ヘアケアブランドの中でも人気が高い「ミルボン ディーセス エルジューダ」。美容室でもよく見かけるシリーズですが、「種類が多くてどれを選べばいいの?」と迷う人も多いのではないでしょうか。この記事では、髪質や悩みに合わせてどのタイプが合うのか、実際の特徴をわかりやすく解説していきます。
ミルボン「ディーセス エルジューダ」ってどんなシリーズ?
ミルボンの「ディーセス エルジューダ」は、洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)の人気ラインです。2012年の発売以来、美容師や一般ユーザーの支持を集めており、「髪質に合わせて選べる」点が大きな特徴。
ボトルの色ごとに役割が違い、軽やか・ふんわり・しっとり・まとまりなど、仕上がりの質感が細かく設計されています。どのタイプもバオバブ由来の保湿成分をベースに、ミルボン独自の毛髪補修成分「CMADK」を配合。ダメージ補修と質感コントロールの両立を目指したラインです。
選び方の基本:髪質と仕上がりの希望を整理しよう
まず「どれがいいか」を決める前に、自分の髪の特徴を整理しておくと選びやすくなります。
- 髪の太さ・硬さ:細くて柔らかいのか、太くてしっかりしているのか
- ダメージレベル:ブリーチ・カラー・アイロンなどの影響はあるか
- 仕上がりの理想:軽やか・ふんわり or しっとり・まとまり
- 季節や湿気の影響:うねりや広がりが気になるか
これらの要素によって、選ぶべきタイプが変わります。エマルジョン系(ミルク)とオイル系(セラム)の違いも、仕上がりに大きく影響します。
軟毛・細毛さんにおすすめのタイプ
髪が細くて柔らかい、ボリュームが出にくいタイプの人は「軽さと柔らかさ」を重視したアイテムが向いています。
エルジューダ エマルジョン
軽やかでふんわり仕上がるミルクタイプ。軟毛や猫っ毛の人でもペタンとならず、潤いを保ちながら柔らかく整えてくれます。セラミド2やバオバブエキスが乾燥を防ぎ、やさしいまとまりをサポート。乾かしたあとに“ふわっと”感が欲しい人にぴったりです。
エルジューダ FO
オイルタイプながら軽めの仕上がり。ハリ・コシを与えて、ボリュームが出にくい髪をふんわり見せてくれます。熱ダメージでハリがなくなった髪にもおすすめ。重たくならないので、朝のスタイリング前にも使いやすいアイテムです。
普通毛〜やや硬めの髪におすすめのタイプ
髪にある程度の量や太さがある人は、「柔らかくしつつ、まとまりを保つ」バランスが重要です。
エルジューダ エマルジョン+
エマルジョンよりもしっとり感が強く、普通〜太めの髪に最適。硬さやパサつきを抑えながら、しなやかでまとまる質感に整えます。乾燥で広がる髪や、毛先のごわつきが気になる人にちょうどいい重さです。
エルジューダ MO
保湿力が高く、まとまりを重視したオイルタイプ。太くて硬い髪を柔らかく整え、ツヤのある仕上がりを叶えます。オリーブスクワランやホホバ油などの天然オイルが髪に柔軟性を与えるため、乾燥・広がり対策にも効果的です。クセ毛やボリュームを抑えたい人におすすめ。
ダメージ・熱・うねりが気になる人におすすめのタイプ
カラーやブリーチ、アイロン・コテの使用でダメージが進んでいる人は、保湿+補修+熱保護のバランスが取れたタイプを選ぶのがポイントです。
エルジューダ グレイスオン エマルジョン/エルジューダ グレイスオン セラム
「どれを選べばいいか分からない」という人にまず試してほしい万能タイプ。乾燥・うねり・熱ダメージなど複合的な悩みに対応します。ドライヤーの熱を利用して髪を補修する処方で、まとまり感が長持ち。セラム(オイル)はツヤ重視、エマルジョン(ミルク)は軽やか重視で選ぶと◎。
エルジューダ ブリーチケア セラム
ブリーチやハイトーンカラーで髪がごわつきやすい人に。高保湿オイルと補修成分が内部から柔らかさを出し、毛先の引っかかりを防ぎます。ブリーチ後のパサつきが気になるなら、このラインが安心です。
紫外線や外出時のケアにおすすめのタイプ
日差しによるダメージや、外で過ごす時間が長い人にはUVカット機能付きタイプがおすすめです。
