「最近、あのココナッツサブレアイスを全然見かけない……」
そんな声がSNSでもじわじわ増えています。
あのサクサク食感のサブレと、なめらかなアイスの組み合わせ。お菓子好きなら一度はハマったあの味が、なぜ今、店頭から消えているのでしょうか。この記事では「ココナッツサブレアイスが売ってない」と話題になっている理由、販売終了の有無、そして再販や購入方法について詳しく掘り下げていきます。
ココナッツサブレアイスとは?人気の理由をおさらい
まずは、そもそも「ココナッツサブレアイス」とはどんな商品だったのかを振り返ってみましょう。
グリコが発売した「ココナッツサブレサンドアイス」は、日清シスコのロングセラー菓子「ココナッツサブレ」をそのまま使い、バニラアイスをサンドした贅沢な一品。2012年に登場して以来、SNSや口コミで瞬く間に話題になりました。
人気の理由は、あの「サクサク感を損なわずにアイスと一体化していること」。冷凍庫から出してすぐでもサブレが固くなりすぎず、ちょうどいい食感を楽しめる点がファンを虜にしてきました。
「どこにも売ってない!」という声が急増中
最近、「ココナッツサブレアイスが売ってない」という投稿がX(旧Twitter)やInstagramで相次いでいます。
・「ファミマにもイオンにも無い!」
・「箱で買ってたのに、最近全然見かけなくなった」
・「食べたいのに、どこを探しても見つからない…」
このように、“売ってない”という状況に戸惑う声が多いのです。では、本当に販売終了してしまったのでしょうか?それとも、流通や在庫の問題なのでしょうか。
販売終了の公式発表はなし。だが流通量は激減中
まず結論から言えば、現時点でグリコ公式サイトでは「販売終了」とは発表されていません。
むしろ、商品ページも公開され続けており「販売中」の扱いになっています。つまり「終売」ではなく、「一部店舗での流通が限られている状態」が正しいようです。
ただし実際の売り場を見ると、確かに見つけにくくなっています。これは、販売が全国一律ではなく、地域・店舗によって取扱が大きく異なるため。特にファミリーマートでの目撃情報が多い一方、セブンイレブンやローソンではあまり見かけないという報告が多いようです。スーパーでも「イオンにはあったが、ドンキや業務スーパーには無い」といった地域差があるのが現状です。
「売ってない理由」その1:供給調整と在庫の波
実は、ココナッツサブレアイスが発売された当初も“売れすぎて一時販売休止”になった過去があります。
2012年の発売直後、予想を大きく上回る売れ行きとなり、製造・供給が追いつかずに一時的に販売が止まったのです。その後、再出荷されましたが、この出来事が現在の“入荷が安定しない”構造にも影響していると考えられます。
アイスは冷凍保管が必要なため、通常の菓子と違って在庫を多く抱えることができません。メーカーや小売側が在庫ロスを避けるため、出荷量を慎重に調整しているのも「どこにも売ってない」と感じる要因の一つです。
「売ってない理由」その2:価格上昇による販売戦略の見直し
もう一つの理由は、価格の上昇です。
発売当時380円前後だった参考価格は、原材料や物流コストの上昇に伴い、2025年には約610円まで値上がりしたと報じられています。内容量は変わらないまま価格だけが上がると、販売店側としても回転率が落ちるため、棚から外す判断をするケースが出てくるのです。
また、冷凍アイスは電気代・冷蔵庫スペースのコストが高く、小売店が扱うには負担が大きいカテゴリー。結果として、定番棚から外れ、スポット的に入荷する“限定流通商品”的な扱いになっているとみられます。
「売ってない理由」その3:意図的な“希少化”戦略の可能性
ココナッツサブレアイスは、もともと「話題性のあるコラボ商品」という性格が強い商品です。
メーカーが意図的に供給量を絞り、“探して買う”楽しさやSNSでの拡散効果を狙っている可能性もあります。実際、「見つけたらラッキー」「幻のアイス」などと話題になること自体がプロモーションになる面もあるのです。
限定的に販売されることで、リピーターやファンが「また出た!」と盛り上がる。この“希少性マーケティング”は、アイス業界では定番の手法になりつつあります。
「売ってない理由」その4:季節・地域による販売差
アイスの販売は季節によって大きく変動します。夏には多くの種類が出回る一方、冬になると取り扱い商品を絞る店舗が増えます。ココナッツサブレアイスもその例外ではなく、特に寒い季節には流通が減る傾向があります。
さらに、地域によって冷凍物流のコストも異なり、地方では入荷頻度が少ないケースも。都市部では箱入りアイスコーナーに並んでいても、地方の小規模スーパーでは取り扱いがないという声もあります。
「販売終了」ではないが“入手困難”な現状
以上の理由を総合すると、ココナッツサブレアイスは「販売終了ではないが、実質的に入手しづらい状態」にあると言えます。
・供給調整で生産・出荷量が限られている
・価格上昇で取扱店舗が減少
・冷凍物流コストの影響で流通に偏り
・希少性を維持するマーケティング戦略
これらの要素が重なり、「どこにも売ってない」と感じる消費者が増えているのです。
再販・購入できる可能性はある?
では、今後ココナッツサブレアイスは再販されるのでしょうか。
結論から言えば「完全な終売ではないため、再販というより“継続販売中”」と考えるのが自然です。ただし、流通量が少ないため、タイミングによっては店頭から消える時期があるのです。
実際、Amazonや楽天などの通販では「在庫あり」で販売されています。価格は店頭よりやや高めですが、確実に購入したい人には有効な手段です。また、ファミリーマートやイオン系スーパーでの入荷報告が比較的多いため、定期的にチェックするのもおすすめです。
さらに、メーカー公式サイトやSNSでキャンペーン情報が出ることもあるため、フォローしておくと再入荷のタイミングを逃さずキャッチできます。
「見つけたら即買い」が正解!
ここまで見てきたように、ココナッツサブレアイスが“売ってない”のは、販売終了ではなく「流通と供給の波による一時的な入手難」が主な理由です。
再販情報を待つまでもなく、もし店頭で見かけたら、それはチャンス。次にいつ出会えるかわからないので、迷わずカゴに入れておくのが正解です。
あのサクサク感とバニラの組み合わせを、また味わえる日を楽しみにしているファンは多いはず。通販やSNSをうまく使って、見逃さないようにチェックしておきましょう。
まとめ:ココナッツサブレアイスが売ってない理由と今後の展望
「ココナッツサブレアイスが売ってない理由は?」という疑問の答えは、一言で言えば「終売ではなく、流通量の制限と価格・供給のバランス調整にある」と言えます。
メーカーの公式情報では販売継続中であり、オンラインでは今も入手可能。つまり“幻”ではなく、“出会えるタイミングが限られているアイス”なのです。
近くのスーパーやコンビニを定期的にのぞいたり、通販を活用したりすれば、まだあの味に再会できるチャンスはあります。
もしまた店頭で見かけたら、その時は迷わず手に取ってください。
ココナッツサブレアイスを求める声が多いほど、きっとメーカーもその熱を感じて、今後の再展開を検討してくれるはずです。

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