最近、「ブレンディほうじ茶オレを見かけなくなった」「どこにも売ってない」という声が増えています。スーパーでもコンビニでも見つからず、ネットで探しても在庫限りの表記がちらほら。実はこの「ブレンディ スティック ほうじ茶オレ」、すでに製造終了していることをご存じでしょうか?
ここでは、なぜ販売中止になったのか、再販の可能性はあるのかを丁寧に解説していきます。
ブレンディほうじ茶オレとは?香ばしい和テイストが人気の一杯
「ブレンディ スティック ほうじ茶オレ」は、味の素AGFが展開する人気のスティック飲料シリーズのひとつ。国産の石臼挽き茶葉を使用し、香ばしいほうじ茶の香りとまろやかなミルクのコクが特徴の、和風ミルクティーのような味わいが楽しめる商品でした。
お湯を注ぐだけでカフェのような味が作れる手軽さもあり、「一息つきたいときにぴったり」「甘くて癒される」と口コミでも評判。コーヒーが苦手な人や、リラックスしたい夜に飲む人にも人気がありました。
ラインナップには「6本入り」「18本入り」「20本入り」など複数のパッケージが存在し、スーパーやドラッグストアでも定番商品として並んでいた時期がありました。
どこにも売ってない?その理由は「製造・出荷終了」
「売ってない」「在庫がない」と感じた人が多い最大の理由は、公式による製造終了です。
AGFの公式サイト「製造終了品のご案内」には、2025年9月下旬出荷分をもって「ブレンディ スティック ほうじ茶オレ18本」が製造および出荷終了になることが明記されています。つまり、メーカーとしての生産はすでに終わっているということです。
一部の通販サイトでは「取扱停止」と記載されており、卸売業者や小売店への供給も段階的に終了していることが確認されています。店頭で見かけないのも無理はありません。
ただし、完全に消えたわけではなく、流通在庫が残っている店舗や通販サイトでは購入できる場合もあります。Amazonや楽天市場では「在庫あり」「まとめ買い」などの表示が見られることもあるため、探すなら今のうちと言えるでしょう。
なぜ販売中止になったのか?背景にある5つの理由
ブレンディほうじ茶オレの製造終了には、いくつかの背景が考えられます。メーカー側から具体的な理由は公表されていませんが、業界動向や市場傾向から読み取れる要素を整理してみましょう。
1. 需要の減少と売上の頭打ち
「お茶×ミルク系」の飲料市場は、一時的なブームの後、徐々に落ち着きを見せています。
特に、スティック飲料の主力はコーヒーやカフェオレ系。紅茶オレや抹茶オレは一定の需要がありますが、「ほうじ茶オレ」はややニッチな存在でした。結果として、売上構成比が低く、生産ラインの効率化を進める中で整理対象になった可能性があります。
2. 原材料コストと国産茶葉の高騰
この商品は“国産石臼挽き茶葉”を使用していたことが特長でした。
しかし、近年は国産茶葉の価格が上昇し、製造コスト全体に影響を及ぼしているといわれています。品質を維持しながら価格を据え置くのが難しく、採算面で厳しかったことも製造終了の一因と考えられます。
3. 商品ラインナップの整理とブランド再編
AGFは「ブレンディ スティック」シリーズを通じて数十種類以上のフレーバーを展開しており、定期的に人気商品の入れ替えや限定フレーバーの投入を行っています。
その過程で、販売数量の少ないフレーバーや季節限定系が整理されることがあります。
「ブレンディ スティック ほうじ茶オレ」もその一環として、生産を終了した可能性が高いでしょう。
4. 健康志向と“甘さ控えめ”トレンドの影響
近年は健康志向の高まりから、甘い飲み物を避ける人が増えています。
「ブレンディ スティック ほうじ茶オレ」は、砂糖やミルクを加えた“甘めのほうじ茶”が特徴。リラックス目的では好まれる一方で、「甘すぎる」「カロリーが気になる」と感じる層も増えており、こうした嗜好の変化も販売縮小につながった可能性があります。
5. 流通・棚スペースの制約
スーパーやコンビニでは棚スペースが限られているため、売れ筋以外のフレーバーは陳列対象から外されやすくなります。
とくにコーヒー系のスティック飲料が主流の中で、「ほうじ茶オレ」は補充・在庫管理の手間に見合わず、取り扱いを終了する店舗が増えたと考えられます。
まだ買える?ブレンディほうじ茶オレの入手方法
販売終了とはいえ、2025年11月現在も通販を中心に在庫が残っているケースがあります。以下のルートで探してみましょう。
- Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング
これらの大手通販サイトでは、出品者在庫や旧ロットを販売しているケースがあります。まとめ買いセットも多く、1箱あたりの単価が安くなることも。 - ドラッグストア・スーパーの在庫処分コーナー
地域によっては在庫限りで残っている場合も。特に地方スーパーや業務スーパーでは、旧パッケージ商品がひっそり置かれていることがあります。 - ネットオークション・フリマアプリ
出品数は少ないものの、未開封のスティックセットが販売されていることも。ただし賞味期限や保存状態には注意が必要です。
いずれにせよ、今後は供給が止まるため、気に入っている人は早めに確保しておくのがおすすめです。
再販の可能性はある?
