「Nスリープって種類が多くて、どれを選べばいいのか分からない」——そんな声をよく聞きます。
ニトリの人気マットレスシリーズ「Nスリープ」は、価格帯や構造、寝心地の違いによって複数のモデルが展開されています。
この記事では、Nスリープを選ぶときに迷いやすい「硬さ」「寝心地」「体圧分散」の3つの観点から、シリーズごとの特徴とおすすめの選び方を分かりやすく解説します。
Nスリープとは？シリーズの基本構造と特徴
Nスリープは、ニトリが独自に開発したマットレスブランドで、「理想の眠り」をテーマに設計されたシリーズです。
最大の特徴は、「ポケットコイルが2層構造になっていること」。上段が体にフィットして包み込み、下段がしっかりと体を支えることで、沈み込みすぎない快適な寝姿勢を保てます。
また、抗菌・防臭・防ダニ加工が施された生地を使うモデルも多く、清潔さや衛生面にも配慮されています。
通気性も良いため、蒸れにくく、一年を通して快適に使えるのも嬉しいポイントです。
Nスリープには、主に次のような種類があります。
- Nスリープ プレミアムシリーズ（Pシリーズ）：フィット感と柔らかさを両立した「ふつう」タイプ
- Nスリープ ハードシリーズ（Hシリーズ）：反発力が高く、しっかり支える「かため」タイプ
- Nスリープ ラグジュアリーシリーズ（Lシリーズ）：包み込まれるような感触の「やわらかめ」タイプ
- Nスリープ Cシリーズ：コストを抑えつつNスリープの快適さを体験できるエントリーモデル
それぞれ構造や寝心地が異なり、「どれがいいか」は体格や寝姿勢、好みによって変わります。
硬さで選ぶ：自分の体に合うのは「ふつう」or「かため」？
マットレス選びでまず意識したいのが「硬さ」です。
Nスリープでは大きく「ふつう」「かため」「やわらかめ」の3タイプがあり、それぞれに合う人が異なります。
ふつうタイプ（プレミアムシリーズなど）
柔らかすぎず、しっかりと体を支えるバランス型。
横向き寝が多い人、肩や腰に負担をかけたくない人に人気です。体圧分散性も高く、包み込まれるような寝心地が特徴。初めてNスリープを購入する人にも選ばれやすいタイプです。
かためタイプ（ハードシリーズなど）
硬めの寝心地で、沈み込みを抑えたい人に向いています。
仰向け寝やうつ伏せ寝が多い人、体重が重めの人、腰をしっかり支えたい人にはこのタイプが合いやすいです。寝返りをスムーズに打てるため、腰への負担を軽減したい人にも好評です。
やわらかめタイプ（ラグジュアリーシリーズなど）
体を包み込むような感触が好きな人、柔らかい寝心地を求める人におすすめ。
ただし、柔らかすぎると腰が沈みすぎることもあるため、体重が軽めの方や女性に向いています。
同じ「Nスリープ」でも、硬さによって寝心地が大きく異なるため、購入前には必ず店頭で寝比べしてみるのが理想です。
寝心地の違いを知る：フィット感・反発力・通気性
寝心地は、単に「柔らかい」「硬い」で決まるものではありません。
実際には「どれだけ体にフィットするか」「寝返りがしやすいか」「通気性が良いか」といった要素の組み合わせで快適さが変わります。
フィット感を重視するなら
Nスリープ プレミアム P1-02CR VBやラグジュアリーシリーズのように、上段に柔らかい素材を使ったモデルが人気です。
体の凹凸に合わせて沈み込み、肩や腰への圧力を分散することで、まるで包み込まれるような安心感を得られます。
反発力を重視するなら
Nスリープ ハード H2-03 VBなどの「かため」タイプがおすすめです。
しっかりとした反発力で体を支え、沈み込みを防ぎつつ自然な寝返りをサポート。寝返りが打ちやすいため、腰や背中への負担が少なくなります。
通気性を重視するなら
マットレスの内部に空気を通すポケットコイル構造と、ニット生地のカバーが採用されており、通気性は全モデルで高めです。
