最近、「ブレンディ スティック ココア・オレが売ってない」「どこにも置いてない」という声がSNSや口コミで増えています。寒い季節になると飲みたくなる定番の甘い一杯だけに、突然の店頭消失に驚いた方も多いでしょう。この記事では、ブレンディ スティック ココア・オレがなぜ売っていないのか、販売終了や休売の真相、そして再販の可能性について詳しくまとめていきます。
ブレンディ スティック ココア・オレが売ってない?まず現状を整理
まず結論から言うと、ブレンディ スティック ココア・オレ(正式には「ブレンディ スティック ココア・オレ20本」など)は、一部サイズ・商品がすでに製造および出荷を終了しています。
メーカーである味の素AGF株式会社は、2024年10月31日付で公式に「ブレンディ スティック ココア・オレ20本」を一時休売すると発表しました。その理由は、「カカオ原料の調達が不安定で、供給が逼迫しているため」とのこと。つまり、販売を止めたのは原料不足によるもので、当初は“安定供給体制を整えるための一時的な対応”という説明でした。
しかしその後、AGF公式サイトの「製造終了品のご案内」ページでは、「ブレンディ スティック ココア・オレ(ブレンディ スティック ココア・オレ20本/ブレンディ スティック ココア・オレ6本/ブレンディ スティック ココア・オレ70本)」を2025年3月下旬をもって製造および出荷を終了と明記。これにより、実質的には“終売”扱いになったと見られています。
販売終了(終売)になった理由とは
ブレンディ スティック ココア・オレが売っていない背景には、いくつかの現実的な理由があります。
1. カカオ原料の供給不足
最も大きな要因は、世界的なカカオ原料の不足です。カカオ豆の主要生産地である西アフリカでは、近年の異常気象や害虫被害の影響で生産量が減少。加えて、国際的な物流コストの上昇や為替変動も重なり、原料調達が難しくなっているのです。AGFも公式発表で「ココア原料の供給が逼迫している」と明言しています。
2. 製造コストと流通コストの高騰
粉末飲料は軽そうに見えて、実際には海外からの輸入原料に依存しています。特にブレンディ スティック ココア・オレは、クリーミングパウダーや砂糖に加え、海外製造のココアパウダーを使用しており、原材料価格が上昇するとすぐにコスト構造に影響します。これに人件費・物流費・燃料費の高騰が重なり、採算が取りづらい商品になってしまったと考えられます。
3. シリーズ全体のライン整理
AGFはここ数年、「ブレンディ スティック」シリーズを中心に商品の整理・リニューアルを進めています。シリーズ全体で終売となるフレーバーも多く、在庫管理・製造ラインの効率化を目的としたブランド再構築の一環と見られます。その中で、季節性が強く原料リスクの高いココア系が整理対象となった可能性が高いでしょう。
一時休売から終売へ――変化した公式方針
当初は「一時休売」として発表されたブレンディ スティック ココア・オレ。しかしその後、公式リストでは“製造および出荷を終了”と明示され、事実上の終売となっています。
この流れを時系列で整理すると以下のようになります。
- 2024年10月31日:AGFが一時休売を発表。「販売再開見込みは2025年3月予定」と告知
- 2025年初頭:同社公式「製造終了品のご案内」に“製造・出荷終了”を追加
- 2025年3月下旬予定:製造終了(在庫がなくなり次第販売終了)
つまり、2024年秋時点では再販を予定していたものの、年をまたぐ間に方針が変わったことになります。原料事情の改善が見込めなかった、もしくは採算性の問題が大きく、継続販売が難しいと判断されたと推測できます。
どこにも売ってないのはなぜ?流通と在庫の現状
店頭やネットで「ブレンディ スティック ココア・オレが売ってない」と感じる最大の理由は、すでに出荷が止まり、在庫が消化されているためです。
スーパーやドラッグストアでは、在庫分を販売し終えると新たな入荷がありません。特に地方の店舗では早い段階で棚から消えています。一方、ネット通販では一部の在庫が残っており、AmazonやYahoo!ショッピングなどではまだ購入可能なケースもあります。ただし、数が限られており、価格が高騰している場合もあります。
消費者の口コミを見ても、「冬用に買いだめした」「店員さんに聞いたらもう仕入れがないと言われた」といった声が目立ちます。これらは、流通在庫が尽きつつある典型的な終売の兆候です。
再販の可能性はあるのか?
気になるのは「再販されるのか?」という点ですが、現時点では再販の見込みは非常に低いと考えられます。
理由は、公式サイトが「製造終了」と明記しているためです。再販を予定している商品であれば、「一時休売中」「再開準備中」といった表現が使われるのが一般的。したがって、現時点の公式文言から判断すると、“ブレンディ スティック ココア・オレ”の復活は難しい状況にあります。
ただし、AGFが完全にココアカテゴリを撤退したわけではありません。過去にも「ブレンディ スティック ココア・オレ ポリフェノールリッチ」など、新シリーズとしてリニューアル商品を展開していた例があります。今後、原料調達が改善すれば、“新しいブレンディ スティック ココア・オレ”として再登場する可能性はあります。
手に入れたい人ができること
現時点でブレンディ スティック ココア・オレを入手したい場合、以下の3つの方法があります。
- ネット通販で探す
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどでは、在庫が残っている店舗が見つかる可能性があります。価格が高くなっていることもあるため、販売元や賞味期限をしっかり確認しましょう。 - ドラッグストア・スーパーの在庫をチェック
一部のチェーン店では、店舗在庫が残っている場合があります。特に大型店舗や地方のスーパーでは、在庫が遅れて消化される傾向があります。 - 代替商品を検討する
同じAGFブランドでは「ブレンディ スティック カフェオレ」や「ブレンディ スティック 紅茶オレ」などが引き続き販売中。また、森永製菓 ミルクココアなども根強い人気を誇ります。甘さや風味の違いはありますが、温かいココアを楽しみたい人には十分な選択肢です。
SNSでも話題に―“冬の定番”が消える寂しさ
SNSでは、「ブレンディ スティック ココア・オレがないなんて信じられない」「毎冬飲んでたのにショック」という投稿が多く見られます。特に、忙しい朝や仕事中にスティック1本で手軽に飲める点が支持されていただけに、販売終了を惜しむ声が広がっています。
同時に、「代わりになるココアを探している」「他メーカーに乗り換えた」という声も多く、冬のホットドリンク市場の動向にも影響が出ているようです。
まとめ:ブレンディ スティック ココア・オレはなぜ売ってないのか
ブレンディ スティック ココア・オレが売っていない理由をまとめると、以下の通りです。
- 原料であるカカオの供給不足・価格高騰
- 製造コスト上昇とシリーズ整理による販売終了
- 公式発表で「2025年3月下旬に製造・出荷終了」と明記
- 現在は在庫限りでの販売で、再販予定は未定
つまり、単なる一時的な欠品ではなく、終売(販売終了)によって市場から姿を消しつつあるというのが現状です。
とはいえ、AGFがココア分野から完全撤退するとは限りません。今後、環境が整えば、リニューアル商品や限定復活といった形で再び登場する可能性もあります。公式サイトやSNSを定期的にチェックして、最新の情報を確認しておくと良いでしょう。
最後にもう一度――「ブレンディ スティック ココア・オレが売ってないのはなぜ?」という疑問の答えは、原料不足とシリーズ再編による終売です。長年愛された味だからこそ、またいつか新しい形で帰ってきてくれることを期待したいですね。

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