こんにちは!最近「あれ、また丸亀製麺の値段があがった?」と感じたことはありませんか?実は2026年1月に入って、また新たな価格改定があったんです。手作り・できたてのうどんが人気の丸亀製麺ですが、ここ数年は何度も値上げのニュースが話題になっていますよね。
今日は、過去の価格を振り返りつつ、最近の値上げの流れを詳しく見ていきたいと思います。あなたが思い出している「あの頃の価格」と現在を比べて、どんな変化が起きているのか、一緒に確認していきましょう。
丸亀製麺ってどんなお店だったっけ?
まずは、そもそも丸亀製麺がどういうお店なのかを少しおさらいしましょう。丸亀製麺は2000年に創業したうどんチェーンで、特徴は何と言っても「店内での手作り」です。店の奥で職人が生地からうどんを打ち、大きな釜で茹でる様子が見える、あの「できたて感」が大きな魅力でした。
もう一つの特徴は「自由に選べる天ぷら」ですよね。うどんを受け取るカウンターで、揚げたての天ぷらを自分の好みで選べるシステムは、今でも多くの人を惹きつけています。そして、ねぎや天かすなどの薬味をセルフサービスでたっぷりできるのも、コスパの良さを感じさせるポイントでした。
長い間安定していた価格が変化し始めたとき
実は、丸亀製麺の価格は長い間、驚くほど安定していたんです。例えば、創業時から人気の「釜揚げうどん(並)」は、2006年から2015年までの約9年間、280円という価格を維持していました。
その間にも、「かけうどん」や「ぶっかけうどん」など、他のメニューも同様に価格が変わらず、多くの人にとって「安くて美味しいうどん屋さん」というイメージが定着していきました。
2010年代後半からの変化の兆し
状況が少しずつ変わり始めたのは2010年代の後半です。まず2019年10月に、一部のメニューで価格改定がありました。例えば「かけうどん(並)」が280円から300円に値上げされました。
ただ、この時点では値上げ幅も20円程度で、それほど大きなインパクトはなかったかもしれません。多くの人は「少し値段が上がったね」くらいの感想で、まだ特別な危機感はなかったでしょう。
価格改定が本格化した2022年
大きな転換点が訪れたのは2022年です。この年、丸亀製麺はなんと年2回も価格改定を行ったんです。
まず1月に、並サイズの「かけうどん」「ぶっかけうどん」「ざるうどん」が300円から340円に値上げされました。そして10月には、さらに360円へと引き上げられたんです。1年で60円もの値上げは、これまで経験したことがない急激な変化でした。
実はこのころから、外食業界全体で「原材料費の高騰」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。小麦粉や油だけでなく、天ぷらの具材になる野菜や海老、人件費や光熱費まで、あらゆるコストが上昇していたんです。
大きな衝撃:看板商品「釜揚げうどん」が値上げ
2023年3月、丸亀製麺のファンに衝撃が走りました。創業以来、価格の象徴とも言える「釜揚げうどん(並)」が、ついに値上げを決断したのです。290円から340円へ、なんと50円も一気に値上がりしました。
この値上げは「ついにここまできたか」と感じる人も多かったようです。理由として、国産小麦を使用していること、店内で手打ち・揚げたてを提供する人件費や光熱費の負担が大きいことなどが挙げられていました。
最近の値上げ動向(2024-2026年)
2024年以降も、値上げの流れは続いています。2025年1月には「釜揚げうどん(並)」が370円に、「かけうどん(並)」が420円になりました。
そして最新の2026年1月14日からの値上げでは、「釜揚げうどん(並)」は390円、「かけうどん(並)」は440円となっています。2006年当時と比較すると、釜揚げうどんで110円、かけうどんでは160円も値上がりしている計算になります。
他の人気メニューも大きく値上がりしています。「釜玉うどん(並)」は330円から550円へ、「とろ玉うどん(並)」は380円から640円へと、200円以上の値上げが行われています。
天ぷらの価格も同様で、「野菜かき揚げ」は120円から200円に、「えび天」は130円から200円に値上がりしています。
なぜこんなに何度も値上げするの?
