コストコで人気だった「アップルベーコン」、最近見かけなくなった…と感じている人が増えています。
SNSや口コミでも「アップルベーコンが売ってない」「いつものブロックが消えた」と話題になっています。
この記事では、実際にどうなっているのか、販売終了の可能性や代替商品、今後の展望まで詳しく整理していきます。
コストコの「アップルベーコン」とはどんな商品?
コストコのアップルベーコンは、食品メーカー米久(よねきゅう)が製造している人気商品。
正式名称は「アップルスモークドベーコン」や「林檎のベーコン」と呼ばれ、豚ばら肉をりんご果汁に漬け込み、さらに“りんごの樹のチップ”で燻製した香り豊かなベーコンです。
以前はブロックタイプ(塊)の真空パックが主流で、好きな厚さに切ってベーコンステーキやパスタ、チャーハンなどに使える自由度の高さが魅力でした。
肉の旨味とスモークの甘い香り、りんご果汁のやさしい風味が絶妙で、コストコの加工肉コーナーでも定番の人気商品として長年愛されてきました。
「アップルベーコンが売ってない」と言われるようになった理由
ここ1〜2年ほどで、「コストコでアップルベーコンを見かけない」という声が多くなっています。
実際に複数のユーザーが、SNSや掲示板で次のように報告しています。
- 「いつものブロックタイプがなく、切り落とししか置いてなかった」
- 「以前のパッケージが消えていた」
- 「在庫が減っていて、棚から姿を消している」
ではなぜこのような状況になったのでしょうか?
その背景には、いくつかの要因が重なっていると考えられます。
原因①:ブロックタイプからスライス・切り落としタイプへ仕様変更
もっとも大きな変化は、商品仕様のリニューアルです。
従来のブロック状ベーコンから、スライス済みや切り落としタイプへと変更されています。
この仕様変更は、「より手軽に使いたい」「切る手間を省きたい」という声を反映したもので、実際に「使いやすくなった」と好評な声もあります。
しかし、厚切りで焼きたい人やステーキ用にカットしたい人にとっては“別物”に感じられるため、「売ってない」「なくなった」と誤解されがちです。
つまり、商品自体は形を変えて継続販売されているケースが多く、パッケージデザインや名称が変わったことが“消えた”印象を生んでいるようです。
原因②:店舗や時期による在庫のばらつき
コストコでは店舗ごとに仕入れ状況や在庫の変動があり、必ずしもすべての倉庫店で同じ商品が並ぶとは限りません。
同じ商品でも「入荷タイミング」「販売ロット」「季節」などによって見かける時期が異なります。
特にアップルベーコンのような加工肉は、冷蔵商品のため流通が不安定になりやすく、在庫切れや一時欠品が起きやすいカテゴリーです。
「売ってない」という声の裏には、単に仕入れタイミングが合わずに“品薄”状態になっているケースもあります。
一方で、同じ時期に「別の店舗では普通に売っていた」という報告もあるため、店舗間の取り扱い差も大きな要因といえるでしょう。
原因③:製造コスト上昇や流通見直しによる影響
原材料費や輸送コストの上昇は、食品業界全体に広がっています。
特に輸入豚肉や燻製用のチップ、果汁などを使うベーコンはコスト上昇の影響を受けやすく、メーカー側が価格・製造ロット・供給方法を見直している可能性があります。
また、コストコは大量仕入れ・大容量販売が基本スタイル。
商品の回転率が落ちたり、仕入れ条件が変わると、一時的に棚から外すケースもあります。
これが「販売終了したのでは?」という噂を呼ぶきっかけになっていると考えられます。
原因④:季節・限定販売への移行の可能性
米久公式サイトでは、ギフト用の「林檎の樹からの贈り物」シリーズに「アップルベーコン」が含まれており、期間限定の販売日程が設定されているケースがあります。
こうした動きを見る限り、今後はコストコでも“通年販売”ではなく、“季節限定・数量限定”に移行していく可能性があります。
実際に、2024〜2025年にかけて「冬限定」「ギフト用セット」などの形で一部オンライン販売が確認されています。
つまり、完全な終売ではなく“販売形態のシフト”が起きている段階とみるのが現実的です。
代替としておすすめのベーコン・近い商品
アップルベーコンが見つからないときにおすすめできるのが、同じ米久の「アップルスモークドベーコン切り落とし」や「スライス仕様」のタイプです。
りんごチップ燻製の香りと風味はそのままで、形状だけが異なります。
また、同じ米久ブランドの「アップルスモークドロースハム」も、風味が近い加工肉として人気があります。
さらに、他社製品でも「りんごの木スモーク」や「無添加スモークベーコン」など、同系統の風味を持つものが増えています。
ネット通販では冷蔵・冷凍タイプが幅広く流通しており、探せば近い味わいを楽しめる選択肢は十分あります。
在庫確認・購入時の注意点
コストコでアップルベーコンを探す場合、次のポイントを押さえるとスムーズです。
- 倉庫店により取り扱いが異なるため、電話で在庫を確認するのが確実。
- パッケージの仕様変更に注意。ブロックではなく「スライス」「切り落とし」と表示されていることもある。
- 通販サイト(コストコオンライン、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)でも冷蔵発送で販売される場合がある。
- 冷凍保存が可能なので、見つけたときにまとめ買いして小分け冷凍しておくと便利。
また、賞味期限が比較的短めの商品なので、開封後は早めに消費するようにしましょう。
今後の展望と再販の可能性
過去の事例をみると、コストコの商品は「一度姿を消した後に再登場」するケースも少なくありません。
アップルベーコンも、在庫調整や製造ラインの変更を経て再販される可能性は十分にあります。
特に年末年始やギフトシーズンは燻製・加工肉の需要が高まりやすく、そのタイミングで再入荷することが多いです。
コストコファンの間でも、「数か月後に復活していた」「別の形で戻ってきた」という報告が過去にも見られました。
定期的に店舗やオンラインをチェックしておくのがおすすめです。
まとめ:コストコのアップルベーコンが売ってない理由と今後のポイント
コストコのアップルベーコンが「売ってない」と言われる理由をまとめると、以下の通りです。
- ブロックタイプが仕様変更され、スライス・切り落としタイプに移行した
- 店舗や時期によって在庫が変動し、見かけないことがある
- 原材料コストの上昇や流通見直しで仕入れが限定されている
- 季節限定・数量限定に切り替わっている可能性がある
つまり、「完全な終売」ではなく、「販売形態の変化」「供給数の減少」が主な要因です。
代替商品や通販をうまく活用すれば、これまでと同じ味を楽しむことも可能です。
アップルベーコンは、その甘いスモーク香とジューシーな味わいで根強いファンが多い商品。
またいつかコストコの店頭で再び出会えることを期待しつつ、今は代替商品やオンライン販売も上手にチェックしておきましょう。

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