「最近、スーパーで肉巻きポテトが見つからない…」
そんな声がSNSや口コミサイトで急増しています。
お弁当やおかずの定番として人気だった冷凍食品「肉巻きポテト」。一体なぜ店頭から姿を消してしまったのでしょうか。ここでは、販売終了の真相や再販の可能性、代替品情報までをまとめてお伝えします。
肉巻きポテトとは？お弁当の人気定番だった冷凍食品
まずは「肉巻きポテト」という商品についておさらいしましょう。
マルハニチロが製造・販売していた冷凍食品で、ほくほくのポテトをジューシーなひき肉で包んだ一口サイズの惣菜です。
電子レンジで温めるだけで簡単に食べられるため、
・お弁当のすき間埋め
・おつまみ
・おやつ代わり
など、幅広いシーンで重宝されていました。
長年にわたって多くの家庭で愛されていた商品ですが、2023年以降、突如として「どこにも売っていない」という状況が広がりました。
肉巻きポテトが売ってない理由① 製造工場の火災による生産停止
もっとも大きな理由は、製造元であるマルハニチロの工場火災です。
2022年9月、同社の広島工場で火災が発生し、生産ラインが大きな被害を受けました。
この工場では「肉巻きポテト」をはじめとした複数の人気冷凍食品が製造されており、火災以降は製造が一時的に停止されたと報じられています。
工場の復旧には時間がかかり、在庫分がなくなると同時に店頭から姿を消した、というのが「売ってない」と感じる最大の要因です。
マルハニチロ公式サイト上では商品ページが残っていますが、「在庫・販売状況」についての明確な記載はなく、実際に流通していない時期が続いています。
肉巻きポテトが売ってない理由② 地域限定販売と流通の縮小
もうひとつの要因は、販売エリアの限定化です。
火災後の生産体制見直しに伴い、全国一律の出荷ではなく、エリア限定で販売されるケースが増えました。
実際に「北海道や九州では見かけたが、関東では全く見ない」という声がSNS上でも多く見られます。
また、マルハニチロの「ポテト肉巻き」という類似商品が一部地域で販売されており、これを「別物」と認識して購入しない人も多いようです。
つまり、全国流通の「肉巻きポテト」は休売状態にあり、地域や店舗によっては後継品や代替品が並んでいるため、消費者が混乱している状況です。
肉巻きポテトが売ってない理由③ 在庫切れ・供給不足による欠品
さらに、在庫の枯渇も「売ってない」と感じる直接的な原因です。
一時的に流通していた在庫がなくなったことで、
「いつものスーパーにない」「ネット通販でも見つからない」という声が急増しました。
また、スーパーや業務用ストアでは人気商品のため、在庫が入ってもすぐに売り切れてしまうケースもあります。
「肉巻きポテト」という名前を聞いたことがあっても、実際に購入できた人が限られているのが現状です。
肉巻きポテトの再販はある？現状とメーカーの動向
では、今後「肉巻きポテト」が再び買えるようになる可能性はあるのでしょうか。
現在（2025年時点）、マルハニチロから正式な「再販」や「販売終了」の発表は出ていません。
ただし、公式サイトの商品ページが削除されていない点からも、完全な終売ではなく「休売」または「生産調整中」であると考えられます。
一部では、「工場の復旧が完了し、順次出荷が再開するのでは」との見方もあります。
また、後継商品と思われる「ポテト肉巻き」や「ひとくち肉巻きポテト」といった類似品も存在しており、メーカー側が名称や仕様を変更して再登場させる可能性もありそうです。
再販がある場合、まずはマルハニチロ公式サイトやSNS、プレスリリースで発表される可能性が高いでしょう。
現在購入できる肉巻きポテトの入手方法
完全な再販がまだ確認されていないとはいえ、いくつかの方法で「似た味わいの肉巻きポテト」を手に入れることはできます。
- ネットスーパー・通販サイトを活用する
楽天西友ネットスーパーなどでは、一時的に在庫が復活するケースがあります。JANコード「4902165001839」で検索してみると、入荷タイミングによっては購入できることもあります。 - 地域限定品を探す
マルハニチロが販売する「ポテト肉巻き」は、北海道・東北・中部・関西・九州など一部地域で流通しています。パッケージや味が若干異なりますが、基本的なコンセプトは同じです。 - 他メーカーの代替商品を試す
ニチレイや味の素などの冷凍惣菜にも、肉で巻いたポテトやハンバーグ風の一品が登場しています。見た目や食感は異なりますが、お弁当用途としては十分代用可能です。たとえば「お弁当用ミニハンバーグ」や「やわらか若鶏のから揚げ」などが人気です。 - 自家製で再現する
SNS上では「自分で作ってみた」という投稿も人気です。冷凍フライドポテトに薄切りの豚肉を巻き、焼き色をつけて冷凍保存すれば、お弁当用としても活用できます。
このように、「まったく手に入らない」というわけではなく、工夫次第で代わりを楽しむこともできます。
消費者の声：「復活してほしい」「お弁当に欠かせなかった」
SNSや口コミでは、肉巻きポテトを懐かしむ声が多数見られます。
「子どものお弁当の定番だったのに」「味が忘れられない」「また販売してほしい」など、再販を願うコメントが多く寄せられています。
一方で、「似たような商品があってもやっぱり違う」「あの甘辛い味が恋しい」という意見も多く、いかにこの商品が家庭の定番として愛されていたかが分かります。
こうした根強い人気がある限り、再販・リニューアルの可能性は決して低くないでしょう。
代替品・類似商品もチェックしておこう
現在、「肉巻きポテト」そのものが入手困難でも、代替できる商品はいくつか存在します。
たとえば以下のような冷凍惣菜が人気です。
- マルハニチロ「ポテト肉巻き」
- ニチレイ「お弁当用ミニハンバーグ」
- 味の素「やわらか若鶏のから揚げ」
どれもお弁当やおかずのメインとして便利で、味の満足度も高い商品です。
もし「肉巻きポテト」が再販されるまでは、こうした冷凍惣菜をうまく活用するとよいでしょう。
肉巻きポテト冷凍が売ってない理由と今後のまとめ
ここまで見てきたように、「肉巻きポテト冷凍が売ってない」と言われる背景にはいくつかの要因が重なっています。
- 製造工場の火災による生産停止
- 販売エリアの限定化や流通の縮小
- 在庫切れや供給不足
- 名称変更・リニューアルによる混乱
これらが複合的に影響し、全国的に「見かけない」と感じる状況を生んでいます。
しかし、完全な販売終了ではなく、メーカー公式ページが残っていることからも、将来的な再販の可能性は十分あります。
再販が発表され次第、また人気が再燃することは間違いないでしょう。
それまでは通販や地域限定品、自家製アレンジなどを活用して、「あの味」を楽しんでみてください。
冷凍食品ファンとしては、再びあの“ほくほく×ジューシー”な「肉巻きポテト」に出会える日を期待したいですね。