AGFの公式発表では、現時点で「再販予定」は明言されていません。
「製造および出荷を終了しました」という文面のみで、再発売に関する記載はなし。ただし、ブレンディシリーズは人気が高く、過去には限定復刻フレーバーが登場した例もあります。
そのため、完全に再販の望みが絶たれたわけではありません。
消費者からの要望が多ければ、期間限定や通販限定で復刻する可能性も十分あります。とくに“和風テイスト”“リラックス系カフェ飲料”の需要が高まる季節(秋冬)には、再注目される余地があるでしょう。
AGFは近年、季節限定の「ブレンディ スティック 抹茶オレ」「黒糖ラテ」などを展開しており、ほうじ茶オレの再販はそうした限定フレーバーの流れで復活するケースが考えられます。
似た味を探すなら?代替商品・後継候補
ブレンディほうじ茶オレの再販が未定な中で、「似た味わいを楽しみたい」という人も多いでしょう。代替商品として検討できるのが次のようなラインナップです。
- ブレンディ スティック 抹茶オレ
同シリーズ内の人気商品。甘みとミルク感が近く、和風の香ばしさが好きな人にもおすすめ。 - 伊藤園 ほうじ茶ラテ
ペットボトルや紙パックでも展開されており、香ばしい風味とミルクのバランスが好評。 - スターバックス ほうじ茶ティーラテ
店舗・コンビニ向け商品として販売。やや高価ながら、より本格的な味わいが楽しめます。
味の方向性はそれぞれ異なりますが、「ほうじ茶+ミルク」の組み合わせを楽しみたい人には十分な選択肢です。
消費者の声と惜しまれる理由
SNSでは、「ブレンディほうじ茶オレが好きだったのに」「寒い季節にこれがないのがつらい」という声が数多く見られます。
その理由は、他の商品にはない“香ばしさとミルクの調和”にあります。手軽にお湯を注ぐだけで作れるのに、カフェの味に近いという満足度が高かったのです。
また、ほうじ茶の香りはリラックス効果があるといわれており、在宅ワークや夜のくつろぎ時間に愛用していた人も多かったようです。
そうした背景から、販売終了のニュースには驚きと残念の声が広がっています。
ブレンディほうじ茶オレが売ってないのはなぜ?まとめ
改めて整理すると、「ブレンディほうじ茶オレが売ってない」主な理由は以下の通りです。
- AGF公式が製造・出荷を終了したため
- 店舗での在庫がなくなり、流通量が減少
- 原材料価格や需要低下などで継続が難しくなった
- 在庫限りでの販売が続いているが、今後は入手困難に
再販については未定ですが、ファンの多い商品であることから、限定復刻やEC限定販売として再登場する可能性はあります。
もし見かけたら、今のうちに確保しておくのが賢明です。
香ばしくやさしい味わいの「ブレンディ スティック ほうじ茶オレ」は、多くの人にとって癒しの一杯でした。
販売終了は惜しまれますが、またいつか再び戻ってきてくれる日を期待したいですね。

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