「シティーズスカイラインSwitch版がどこにも売ってない！」
最近そんな声をSNSやゲームコミュニティでよく見かけます。
かつてはパッケージ版も店頭に並んでいたこの人気都市シミュレーションゲーム。なぜ今、手に入りにくい状況になっているのでしょうか。ここでは、在庫切れや販売終了の背景、再販の可能性などをわかりやすく解説します。
シティーズスカイラインSwitch版とはどんなゲーム？
「Cities: Skylines（シティーズスカイライン）」は、Paradox Interactiveが発売した都市建設シミュレーションゲーム。
PC版で大ヒットした作品で、街のインフラ、交通、住民の幸福度まで自分の手でコントロールできる自由度の高さが特徴です。
Switch版は2018年9月に発売され、持ち運びできる都市運営ゲームとして話題になりました。
HD振動対応、携帯モードでのプレイ、そしてDLC「After Dark」と「Snowfall」が同梱されているのも魅力。
ただ、その後のアップデートや追加コンテンツはほぼ停止しており、Switch版は「初期パッケージのまま」で完結している状態です。
シティーズスカイラインSwitch版が「売ってない」と言われる理由
ここ数年、「Switch版がどこにも売ってない」という声が急増しています。
実際にネットショップを調べると、在庫なし・販売終了の表示が目立ちます。では、なぜこうなったのでしょうか。
1. 販売元によるサポート終了
開発元であるColossal Order、販売元のParadox Interactiveは、Switch版の更新・サポートを2019年頃に終了しています。
公式フォーラムやRedditでは「Switch版は開発を終了した」「性能面でアップデートが難しい」というコメントも確認されています。
つまり、Switch版は今後もバージョンアップやDLC追加が行われる予定がなく、メーカー側としては販売を続ける意味が薄くなってしまったのです。
2. ハード性能の制約
シティーズスカイラインは都市の規模が大きくなるほどデータ処理量が膨大になります。
Switchは携帯機として優れたバランスを持つ一方で、PC版や他の据え置き機に比べて性能が限られており、大規模都市のシミュレーションには向きません。
そのため、Switch版は動作を安定させるために機能を制限しており、開発チームが「これ以上の拡張は難しい」と判断したことが販売終了につながったと考えられます。
3. 流通在庫の枯渇
パッケージ版は発売から年数が経ち、在庫を抱えるリスクもあるため、メーカーや流通業者が再生産を控えています。
すでに店頭や公式ショップから姿を消しており、残るは中古市場や輸入版のみ。
特に国内版の新品はほぼ見かけなくなり、ネット上ではプレミア価格で取引されていることもあります。
公式ストアや通販サイトの現状
2025年現在、任天堂の公式オンラインストア「My Nintendo Store」でシティーズスカイラインを検索しても、Switch版の販売ページは見つかりません。
一方、楽天市場やYahoo!ショッピングなどでは「輸入版」や「中古品」として出品されていますが、多くは在庫切れや高額価格設定になっています。
また、デジタル版についても「販売終了」や「購入できない状態」になっている報告があります。
これは任天堂ストア側が販売契約を終了した、もしくはパブリッシャー側の意思で販売を停止している可能性があります。
シティーズスカイラインSwitch版は「終売」なのか？
「販売終了（終売）」と公式に発表されているわけではありませんが、実質的にはそれに近い状態です。
以下の点からも「事実上の終売」と考えるのが妥当でしょう。
- 公式からのアップデート・サポートが停止している
- 任天堂ストアで新規購入できない
- 国内パッケージ版の再販情報がない
- 流通在庫が消滅しつつある
一方で、中古ショップやフリマサイトなどには一定数の出品があります。
中古であれば動作は問題ありませんが、購入時には日本語対応や状態の確認が必要です。
また、海外版は日本語表示に対応しているものとそうでないものがあるため、出品情報をよく確認しておくことをおすすめします。
他機種版や続編への移行も進行中
Switch版が終売状態になっている一方で、シリーズは進化を続けています。
2023年には続編「Cities: Skylines II」が登場し、よりリアルで複雑な都市開発が可能になりました。
現時点ではPC版のみの正式リリースですが、今後コンソール版（PlayStationやXbox）も展開予定です。
そのため、開発・販売リソースが新作へと移行したことで、旧Switch版が自然と流通から外れていったと考えられます。
これは多くの大型タイトルで見られる流れであり、「旧ハードの移植版が一定期間で販売終了する」のは珍しいことではありません。
今から遊びたい人への選択肢
「どうしてもSwitchでシティーズスカイラインを遊びたい」という方は、次の方法を検討してみましょう。
- 中古ショップやフリマアプリを探す
ブックオフやゲオ、メルカリなどで中古ソフトが出品されていることがあります。
ただし人気タイトルのため、価格が高騰している場合があります。 - 輸入版を購入する
海外版でも日本語対応のものがあり、通常のSwitch本体でプレイ可能です。
ただし、DLCやオンラインサービスの仕様が異なる場合があるため、購入時に確認が必要です。 - 他機種版をプレイする
PC版やPS4/PS5版は現在も購入可能で、DLCも豊富。
より拡張された環境で街づくりを楽しみたい方にはこちらがおすすめです。
今後の再販や復活の可能性
現時点ではSwitch版の再販計画やリマスター版の発表はありません。
しかし、任天堂次世代機（通称「Switch 2」）が登場するタイミングで、再び移植版が検討される可能性はあります。
特に「Cities: Skylines II」が家庭用機でも展開される予定であることを考えると、シリーズの再注目に合わせて旧作が再配信されることも考えられます。
一方で、Switch版自体はサポートが終了しているため、旧作のまま再販される見込みは薄いという見方が一般的です。
再び遊びたい人は、デジタルアーカイブ的な形で再配信されるか、次世代機向け移植が実現するかを待つことになりそうです。
シティーズスカイラインSwitch版が売ってない理由まとめ
ここまで紹介したように、「シティーズスカイラインSwitch版が売ってない」と言われる理由は以下の通りです。
- 開発・サポートが2019年頃に終了
- Switchの性能的制約で拡張が難しかった
- 新作「Cities: Skylines II」への移行
- パッケージ再生産が止まり、在庫が枯渇
- 任天堂ストアでのデジタル販売停止
つまり、メーカーの方針転換と市場在庫の減少が重なり、自然に“終売状態”へと移行したというのが実情です。
Switch版が再び登場するかは不透明ですが、シリーズ自体は進化を続けています。
もし都市づくりの魅力を存分に楽しみたいなら、PC版や次世代機でのプレイも検討するのがおすすめです。
シティーズスカイラインSwitch版が売ってない――。
その背景には、ハード性能や開発方針、そして新作への移行という時代の流れがありました。
いずれにしても、都市をデザインする楽しさは変わりません。
あなたの“理想の街”づくりは、別の舞台でまだまだ続けられるはずです。
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