最近、「ベイブレードXのスタジアムが全然売ってない」「どこを探しても見つからない」という声が多く聞かれます。子どもと一緒に遊ぼうと思って探しても、店頭に在庫がない。ネットでもプレミア価格になっている。いったい何が起きているのでしょうか。今回は、ベイブレードXスタジアムの販売状況と、再販の可能性について詳しく整理します。
ベイブレードXスタジアムとは?シリーズの中での重要な役割
まず前提として、ベイブレードXシリーズではスタジアムは“遊びの核”ともいえる存在です。従来シリーズ(バーストやメタルファイトなど)では別売スタジアムを流用することもできましたが、ベイブレードXでは完全な専用設計。Xダッシュと呼ばれる高速レール構造に対応するため、専用の形状が必要です。
このため、過去シリーズのスタジアムでは正常にプレイできません。メーカーも「ベイブレードX専用のスタジアムを使用してください」と案内しており、事実上これがないと遊びが成り立たない構造になっています。
ラインナップとしては、
- BX-10 エクストリームスタジアム
- BX-32 ワイドエクストリームスタジアム
- BX-37 ダブルエクストリームスタジアムセット
などが公式に販売されており、単品やセットの形で登場しています。
にもかかわらず、これらが現在ほとんど手に入らない――というのが現状です。
「売ってない」と感じる理由① 店頭での在庫不足
最も多く聞かれるのが、「どこの店にも置いていない」という声です。おもちゃ売り場を何軒も回っても、スタジアムだけが欠品しているケースが多く、スターターやブースターはあるのに、肝心のスタジアムが見つからないという状況。
これは、小売店側の仕入れ方針も関係しているようです。スタジアムはサイズが大きく、陳列スペースを取る商品。そのため、売り場の限られたスペースを確保しにくく、仕入れを絞る店舗が多い傾向にあります。さらに、価格帯が4,000〜8,000円と高めなため、回転率の低い商品として扱われることも。
つまり、需要はあるのに供給量が少ない。結果として、「探しても見つからない」という声が増えているのです。
「売ってない」と感じる理由② 転売・買い占めの影響
もう一つの大きな要因が、転売です。特に新商品発売直後や再販直後には、ネット通販での一斉完売が目立ちます。公式通販サイトでは「お一人様1個まで」の購入制限が設けられている商品もあり、これは転売対策の一環と考えられます。
需要が集中する中で、定価よりも高値での出品が横行しており、SNSでは「定価で買えない」「プレミア価格になっている」という声も。こうした状況が、「もう販売していないのでは?」という誤解を生む原因にもなっています。
「売ってない」と感じる理由③ 生産・出荷が限定的
ベイブレードXシリーズのスタジアムは、専用設計のために新しい金型を使って生産されています。そのため、一度に大量生産するのが難しく、出荷数も限られていると考えられます。さらに、発売後の需要の急増を受けて供給が追いつかず、各店舗に配分される数量も少ない状況です。
実際、公式サイトに掲載されている「BX-32 ワイドエクストリームスタジアム」や「BX-37 ダブルエクストリームスタジアムセット」は、発売から時間が経っても入手困難な状態が続いています。メーカーが新製品の投入を控えて旧モデルの生産を絞っている可能性もあります。
「売ってない」と感じる理由④ シリーズ展開上の優先順位
ベイブレードXシリーズは、ベイ本体(スターター・ブースター)を中心に展開されています。スタジアムはあくまで補助的なツールであり、シリーズの“主役”ではありません。そのため、販売戦略上もスターター商品を先行して供給し、スタジアムの生産や流通を後回しにしていると見られます。
また、2025年10月には新しい「BX-46 バトルエントリーセット∞」が登場予定で、こちらには新型スタジアムが付属します。こうした新作投入の直前は、旧モデルの在庫を抑える動きが起きやすく、結果として「現行モデルが売っていない」という時期が発生しているのです。
「売ってない」と感じる理由⑤ 消費者側の認知ギャップ
実は、スタジアムには複数の種類が存在します。単品の「BX-10 エクストリームスタジアム」や「BX-32 ワイドエクストリームスタジアム」、そしてセットに付属するタイプなど、商品名が似ていても異なる仕様の場合があります。そのため、検索時に型番を間違えると在庫があるにもかかわらず「売っていない」と勘違いしてしまうケースも。
加えて、ベイブレードXシリーズでは公式サイトと店頭の発売時期に差があることもあり、「公式に載っているのに店では見つからない」というズレも起こっています。
現在の販売状況まとめ
2025年現在、確認できる販売傾向は以下の通りです。
- タカラトミーモールなどの公式通販では一時的に販売されるが、数日で完売。
- 一部量販店(トイザらス、ヨドバシカメラなど)で再入荷が見られるが、数量限定。
- ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)ではプレミア価格で出品されることが多い。
- メーカー公式では「販売終了」の表記はなく、定期的に再入荷が行われている。
つまり、完全な終売ではなく、“在庫が極めて少ない時期”にあたると考えられます。
再販の可能性と入手のコツ
ベイブレードXスタジアムは、定期的に再販・補充が行われています。SNSでも「在庫復活」「再販きた!」という投稿が散見されることから、一定の周期で入荷しているようです。
再販を狙う場合のポイントは次の通りです。
- 公式通販(タカラトミーモール)を定期的にチェックする
→ 再販時は短時間で完売するため、通知登録を活用するのがおすすめ。 - 家電量販店や大型玩具店の入荷日を狙う
→ ベイブレードの新パーツ発売日(毎月中旬~下旬)に合わせてスタジアムも入荷するケースがあります。 - SNS・リアルタイム検索を活用する
→ 「ベイブレードX スタジアム 再販」などで最新情報を追うことで、販売タイミングを逃しにくくなります。
今後の展望:新型スタジアムの登場で状況は変わる?
2025年10月発売予定の「BX-46 バトルエントリーセット∞」では、新しいインフィニティスタジアムが付属予定です。これにより、再びスタジアム需要が高まる可能性があります。同時に、旧モデル(BX-32 ワイドエクストリームスタジアム・BX-37 ダブルエクストリームスタジアムセット)の生産終了や流通縮小も進むと見られ、今後は「新型スタジアムへの切り替え」が主流になるかもしれません。
つまり、現行モデルを手に入れたい場合は、今のうちに再販を狙うのが賢明です。
ベイブレードXスタジアムが売ってない理由まとめ
ベイブレードXスタジアムが「売ってない」と感じる理由は、一つではありません。
- 生産量・出荷量の少なさ
- 店頭の仕入れ制限
- 転売による在庫枯渇
- 新モデル投入前の調整
こうした複数の要素が重なり、在庫不足が長期化しているのです。
ただし、公式サイトでラインナップが継続している以上、“終売”ではなく“品薄”状態と見るのが現実的。タイミング次第で正規価格で購入できるチャンスはまだあります。
今後の新型スタジアム登場にあわせ、供給が安定する可能性もあるので、公式情報や通販サイトの再入荷通知をうまく活用してみてください。

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