 無印公式アプリや店舗ブログの再販情報をフォロー
- 在庫がある場合は“まとめ買い”しておく(ただし過剰な買い占めは避けましょう)
また、入手できない場合は代替として、無印の「素材を生かしたカレー」シリーズの中でもスパイス系に近い味わいのもの(レッドカレーやマッサマンカレー)を試してみるのもおすすめです。
ゲーンパー(森のカレー)復活の可能性はまだある?
無印良品は過去にも、一度終売になった人気カレーを限定再販したり、改良して新商品として復活させた例があります。
そのため、ゲーンパー(森のカレー)もユーザーからの要望次第で“正式復活”の可能性は十分にありそうです。
特に、無印が展開する「IDEA PARK」では再販希望の投稿が多数寄せられており、こうした声が集まると商品開発部門が検討対象にするケースもあります。
実際、2025年の再販も「ご好評につき」という形で実現していることから、ファンの声がしっかり届いたことは間違いありません。
今後、期間限定販売から全国再販、もしくは新バージョンとしてリニューアルされる可能性も十分考えられます。
タイカレーの魅力と「ゲーンパー(森のカレー)」が残したもの
タイカレーといえば、グリーンカレー・レッドカレー・イエローの3種類が定番ですが、ゲーンパー(森のカレー)はそのどれとも異なる存在でした。
ココナッツミルクの甘さがない分、スパイスの輪郭が際立ち、山の幸の旨味とハーブの香りが立ち上がる。
まさに“自然の中の辛さ”と呼ぶにふさわしい味です。
そんな独自の個性が評価されていたからこそ、ファンは再販を心から待ち望んでいるのでしょう。
終売というニュースに落胆する声が多かった一方で、再販情報が出たときの盛り上がりは、無印良品の食品ラインの中でも屈指の熱量でした。
ゲーンパー(森のカレー) 無印が終売って本当?まとめ
まとめると、無印良品の「ゲーンパー(森のカレー)」は、
- 一時的に製造終了・在庫限りで販売停止となっていた
- しかし2025年3月に一部店舗で再販された
- 現在は限定的な流通だが、復活の可能性は十分ある
というのが現状です。
スパイスやハーブの香りを存分に楽しめる“通好み”のカレーとして、今もなお多くのファンに愛されているゲーンパー(森のカレー)。
無印良品のカレーシリーズの中でも、これほど再販を望まれている商品はそう多くありません。
あなたももし店頭で見つけたら、迷わず手に取ってみてください。
あの森の香りと刺激が、再び食卓に戻ってきているかもしれません。

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