近ごろSNSや検索トレンドで「氷結ゆず 終売」「氷結ゆず 売ってない」といった声をよく見かけます。冬になると飲みたくなるゆずフレーバーですが、店頭から姿を消しているという情報もちらほら。
本当に終売してしまったのでしょうか？それともリニューアルや期間限定商品の切り替えなのでしょうか。今回は、キリン「氷結ゆず」シリーズの販売状況やリニューアル情報、そしてまだ買える店舗・通販の在庫状況までを徹底的に調べました。
氷結ゆずは本当に終売？公式発表を確認
まず結論から言うと、「氷結ゆず」が完全に終売になったという公式発表は現時点ではありません。
キリンビールの公式サイトには「出荷終了品一覧」というページがあり、終売になった商品が掲載される仕組みです。たとえば「氷結マンゴースパークリング」「氷結シャルドネスパークリング」などの出荷終了日は記載されていますが、「氷結ゆず」や「氷結九州産ゆず」はリストに載っていません。
つまり、“販売終了”というよりは、リニューアルや限定品の入れ替えによって流通が一時的に減っているとみるのが正確です。
「氷結ゆず」リニューアルの動き
キリンは2024年春、氷結ゆずシリーズの一部商品をリニューアルしました。
その中に「氷結九州産ゆず」も含まれています。中味とパッケージを刷新し、果実のみずみずしさをより感じられるよう改良されたとのこと。氷結ゆずシリーズでは果汁の抽出方法や香りのバランスを調整する「低温抽出エキス」や「クリア製法」を採用し、ゆずの爽やかさがより引き立つようになっています。
一方で、このリニューアルに伴い旧デザインや旧仕様の「氷結ゆず」は出荷を終えており、“旧仕様が終売した”＝“氷結ゆずが終売”と誤解されている可能性が高いです。
「氷結無糖ゆずスパークリング」登場で混乱？
2025年9月には「氷結無糖ゆずスパークリング ALC.7%（期間限定）」が発売されました。
これは従来の“ゆずフレーバー”をベースにしながら、糖類ゼロでドライな味わいを楽しめる新シリーズです。発売時期が近かったこともあり、SNS上では「ゆずが終売して無糖に変わったの？」という混乱が起きています。
しかし実際は、通常の氷結ゆず（氷結九州産ゆず）と氷結無糖ゆずスパークリングは別ライン。
無糖の方は「期間限定」として展開され、季節ごとに登場・終了を繰り返すスタイルです。したがって、“氷結ゆずという味わい”はブランド内で生き続けていると言えるでしょう。
終売説が出た理由は？流通・在庫の減少が背景
それでも「終売かも」と噂されるのはなぜでしょうか。理由は主に3つ考えられます。
- リニューアルによる一時的な供給停止
旧仕様の在庫がなくなり、新仕様の切り替え時期に空白期間が生まれたこと。特に小規模コンビニや地方スーパーでは仕入れ周期が長く、棚から一時的に姿を消すことがあります。 - 限定品との入れ替えサイクル
氷結ゆずシリーズは季節限定フレーバーが多く、冬～春にかけてゆず味が入れ替わることが多いです。これにより「販売終了」と見えるタイミングが発生します。 - 在庫縮小と販売チャネルの変化
2024年以降、キリンはRTD市場の変化を受けて「無糖」「果汁強調型」「アルコール度数別」などシリーズを整理しています。その結果、出荷量が減り、実店舗で見かけにくくなっているのが現実です。
こうした背景が重なり、「もう売ってないのでは？」という印象につながっているようです。
まだ買える？氷結ゆずの在庫・販売店情報
では、今どこで買えるのでしょうか。最新の流通状況をまとめます。
- 楽天市場・Amazonなどの通販サイト
「氷結九州産ゆず」や「氷結無糖ゆずスパークリング」のケース販売が複数出品されています。旧仕様の在庫は減っていますが、新仕様・限定版はまだ購入可能です。
ただし一部では価格が上がっているため、正規ルートでの購入がおすすめです。 - ヨドバシドットコム・カインズオンライン
ヨドバシでは「氷結無糖ゆずスパークリング ALC.7%」が“販売終了（在庫なし）”になっており、再入荷予定なし。一方カインズでは「氷結九州産ゆず 350ml×24本」が「お取り寄せ」扱いになっています。つまり、在庫は薄いが入手はまだ可能な状態。 - スーパー・ドラッグストア・コンビニ
都市部では一部スーパーやドラッグストアのアルコールコーナーに残っているケースもあります。セブンイレブンなどでは無糖タイプを期間限定で展開することがあり、時期によって再登場の可能性も。
結論としては、「旧仕様」はほぼ在庫限り、「新仕様」や「無糖タイプ」はまだ流通している、という二層構造です。
買うなら今？在庫があるうちにチェック
ゆずフレーバーは冬季需要が高く、年末年始にかけて再び注目される傾向があります。
ただし、メーカーとしては季節限定の展開が主流になりつつあり、通年販売ではなくなる可能性も。もし「氷結ゆず」が好きなら、通販などでケース購入しておくのが安心です。
購入時のポイントは次の通りです。
- ラベルのデザインやアルコール度数をチェックして新旧を見分ける
- 「氷結九州産ゆず」と「氷結無糖ゆずスパークリング」は別製品であることを理解する
- 価格が高騰している商品は転売・在庫限りの可能性があるため注意する
氷結ゆずの味わいと人気の理由
氷結ゆずが長年愛されてきた理由は、やはりやさしい果実感とすっきりした後味。
氷結九州産ゆずを使用した香り高い風味が特徴で、レモンよりも丸みのある酸味が魅力です。甘さ控えめでアルコール度数も5％前後と飲みやすく、冬の食卓やお風呂上がりにぴったりという声も多くあります。
近年は健康志向や糖類オフ志向が高まり、氷結無糖ゆずスパークリングへ移行する流れがありますが、ゆず特有の爽やかさはどのシリーズでも根強い人気を保っています。
今後の再販や新商品展開の可能性
キリンは氷結ゆずシリーズで「旬の果実」や「地域産素材」をテーマにした限定品を定期的に展開しています。
そのため、「氷結ゆず」も冬季限定や無糖版として定期的に復活する可能性が高いとみられます。
また、RTD市場（チューハイ・缶カクテル市場）は拡大傾向にあり、メーカーは新製法や果汁強調型商品の投入を続けています。ゆずは日本的でナチュラルなイメージが強く、ブランドにとっても重要なポジションにあります。
完全に姿を消すというより、「形を変えて続いていく」フレーバーだと言えるでしょう。
氷結ゆずが終売って本当？まとめと現在のおすすめ
まとめると、
- 公式に「氷結ゆず」終売の発表はなし
- 旧仕様は在庫限りで流通が減少
- 2024年春にリニューアルされ、新仕様へ切り替え済み
- 2025年秋には「氷結無糖ゆずスパークリング」が限定発売
- 通販ではまだ購入可能、店舗では在庫わずか
という状況です。
「氷結ゆずが好きだったのに最近見かけない」と感じている人は、リニューアルによる一時的な供給切り替えが原因の可能性が高いです。
氷結無糖ゆずスパークリングを試してみたり、通販で在庫を確保したりして、引き続きゆずの爽やかさを楽しむのがおすすめです。
氷結ゆずは、終売ではなく“進化の途中”。
季節やトレンドに合わせて姿を変えながら、これからも私たちの晩酌時間を彩ってくれそうです。
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