「マキタの掃除機って、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」──そう感じたことはありませんか？
もともとプロ用の電動工具メーカーとして知られるマキタは、掃除機の分野でも軽さと吸引力を両立させた製品を多数展開しています。とはいえ、コードレスや紙パック式、カプセル式などタイプが分かれており、違いを理解しておかないと「思っていた使い方に合わなかった」ということにもなりがちです。
この記事では、マキタの掃除機の特徴を整理しながら、用途別にどんなモデルが向いているかをわかりやすく解説します。
マキタの掃除機が人気の理由
マキタの掃除機が評価される理由は、シンプルさと実用性のバランスです。
もともと建築現場などで使われる電動工具メーカーだけに、吸引力と耐久性には定評があります。それでいて、一般家庭でも扱いやすい軽量設計やスリムな形状に仕上げているのが特徴です。
さらに、マキタの大きな強みが「バッテリーの互換性」。
マキタのコードレス掃除機は、同社の電動工具で使われているバッテリーと共用できるモデルが多く、工具ユーザーならバッテリーを使い回せます。
つまり、バッテリー代を抑えながら複数の機器を効率的に運用できるわけです。
コードレス掃除機の魅力と注意点
マキタの掃除機の多くはコードレスモデル。
コードがないことで取り回しが良く、階段や車内、ちょっとした掃除もサッと取り出して使えるのが魅力です。
ただし、バッテリー式には「電圧」と「容量」による違いがあります。
電圧が高いほど吸引力が強くなりますが、そのぶん重量も増えます。たとえば10.8Vクラスは軽量で短時間の掃除向き、18Vクラスは広い部屋をしっかり掃除できるパワータイプ。
どちらが良いかは、「どこを・どのくらいの頻度で掃除したいか」によって変わります。
また、バッテリーは充電時間と連続使用時間のバランスも大切。
10.8Vモデルは約20分ほどの充電で使える手軽さがあり、18Vモデルは1回で長く掃除できる安心感があります。
紙パック式とカプセル式の違い
マキタの掃除機は、ゴミの集め方によって大きく「紙パック式」と「カプセル式（ダストカップ式）」に分かれます。どちらも一長一短があり、ここを理解しておくことが選ぶポイントになります。
紙パック式の特徴
紙パック式は、内部に使い捨ての袋をセットし、溜まったゴミごと捨てられるタイプです。
メリットは「手を汚さずにゴミ捨てできる」ことと「ホコリが舞いにくい」こと。
ゴミ捨てのたびにフィルター掃除をする必要がないため、衛生的で手間が少なく済みます。
デメリットは、紙パックのランニングコストがかかる点。
1セット数百円程度とはいえ、長期的に使うとコストが積み重なります。
ただし、ホコリアレルギーのある人や、ペットを飼っていて清潔さを重視したい人には紙パック式がおすすめです。
代表的なモデルは「マキタ CL107FDZW」など。
軽量で扱いやすく、階段や2階などにも持ち運びやすい人気の定番です。
カプセル式の特徴
カプセル式は、紙パックを使わず、本体のカプセル部分に直接ゴミを溜める仕組みです。
紙パック代が不要でランニングコストを抑えられるのが魅力。
さらに、集じん容量がやや大きめなので、ゴミ捨て頻度を減らせます。
一方で、ゴミ捨て時にホコリが舞いやすく、定期的なフィルター掃除が必要です。
「掃除機の掃除をするのが面倒」と感じる人にとっては、少し手間がかかるかもしれません。
カプセル式の定番は「マキタ CL181FD」など。
18Vのハイパワーで、メイン掃除機としても十分な性能を持ちます。
電圧ごとの性能目安とおすすめシーン
マキタの掃除機は、電圧によって性能が大きく変わります。
代表的なシリーズを電圧別に見ていくと、次のような特徴があります。
- 7.2V〜10.8Vシリーズ：軽くて扱いやすく、サブ掃除機や一人暮らしに最適。
- 14.4Vシリーズ：標準的な吸引力とバランス。家全体を掃除する人向き。
- 18Vシリーズ：最上位クラスの吸引力。ペットの毛やカーペット掃除など、しっかり掃除したい人におすすめ。
10.8Vモデルは片手でラクに持てる軽量さが魅力。
逆に、18Vモデルはやや重めですが、そのぶん吸引力が段違いです。
たとえば、マキタ CL107FDZW（10.8V）は軽快で日常的な掃除にぴったり、マキタ CL181FD（18V）はリビングやカーペットの主力として十分なパワーがあります。
用途別に見る「どれがいい？」
軽さ重視・サブ掃除機におすすめ
軽くてすぐ取り出せる掃除機が欲しいなら、10.8Vクラスが最適。
紙パック式のマキタ CL107FDZWやマキタ CL108FDZWは、ホコリを舞わせず清潔に使える点が好評です。
一人暮らしや車内掃除など、短時間の掃除にぴったり。
家全体をしっかり掃除したいなら
メイン機として使うなら、14.4V以上のモデルが安心。
特にマキタ CL181FDは吸引力が強く、フローリングからカーペットまでしっかり対応できます。
カプセル式を選べば、ゴミ捨て頻度が減ってランニングコストも抑えられます。
ペットがいる・アレルギー対策を重視したいなら
ホコリや毛を衛生的に処理したいなら、紙パック式が安心。
排気が清潔で、ゴミ捨ての際も手を汚しにくいのが利点です。
ただし、紙パックのストックは忘れずに用意しておくとスムーズに使えます。
コスパ・維持費を優先するなら
長く使うほどコストを抑えたい人には、カプセル式が向いています。
紙パック代がかからず、ランニングコストがゼロ。
その代わり、月に数回はフィルター掃除をして吸引力を維持しましょう。
失敗しないマキタ掃除機の選び方まとめ
マキタの掃除機を選ぶときは、次の3つを意識すると後悔がありません。
- 電圧（パワー）：掃除範囲や汚れの量に合った出力を選ぶ。
- 集じん方式：手入れの手間か、コストか、どちらを優先するかで決める。
- 使用シーン：サブ機かメイン機かを明確にしておく。
「軽さを求めるなら10.8V＋紙パック式」、「しっかり掃除したいなら18V＋カプセル式」と覚えておくと選びやすいです。
また、同じ電圧でもモデルによってノズル形状やLEDライト付きなどの違いがあるため、細かい仕様も比較してみましょう。
マキタの掃除機はどれがいい？コードレスや紙パック式など人気機種を徹底比較まとめと選び方の結論
マキタの掃除機は、どのモデルも一定の品質と信頼性を持っています。
「どれがいいか」は一人ひとりの使い方次第です。
- 手軽さと清潔さ重視なら「紙パック式」
- コスパとパワー重視なら「カプセル式」
- サブ機なら10.8V、メイン機なら18V
この3点を軸に選べば、きっと満足のいく1台に出会えるはず。
マキタの掃除機は見た目こそシンプルですが、毎日の掃除を確実にラクにしてくれる頼もしい相棒です。
自分の生活スタイルに合わせて、最適なモデルを選んでみてください。