エルジューダ サンプロテクト セラム/エルジューダ サンプロテクト エマルジョン
紫外線や乾燥から髪を守りながら、ツヤと潤いをキープ。軽い仕上がりのセラムと、保湿力のあるエマルジョンの2タイプがあります。アウトドアや通勤・通学で日差しを浴びる機会が多い人には、日常使いにちょうどいいラインです。
髪質別の選び方まとめ(リスト形式)
- 細毛・軟毛・ボリューム不足 → エルジューダ エマルジョン or エルジューダ FO
- 普通毛・やや硬め・まとまり重視 → エルジューダ エマルジョン+ or エルジューダ MO
- 太毛・硬毛・広がりやすい → エルジューダ MO or エルジューダ グレイスオン エマルジョン/エルジューダ グレイスオン セラム
- ブリーチ・熱・カラーによるダメージ → エルジューダ グレイスオン エマルジョン or エルジューダ ブリーチケア セラム
- 紫外線・外的ダメージケア → エルジューダ サンプロテクト セラム/エルジューダ サンプロテクト エマルジョン
迷ったら、まずは「エルジューダ グレイスオン エマルジョン」か「エルジューダ グレイスオン セラム」から始めるのが無難です。どんな髪質でも比較的なじみやすく、仕上がりも自然で扱いやすいのが特徴です。
成分に注目すると選びやすくなる
ディーセスシリーズには、髪を内側から整えるための独自成分がいくつも使われています。
- CMADK:ミルボン独自のケラチン系補修成分。髪の内部に浸透してハリや弾力をサポート。
- バオバブエキス/オイル:高い保湿力で乾燥を防ぎ、しなやかな質感に整える。
- 天然由来オイル(オリーブスクワラン・ホホバ油・マカダミアナッツ油):柔軟性とツヤを与え、まとまりを良くする。
- セラミド2:髪内部の水分保持力を高め、うるおいと軽さを両立。
これらの成分バランスがタイプごとに違うため、「軽さを求めるならミルク」「ツヤとまとまり重視ならオイル」と覚えておくと失敗がありません。
使い方のコツと注意点
ディーセスシリーズを使う際は、次の3つを意識すると仕上がりがぐっと良くなります。
- タオルドライ後の濡れ髪に使う
乾いた髪よりも、少し湿った状態で使うと浸透が良くなります。 - 中間〜毛先を中心に塗布する
根元につけるとボリュームが出にくくなるため注意。毛先にしっかり馴染ませましょう。 - ドライヤーで仕上げる
エルジューダ グレイスオン エマルジョンなどのタイプは“熱補修型”なので、乾かす過程でツヤやまとまりがアップします。
また、使う量は「セミロングで1〜2プッシュ」が目安。オイルはつけすぎると重くなるため、最初は少なめから試して調整するのがコツです。
季節や髪の変化に合わせて使い分けを
髪の状態は季節や生活習慣でも変わります。湿気の多い梅雨時は軽めのエルジューダ エマルジョン系、乾燥が気になる冬はしっとり系のエルジューダ MOタイプといったように、時期によって使い分けると理想の仕上がりをキープしやすくなります。
また、ブリーチやカラー後はしばらく補修力の高いエルジューダ ブリーチケア セラムのようなラインを使うなど、コンディションに合わせたケアも大切です。
ミルボンディーセスはどれがいい?まとめと選び方の最終ポイント
改めてまとめると、ミルボンのディーセス エルジューダは「髪質と理想の仕上がり」に合わせて選ぶことがポイントです。
- 軟毛・細毛なら エルジューダ エマルジョン/エルジューダ FO
- 普通毛・硬めなら エルジューダ エマルジョン+/エルジューダ MO
- ダメージ毛や迷ったときは エルジューダ グレイスオン エマルジョン/エルジューダ グレイスオン セラム
- 紫外線やブリーチ対応なら エルジューダ サンプロテクト セラム/エルジューダ サンプロテクト エマルジョン
どのタイプもサロン品質の仕上がりを自宅で再現しやすく、香りもやさしいのが魅力。
髪質に合う1本を選べば、毎日のドライヤータイムが楽しみになるはずです。
自分の髪の特徴をしっかり見極めて、あなたにぴったりの「ミルボンディーセス」を見つけてみて
