「最近、氷結グリーンアップルを見かけない…」そんな声がSNSや口コミサイトで増えています。キリンの人気チューハイ氷結シリーズの中でも、爽やかな青りんごの香りが特徴だったこのフレーバー。今回は、その“終売の噂”について、販売終了の背景や代わりに楽しめる味をわかりやすくまとめます。
氷結グリーンアップルとはどんなチューハイ?
まずは、氷結グリーンアップルの基本情報をおさらいしておきましょう。
氷結グリーンアップルは、キリンビールが展開する氷結シリーズの一つで、青りんごの爽やかさとキリッとした炭酸感が特徴のチューハイです。特に2025年3月に発売された「氷結 無糖 グリーンアップル ALC.7%」は、糖類・甘味料不使用の“無糖チューハイ”として登場し、すっきりとした飲み口と高アルコール度数で人気を集めました。
無糖シリーズは「食事に合うチューハイ」として注目され、氷結ブランド全体の中でも重要な位置を占めています。その中でグリーンアップル味は、春から夏にかけての季節感と、青りんごのフルーティーな香りで多くのファンを獲得しました。
なぜ氷結グリーンアップルが終売になったのか
そんな人気商品が、なぜ突然店頭から姿を消してしまったのでしょうか。ここからは、販売終了の背景を探っていきます。
期間限定販売による“出荷終了”
まず結論から言うと、氷結グリーンアップルは期間限定商品として発売されたもので、定番化されていたわけではありません。キリンの公式サイトには、出荷終了品一覧に「氷結 無糖 グリーンアップル ALC.7%」が掲載されており、2025年8月に出荷終了となっています。
つまり、メーカーとしての出荷はすでに完了しており、今後は市場在庫のみの販売という状態です。
この「出荷終了=終売」という形が、店頭で見かけなくなった理由のひとつです。
氷結シリーズの“フレーバーローテーション”戦略
氷結シリーズは、定番フレーバー(レモン・グレープフルーツなど)に加え、季節限定や地域限定など、多彩な味を展開しています。これは、チューハイ市場全体で“飽きさせない工夫”として定着した戦略です。
特に、青りんごのようなフルーツ系フレーバーは、春~夏にかけて登場し、一定期間で次の限定味へと切り替わります。そのため、グリーンアップル味ももともと短期販売を前提とした企画商品だった可能性が高いのです。
無糖市場の急拡大とブランド整理
近年、チューハイ市場では「無糖・糖類ゼロ」への需要が急増しています。
2020年にはRTD市場の約4%だった無糖系が、2024年には約24%まで拡大したと報じられています。氷結 無糖 グリーンアップル ALC.7%を含む無糖シリーズもこの流れを牽引しており、ブランドとして“どの味を定番化するか”という選択が常に求められています。
その中で、グリーンアップル味はあくまで限定的なテスト的フレーバー。好評ではあったものの、無糖シリーズ全体のバランスを取る中でラインナップ整理の一環として終了したと考えられます。
口コミで広がる“どこにも売ってない”という声
SNSや口コミサイトを見てみると、「どこに行っても売っていない」「もう手に入らないの?」という投稿が多数あります。これは前述のように出荷終了によるもので、販売終了時期を過ぎた地域から徐々に姿を消していったことが要因です。
一方で、通販サイトや一部のディスカウントストアでは、まだ在庫が残っているケースもあります。「メーカー終売のため在庫限り終了」と記載されている販売ページも見られますので、もし飲みたい方は早めにチェックしておくのが良いでしょう。
氷結グリーンアップルの味わいと人気の理由
終売を惜しむ声が多い理由のひとつに、その味の完成度があります。
無糖ながらしっかりと青りんごの香りが立ち、甘さを抑えた爽快な後味。食事と合わせやすく、どんなシーンでも飲みやすいという評価が多く見られます。
「甘くないのに果実感がある」「無糖で飲み疲れしない」「香りが上品」といったレビューが多く、従来の“氷結らしい果実感”を保ちつつ、新しい無糖路線を体現した味でした。
そのため、期間限定で終わってしまったことを残念がるファンが多く、再販を望む声も少なくありません。
今後の再販や復活の可能性は?
氷結グリーンアップルは、過去にも何度か再登場しています。2016年頃には定番の「氷結 グリーンアップル(5%)」として登場し、数年後に一度終売。その後、2023年にも期間限定で復活した経緯があります。
このように、氷結シリーズでは人気のフレーバーが限定復活するケースがよく見られます。
したがって、グリーンアップルも今後、季節限定や新仕様として再登場する可能性は十分あります。公式サイトやニュースリリースをチェックしておくと、再販情報をいち早く知ることができるでしょう。
代わりに楽しめる氷結のおすすめフレーバー
「グリーンアップルがもう買えないなら、次は何を選べばいい?」という方のために、代わりに楽しめる氷結シリーズをいくつか紹介します。
氷結 無糖 レモン
定番中の定番であり、氷結 無糖シリーズの看板商品。食事に合うすっきりとした味わいで、グリーンアップル同様に“甘くない爽快系”を求める方におすすめ。
氷結 無糖 グレープフルーツ
無糖ながらしっかりとした果実感があり、苦味と酸味のバランスが絶妙。さっぱりとした後味で、夏にぴったりのチューハイです。
氷結 シャルドネスパークリング
少し甘みのある果実系を楽しみたい方にはこちら。白ワインのような香りが特徴で、フルーティーさを求める層に人気があります。
他ブランドの代替チューハイもチェック
他社ブランドでも、氷結グリーンアップルに近い味わいやコンセプトの商品があります。
- -196℃ 無糖〈レモン/ライム〉
甘さ控えめでアルコール度数も高め。無糖チューハイとして人気です。 - 贅沢搾りZERO
果汁感を残しつつ糖類ゼロに仕上げたライン。アップル系や柑橘系の味わいが豊富。 - 極上レモンサワー
食事との相性を重視した辛口設計で、無糖派にも支持されています。
これらの中から、アルコール度数・果実感・無糖仕様など、自分の好みに合うものを探すのも楽しいでしょう。
氷結グリーンアップルが残したもの
氷結グリーンアップルは、単なる一過性の限定商品ではありませんでした。
「無糖でも美味しい」「果実感とすっきり感の両立ができる」という新しい方向性を示した存在でもあります。
その証拠に、氷結ブランドは今も無糖シリーズの強化を続けており、無糖市場をけん引する立場にあります。今回のグリーンアップルの販売終了は、“人気の中での一区切り”であり、今後の新フレーバー展開に期待を持てる動きと言えるでしょう。
氷結グリーンアップル終売のまとめ
・氷結グリーンアップル(無糖・7%)は2025年3月に発売、8月に出荷終了
・期間限定商品のため、現在は在庫限りで販売終了状態
・定番化されなかった理由は、フレーバーローテーションと無糖シリーズの整理
・再販やリニューアルの可能性は今後も十分あり
・代替としては「氷結 無糖 レモン」「氷結 無糖 グレープフルーツ」などが有力
氷結グリーンアップルの“終売”は本当?再登場に期待して
氷結グリーンアップルが店頭から消えたのは寂しいですが、氷結シリーズの魅力は常に新しい味を楽しめることにあります。今回の終売は“期間限定商品の役目を終えた”だけで、また別の形で戻ってくる可能性も高いでしょう。
爽やかな青りんごの香りをもう一度楽しめる日を期待しながら、今は無糖シリーズの他の味を試してみるのもおすすめです。
氷結グリーンアップルの記憶を胸に、次の季節の一杯を楽しみに待ちましょう。

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