セブンイレブンの人気シリーズ「金の○○」の中でも、特にファンが多いのが「金のビーフカレー」。あの濃厚なコクと、トロトロに煮込まれた牛肉の贅沢な味わいにハマった人も多いはずです。ところが最近、「店頭で見かけなくなった」「終売になったの?」という声が増えています。
今回は、「金のビーフカレーが本当に終売になったのか?」、そして「今どこで買えるのか?」を丁寧に解説します。
金のビーフカレーとはどんな商品?
「金のビーフカレー」は、セブン&アイ・ホールディングスが展開する高品質ブランド「セブンプレミアム ゴールド」シリーズの一つ。レトルトカレーでありながら、専門店レベルの味を自宅で楽しめると話題になった商品です。
特長は、じっくり煮込んだ柔らかな牛肉と、スパイスの香りがしっかり立った濃厚なルー。赤ワインやバター、フルーツチャツネなども加わり、甘みとコクのバランスが絶妙です。
価格は1食400円前後と少し高めですが、その分「外食クオリティ」として評価されてきました。SNSでは「レトルトとは思えない」「ご飯が止まらない」といった口コミが多く、まさに“贅沢な日常食”の代表格でした。
「終売って本当?」──その噂の出どころ
2024年頃からSNSや掲示板で、「金のビーフカレーが売っていない」「終売したらしい」という投稿が急増しました。実際、以前はどこのセブンイレブンでも見かけたのに、最近は棚から姿を消した地域もあるようです。
一方で、公式サイトやニュースリリースには「終売」という明確な告知は出ていません。代わりに「リニューアル」や「一部店舗で取り扱い終了」といった文言が見られます。
つまり、「完全な販売終了」ではなく「旧仕様の終売→新仕様への切り替え」という流れの可能性が高いのです。
終売ではなくリニューアルだった?
調べてみると、「金のビーフカレー」は過去にも何度かリニューアルを重ねてきました。
- 2018年:味とルーの改良。よりコクを増した仕様に。
- 2020年頃:容量変更(200g→210g)と価格調整。
- 2024年夏:再リニューアル(223g仕様)。パッケージと内容を刷新。
このように、商品そのものが定期的に改良されており、古いバージョンがなくなったタイミングで「終売」と誤解されているケースが多いようです。
実際、セブンプレミアム公式サイトでは現在も「金のビーフカレー(223g)」が掲載されています。価格は税込429円。つまり、最新仕様として販売は継続しているということです。
ではなぜ「売ってない」と感じるのか?
「終売ではないのに、なぜ店頭で見かけないの?」という疑問。そこにはいくつかの理由があります。
1. 取扱店舗の減少
セブンプレミアム ゴールドシリーズは全国のセブンイレブンで販売されていますが、店舗によって取り扱いラインナップが異なります。特にレトルト商品は棚スペースが限られているため、地域や需要に応じて入れ替えが発生します。
2. リニューアル時期の一時的な欠品
新旧パッケージが切り替わる時期には、物流の関係で一時的に在庫が途切れることがあります。そのタイミングで「消えた」と感じる人が増えるのです。
3. 価格と購買層の変化
原材料の高騰により価格が上昇し、以前より購入層が限られてきたことも要因です。セブン側が販売エリアを調整している可能性もあります。
リニューアル後の味や内容の違い
リニューアル版「金のビーフカレー」は、旧仕様と比べていくつかの点が変更されています。
- 容量:200g → 223g(やや増量)
- 味わい:スパイス感がややマイルドに、旨味を重視した方向へ
- 牛肉:アンガス種などの輸入牛を使用し、より柔らかく煮込まれている
- 価格:税込429円前後(店舗により変動)
旧モデルを好んでいた人には「少し違う」と感じるかもしれませんが、全体としてはより食べやすく、万人向けの仕上がりになっています。
今も買える店舗と入手方法
「どこで買えるの?」という人に向けて、現時点で入手可能なルートを紹介します。
セブンイレブン店頭
一部店舗では引き続き販売中です。取り扱いがない地域もあるため、見つからない場合は店員さんに確認するのがおすすめです。
店頭では「金のビーフカレー 223g」「セブンプレミアム ゴールド」などのラベルを目印に探しましょう。
セブンのネットサービス
セブン&アイ公式の「セブンミール」や「7NOW」などでは、在庫がある場合に限り注文可能です。地域やタイミングによって表示されないこともあります。
通販・ネットショップ
Amazonや楽天市場では、旧仕様の在庫が残っている場合があります。ただし、賞味期限や価格には注意が必要です。公式流通ではないものもあるため、購入時には販売元をしっかり確認しましょう。
販売終了(旧仕様)になった背景の考察
完全な終売ではなく「リニューアル移行」とはいえ、なぜこうした入れ替えが頻繁に行われるのでしょうか。
原材料コストの上昇
金のビーフカレーは、赤ワイン・バター・チャツネなど高価な原料を使用しており、価格調整を行わなければ採算が取りにくくなります。そのため、内容や配合を見直すタイミングが定期的に発生します。
消費者ニーズの変化
コロナ禍以降、自宅調理が増えたことで「高級レトルト市場」が急拡大しました。競合商品も増え、各社が差別化を図る中で、セブンも改良を重ねてきたと考えられます。
ブランド維持戦略
セブンプレミアム ゴールドは“常に最上級を提供する”というブランド方針を掲げています。そのため、同じ商品を長年販売し続けるよりも、数年ごとに「進化」を打ち出す戦略が取られているようです。
代わりにおすすめできる商品
もし近所のセブンで金のビーフカレーが手に入らない場合、次のような商品も試してみてください。
- 「金のビーフシチュー」:同シリーズの人気メニュー。赤ワイン仕込みで濃厚な味わい。
- 「セブンプレミアム 欧風ビーフカレー」:価格が抑えめで、日常使いにぴったり。
- 「中村屋 インドカリー」や「無印良品 バターチキン」なども、味の方向性が近く満足度が高いと評判です。
いずれもレトルトとは思えない完成度で、手軽に“贅沢カレー時間”を楽しめます。
金のビーフカレーのこれから
これまでの動きを見る限り、「金のビーフカレー」はシリーズの定番として今後も続いていく可能性が高いです。ただし、原材料や価格情勢の影響を受けやすく、今後も細かなリニューアルや一時的な販売停止が起こることはありそうです。
今後も最新仕様が登場するたびに味や内容が変化していくでしょう。もしお気に入りの味があるなら、見かけたときに買っておくのが賢明かもしれません。
金のビーフカレーが終売って本当?──まとめ
結論として、「金のビーフカレー」は完全な終売ではなく、リニューアルにより一時的に店頭から消えている状態と考えられます。
最新の仕様(223g)は現在も販売中で、セブンイレブンやネットサービスで入手可能です。
見かけなくなったときは「終売!」と焦らず、リニューアル情報をチェックしてみましょう。
また、同シリーズの「金のビーフシチュー」なども合わせて楽しむと、セブンの“金シリーズ”の奥深さを再発見できるはずです。
──あなたの身近なセブンに、あの濃厚な香りが再び並ぶ日も、そう遠くはないかもしれません。

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