「最近コストコに行っても、シナモンロールが見当たらない…」
そんな声をSNSや口コミでよく見かけます。以前は大容量で甘い香りが漂う人気商品だったのに、今は棚から姿を消している店舗もあるようです。この記事では、なぜコストコのシナモンロールが売ってないのか、その背景や再販の可能性、そして代替商品まで詳しく紹介します。
コストコのシナモンロールが「売ってない」と言われる理由
コストコのベーカリーコーナーは、人気商品の入れ替えが頻繁です。その中でも「シナモンロール」は長年の定番として愛されてきましたが、近年「売ってない」「見かけなくなった」という声が増えました。
実は、かつて販売されていた「プチシナモンロール(32個入り)」は、2022年頃を境に多くの店舗で取り扱いがなくなっています。製造終了や在庫限りの状態になったことで、結果的に「終売」と見られているのです。
ただ、完全にシナモンロールが消えたわけではありません。2023年後半には新商品「グーイーシナモンロール」が登場。こちらは6個入りで、見た目も味も以前のものとは大きく異なる“リニューアル版”として販売されました。つまり、「売ってない」と言われているのは、旧タイプのシナモンロールのことなのです。
旧タイプの「プチシナモンロール」とは?
以前販売されていた「プチシナモンロール」は、コストコらしい大容量タイプ。
ふわふわの生地に甘いシナモンフィリングが渦を巻き、上からアイシングがかかったアメリカンスタイルのパンでした。32個入りで1,000円台というコスパの良さから、朝食やおやつ、冷凍ストック用にも最適と評判でした。
しかし、人気が高かった一方で「多すぎて食べきれない」「日持ちがしない」という声もありました。こうした消費サイクルの変化や食品ロス対策も、販売終了の一因と考えられています。
リニューアル版「グーイーシナモンロール」の登場
2023年11月ごろに登場したのが、新しい「グーイーシナモンロール」です。
こちらは6個入りで、価格は約1,600円前後。ひとつひとつが大きく、上からたっぷりとかかったクリームチーズ風アイシングが特徴的です。名前の“グーイー(gooey)”とは「とろりとした」という意味で、温めるとアイシングが溶けて香ばしいシナモンの香りが立ち上ります。
旧タイプが「大容量・お得感重視」だったのに対し、新タイプは「味と見た目の満足度重視」。そのため、「同じ商品ではない」「以前のとは違う」と感じる人が多いのも自然です。
なぜコストコのシナモンロールは消えたのか
シナモンロールが棚から消えた背景には、いくつかの要因があります。
1. 製造・供給体制の見直し
コストコのベーカリー商品は、店舗内や近隣工場で焼き上げられるものが多く、原材料の調達状況や人員体制によって生産量が左右されます。人気商品でも製造が追いつかない場合、一時的に販売休止になることがあります。
2. 食品ロスの削減
旧シナモンロールのように大容量タイプは、家庭によっては消費しきれず廃棄されるケースも。近年、食品ロス削減の観点から、量より質を重視した小容量・高品質化が進められています。
3. 地域や店舗ごとの在庫差
コストコの商品ラインナップは店舗によって異なります。特にベーカリーは倉庫店ごとに導入や終了のタイミングが違うため、ある店舗では販売していても別店舗では扱っていない、ということがよくあります。
4. リニューアルによる入れ替え
新しい「グーイーシナモンロール」が登場したタイミングで、旧タイプが段階的に姿を消しました。結果として、「売ってない=廃盤」と受け取られたわけです。
再販・復活の可能性はある?
結論から言えば、再販の可能性は「十分にある」と言えます。
コストコは人気商品の反響をもとに再導入を行うケースが多く、実際に過去には「ティラミスカップ」や「パンオショコラ」などが復活した例もあります。
また、SNSでは「シナモンロールまた食べたい」「グーイータイプも美味しかったけど前のも好き」という声が多く見られます。こうしたファンの反応は再販の後押しになることが多く、一定の需要が確認されれば、今後季節限定や数量限定で復活する可能性もあるでしょう。
ただし、再販されたとしても、旧タイプの完全再現ではなく、仕様変更・容量調整された形で登場する可能性が高いです。ベーカリー製品のトレンドが「小分け・高品質」へ移行しているためです。
コストコで買えない時に試したい代替商品
「シナモンロールが買えない!」という時は、他の選択肢もあります。
ここでは、コストコ内外で手に入る代替商品を紹介します。
コストコ内のベーカリーで探すなら
- マスカルポーネロール:やや甘めでスイーツ系にも合う人気商品。
- クロワッサン:バターの香りが強く、シナモンシュガーを振ってトーストすれば代用可能。
- ディナーロール:軽く焼いてバター+シナモンパウダーでアレンジすると簡易シナモンロール風に。
市販・通販で探すなら
- 冷凍シナモンロール(シナボン風):電子レンジやオーブンで温めるだけで完成。
- ベーカリーカフェ系シナモンロール:全国チェーンのカフェでも取り扱いがあり、香りと食感を楽しめます。
- 業務スーパーやKALDIの冷凍パンコーナー:焼くだけで食べられる手軽なタイプが多く、ストックにも便利です。
これらをうまく組み合わせることで、コストコの味に近い満足感を再現できます。
シナモンロールをもっと美味しく楽しむコツ
シナモンロールはそのまま食べても美味しいですが、ひと手間加えると格段に風味が増します。
- 温める:トースターで約10分。アイシングが溶け、シナモンの香りが広がります。
- 冷凍保存:1個ずつラップで包み、冷凍庫で保存。食べるときは自然解凍または軽く温めて。
- アレンジ:バニラアイスを添える、ナッツやフルーツをトッピングするなど、スイーツ感覚でも楽しめます。
特にグーイーシナモンロールは温め直しが推奨されており、焼きたてに近い香りと食感を味わえます。
コストコのシナモンロールが再び店頭に並ぶ日は?
コストコのシナモンロールは、現在「旧タイプの終売」と「新タイプの限定販売」が並行している状態です。倉庫店によっては再入荷しているケースもあり、今後の展開に期待が持てます。
確実に手に入れたい場合は、
- 来店前に店舗へ在庫を確認する
- 新商品情報を公式サイトやSNSでチェックする
- 見つけたらまとめ買い・冷凍保存しておく
この3点を意識すると良いでしょう。
まとめ:コストコのシナモンロールが売ってない理由と今後の期待
「コストコのシナモンロールが売ってない」と感じるのは、旧タイプが販売終了したためです。
しかし、2023年以降に新登場した「グーイーシナモンロール」が事実上の後継商品となっており、今後も改良版・限定版として再登場する可能性は十分にあります。
コストコのベーカリーは常に進化しており、人気商品の入れ替えは珍しくありません。次に行くときには、ぜひ新しいシナモンロールの香りを探してみてください。もし見つからなくても、代替商品や自宅アレンジで“あの甘い幸せ”を再現することができます。
コストコのシナモンロールが売ってない理由を知れば、次の出会いがもっと楽しみになるはずです。

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