特に湿気の多い季節や暑がりの方にとって、通気性の良さは睡眠の質を左右するポイントになります。
体圧分散で選ぶ：腰・肩への負担を減らす仕組み
「体圧分散」とは、寝ているときに体の一部にかかる圧力を分散し、負担を軽くする仕組みのことです。
Nスリープはこの体圧分散性に特化しており、点で支えるポケットコイル構造によって、身体の重い部分（腰やお尻など）だけが沈みすぎないように設計されています。
2層構造のマットレスでは、上段が身体にフィットして圧を分散し、下段が支えの役割を果たします。
この構造により、寝姿勢が自然に保たれ、血流や筋肉の緊張を妨げにくいのが特徴です。
また、横向きに寝た際に肩や腰が沈みすぎず、仰向けのときには背中が浮きすぎない絶妙なバランスがとれる点も高評価。
硬すぎず柔らかすぎない“適度な支え”が、Nスリープの快眠を支えています。
モデル別おすすめポイント
ここでは代表的なモデルを紹介します。価格やスペックは目安であり、実際の仕様は販売時期により変わる場合があります。
Nスリープ プレミアム P1-02CR VB
厚さ約29cm。ふつうの硬さで、全身をやさしく包み込みながらしっかり支えるバランス型。
横向き寝にも向いており、初めてNスリープを選ぶ人におすすめです。
「柔らかすぎず、硬すぎず、万人に合いやすい」という口コミも多く見られます。
Nスリープ ハード H2-03 VB
硬めの寝心地で、体の沈み込みを抑えたい人に最適。
腰痛持ちの人や、体重が重めでマットレスが沈みやすい人に選ばれています。
反発力が高いため寝返りも打ちやすく、寝姿勢の安定感が魅力です。
Nスリープ C2-05 EM
厚さ約22cmとやや薄型ながら、しっかりとした寝心地。
ポケットコイル構造を採用し、抗菌・防臭加工も搭載。
価格が抑えめなので、「Nスリープを試してみたい」「一人暮らし向けで探している」という人にも人気のエントリーモデルです。
Nスリープのメリット・デメリットを整理
メリット
- 2層構造ポケットコイルによる高い体圧分散性
- 寝姿勢を崩しにくく、自然な寝返りをサポート
- 抗菌・防臭・防ダニ加工など清潔面にも配慮
- ニトリならではの価格設定で、コストパフォーマンスが高い
デメリット
- モデルによっては重量があり、移動や設置がやや大変
- 硬さの好みが合わないと、寝心地に違和感を感じる場合がある
- 柔らかめモデルでは沈み込みが深く、腰に合わない人もいる
Nスリープを選ぶときのポイントまとめ
- 寝姿勢で選ぶ
仰向け寝・うつ伏せ寝が多い → かためタイプ
横向き寝が多い → ふつうタイプ - 体格で選ぶ
体重が重め → 支えが強いハードシリーズ
体重が軽め → 柔らかめのプレミアムやラグジュアリー - 寝心地で選ぶ
包まれる感覚が好き → プレミアム／ラグジュアリー
反発感が好き → ハードシリーズ - 予算・サイズで選ぶ
手頃に試したい → Cシリーズ
寝心地にこだわりたい → プレミアム以上
まとめ：Nスリープはどれがいい？
結論から言うと、「どれがいいか」は人によって異なります。
ただし、迷ったときの基準としては次のように考えると分かりやすいでしょう。
- 初めての人・万人向け：Nスリープ プレミアム P1-02CR VB
- 腰をしっかり支えたい人：Nスリープ ハード H2-03 VB
- 包まれる寝心地を求める人：ラグジュアリーシリーズ
- 価格重視・一人暮らし：Nスリープ C2-05 EM
Nスリープは、どのモデルもポケットコイル構造で体圧分散性に優れており、快眠をサポートしてくれます。
最終的には「自分の体に合うかどうか」が何より重要です。可能であれば店頭で試し寝をして、腰や肩への当たり方、寝返りのしやすさを確認しましょう。
自分の体と寝方にぴったり合うNスリープを選べば、毎日の睡眠がもっと快適になります。