ここまで頻繁に値上げが行われている背景には、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。
原材料費の上昇
小麦や食用油の価格が世界的に高騰しています。国産小麦にこだわる丸亀製麺は、輸入小麦の直接的な影響は少ないかもしれませんが、間接的な影響は避けられません。また、天ぷらに欠かせない油の値上がりも大きな打撃です。
人件費の増加
店内で手打ち・揚げたてを提供するスタイルは、多くの調理スタッフを必要とします。人件費の上昇は、他のチェーンよりも丸亀製麺に大きな影響を与えています。
エネルギーコストの高騰
店舗で大きな釜でうどんを茹で、揚げ物をするため、ガスや電気代の上昇が直接的に経営を圧迫しています。2022年以降の燃料価格高騰が、店舗運営コストに直結しているのです。
値上げの影響は?お客さんは減ったの?
ここまで何度も値上げをすると、「お客さんが減るのでは?」と心配になりますよね。実際のところはどうなんでしょうか?
興味深いことに、直近のデータを見ると、売上はむしろ伸びているんです。運営会社の決算資料を見ると、売上収益は2019年の約899億円から、2025年には約1,281億円へと大きく成長しています。
これは、値上げによって「客単価」(一人あたりの支払額)が上がっているためです。最近では、前の年に比べて客単価が5%以上アップしている月も珍しくありません。
ただし、気になるデータもあります。2025年10月には、既存店の売上が前の年と比べて少し下がった(99.3%)という報告もあります。これは、値上げの影響が少しずつ現れ始めている可能性を示しているかもしれません。
お客さんを呼び戻すための工夫
値上げをしながらも、お客さんに来店してもらうために、丸亀製麺はいくつかの工夫をしています。
子ども向けの低価格メニュー
2025年1月には、12歳以下の子どもを対象にした「お子さまもちもちセット」を290円で発売しました。うどんにジュース、デザートが付いたこのセットは、3ヶ月で120万食も売れる大人気商品になりました。
小食の方に向けたサイズ
女性や小食の人向けに、通常の並サイズの約4分の3玉の「小サイズうどん」を320円で提供し始めました。これなら、うどんだけでは物足りないけど、大盛りは食べきれないという人にもぴったりですね。
無料サービスの充実
値上げをしながらも、青ねぎ、わかめ、おろししょうが、天かすなどの薬味は無料で提供し続けています。むしろ、一部の店舗では「しび辛ラー油」などを追加して、サービスを充実させているところもあります。
これからの丸亀製麺はどうなる?
ここまでの値上げの流れを見ると、一つ明らかなことがあります。それは、「長期間同じ価格を維持する時代」から、「状況に応じて価格を調整する時代」へと変わったということです。
2022年以前は、9年も同じ価格を維持できたのに、今ではほぼ毎年のように価格が見直されています。これからも、原材料費や人件費の動向によって、価格調整が続く可能性は高いでしょう。
一方で、丸亀製麺の強みである「店内での手作り」や「揚げたての天ぷら」、「豊富な薬味」という体験価値は変わりません。値上げをしても、その価値を認めてくれるお客さんはきっと続けて来店してくれるはずです。
まとめ:丸亀製麺の値上げ推移から見えるもの
価格が上がると「もう行かない」という人もいるかもしれません。でも、同時に「それでも手作りで揚げたての価値はある」と感じる人もいるでしょう。大事なのは、私たち消費者が、その価格で提供される「味」「体験」「サービス」をどう評価するかです。
最近の丸亀製麺は、ただ値上げするだけでなく、子ども向けメニューや小サイズの導入など、様々なお客さんに応える工夫もしています。次に行くときは、値上げされたメニューだけでなく、そういった新しい選択肢にも注目してみてください。
この記事が、丸亀製麺の価格変化を理解する一助になれば嬉しいです。長い目で見た丸亀製麺の値上げ推移は、外食業界だけでなく、私たちを取り巻く経済環境の変化を映し出す鏡でもあるのです。
