ウェッジ選びって、本当に迷いますよね。とくに「ドルフィンウェッジ」は種類が多く、どのモデルが自分に合うのか判断しづらいという人も多いはず。
この記事では、ドルフィンウェッジの特徴やシリーズごとの違い、実際の口コミや使用感をもとに、どれを選ぶと失敗しないのかをわかりやすく解説していきます。
ドルフィンウェッジとは?やさしさと抜けの良さが人気の理由
ドルフィンウェッジは、キャスコ(KASCO)が展開する人気ウェッジシリーズ。最大の特徴は「ドルフィンソール」と呼ばれる独自設計のソール形状にあります。
このソールは、トゥ・センター・ヒールでバウンス角を変化させており、バンカーやラフでもクラブが地面に刺さりにくく、スムーズに抜けてくれるのがポイントです。
多くのアマチュアゴルファーにとって悩みの種である「ダフリ」や「バンカーで出ない」といったミスを軽減できる設計になっているため、「やさしいウェッジ」として非常に評価されています。
モデルごとの特徴と違いを整理
ドルフィンウェッジには複数のモデルがありますが、それぞれの特徴を押さえておくと選びやすくなります。
DW-113(初代モデル)
シリーズの原点。ドルフィンソールを採用した初代で、抜けの良さを体感できるスタンダードなモデル。
初心者が初めて使うウェッジとしても扱いやすく、シンプルな操作感が特徴です。
DW-118(進化系モデル)
DW-113をベースに、より抜けの良さと安定感を高めた改良モデル。
フェースを開いてもバンスが邪魔になりにくく、アプローチのバリエーションを広げやすい点が好評。口コミでは「スピンが入りやすく、どこに当たっても距離が安定する」との声も多いです。
DW-120G(軽量タイプ)
軽量化を意識した設計で、扱いやすく振り抜きがスムーズ。
スピン性能も高く、ミーリング加工がしっかりとボールをキャッチします。
ただし「軽く感じる」「距離感が合いづらい」という声もあり、慣れが必要な場合もあります。
DW-123(バンカー特化モデル)
「脱出率91%」というデータが話題になった、バンカーが苦手な人向けのモデル。
ソールがより広く設計され、砂の上を滑るように抜けてくれるのが魅力。
口コミでも「バンカーでの安定感が抜群」「ミスしても許してくれる」と高評価です。
一方で「打感が少し軽い」と感じる人もいるようです。
DW-125G(最新モデル)
最新モデルとして登場したDW-125Gは、スピン性能と操作性をさらに強化。
これまでの「やさしさ」に加え、上級者でも満足できる打感とスピン量を両立しています。
「ドルフィン=初心者向け」という印象を覆す仕上がりです。
打感の印象:やわらかく安心感のある打ち心地
ドルフィンウェッジの打感は、シリーズを通じて「ソフトで心地いい」との評価が多いです。
とくにミスショットでも手に嫌な衝撃が残りにくく、安心感のあるフィーリングが特徴。
「スコアラインとミーリングが効いていて、ボールがフェースに食いつく感覚がある」という試打レビューもあります。
ただし、DW-123のように軽量寄りのモデルでは「少し軽く感じる」「芯の重さが弱い」と感じる人も。
打感を重視する人は、少し重量のあるDW-118やDW-125Gのほうが好みに合うかもしれません。
スピン性能と抜けの良さはシリーズ最大の強み
ドルフィンウェッジ最大の魅力は、抜けの良さとスピンのかかりやすさです。
トゥ・ヒール・センターで異なるバウンス角を持つドルフィンソールが、芝や砂に対して適度に滑り、フェースが開いても刺さらない設計になっています。
バンカーでは、砂の上をソールが滑るように抜けてくれるため、「脱出が安定する」「1発で出せるようになった」という声が多数。
試打レビューでも「ラフでも突っかからずにスムーズに抜ける」「スピン性能が高く、ボールが止まりやすい」と高評価を得ています。
スピン量自体も十分で、ショートアプローチで狙った距離を止めやすいのが特徴です。
ただし、「スピン最優先の上級者ウェッジ」と比べるとやや控えめな傾向もあります。
その分、スイングの再現性が高く、安定感を求めるアマチュアには向いています。
口コミから見える実際の使用感
口コミを見てみると、総じて評価が高く、「バンカーが苦手な人の救世主」という意見も。
多くのユーザーが「アプローチが楽になった」「寄せの精度が上がった」と感じています。
良い口コミでは次のような声が目立ちます。
- 「バンカーからの脱出が本当に楽。砂に刺さらず滑って出る」
- 「フェースを開いても安定してスピンがかかる」
- 「打感が柔らかくて気持ちいい」
- 「ラフからでも抜けがいいので、寄せの安心感がある」
一方で、気になる意見もあります。
- 「軽く感じて距離感をつかむのに慣れが必要」
- 「スピンは強すぎず標準的」
- 「フェース操作の自由度はそこまで高くない」
このように、上級者のように繊細なスピン量や打ち出しをコントロールしたい人よりも、
「安定した寄せ」「ミスを減らしたい」タイプのゴルファーに向いています。
どんな人にどのモデルが合う?用途別のおすすめ
バンカー・ラフで苦労している人
→ DW-123
圧倒的なバンカー対応力。砂の上を滑るように抜けるので、ダフリ癖のある人にもおすすめ。
アプローチ全般を安定させたい人
→ DW-118
スピン性能が高く、どのライからでも距離感が出しやすい万能モデル。
芝の状態を問わず安定して寄せたい人に最適。
軽く振り抜きたい人・体力に自信がない人
→ DW-120G
軽量設計で、スイングが楽。女性やシニアゴルファーにも扱いやすいモデルです。
スピンと操作性も求めたい中級者~上級者
→ DW-125G
最新モデルで、これまでよりも操作性とスピン性能を強化。
「ドルフィンはやさしすぎる」と感じていた人にも合います。
選ぶときの注意点と試打のすすめ
ドルフィンウェッジは「やさしさ」が魅力ですが、ソールが広めなので硬い地面ではバンスが跳ねやすいこともあります。
また、軽量モデルは「距離感が合わせづらい」と感じるケースもあるため、自分のスイングテンポに合う重量を選ぶのが大切です。
できればショップや練習場で実際に試打し、
「どのライで打ちやすいか」「抜けの感覚」「打感の重さ」を確かめてみましょう。
同じロフトでもモデルによってスピン量や弾道が変わるので、試してみる価値は十分あります。
ドルフィンウェッジはどれがいい?結論とまとめ
結論から言うと、「どれがいいか」は自分のプレースタイル次第です。
バンカーやラフでの安定性を求めるならDW-123、アプローチの万能さならDW-118、操作性重視ならDW-125Gが有力候補。
どのモデルも共通して「ミスに強く、抜けが良い」点がドルフィンウェッジの最大の魅力です。
打感の柔らかさやスピンの効きも十分で、アプローチに自信がない人ほど恩恵を感じやすいクラブといえます。
「寄せが安定しない」「バンカーが苦手」という悩みがあるなら、一度ドルフィンウェッジを試してみる価値は大いにあるでしょう。
ウェッジ選びで迷ったときこそ、自分のミス傾向と求めるショットスタイルを見極めることが大切です。
その上で、自分の味方になってくれる“ドルフィン”を見つけてみてください。
